三菱電機株式会社は、プロジェクター用半導体レーザーの新製品として、業界で初めて※1メニスカスレンズ※2を内蔵した発光波長638nmでパルス駆動光出力2.5Wの赤色高出力半導体レーザー「ML562H84」を9月1日に発売します。外付けのコリメートレンズ※3が不要となり、プロジェクターの光学設計の簡素化や光学機器の小型化・低コスト化に貢献します。
- ※12017年7月5日時点、当社調べ。発光波長638nmのプロジェクター用赤色高出力半導体レーザーとして
- ※2レンズ形状の片側が凹で片側が凸の凹凸レンズ
- ※3光を平行にするためのレンズの総称。様々な形状(凸レンズ、凹レンズなど)があり、メニスカスレンズはその一つ
新製品の特長
- 業界初のメニスカスレンズ内蔵により、プロジェクターの設計簡素化などに貢献
- ・独自設計のメニスカスレンズ内蔵により、レーザー光の広がりを従来品※4比約700分の1に低減し平行光化を実現
- ・外付けのコリメートレンズが不要となり、プロジェクターの光学設計の簡素化や光学機器の小型化・低コスト化に貢献
- ※4638nm赤色高出力半導体レーザー「ML562G84」
- 業界最高のパルス駆動光出力2.5Wを実現
- ・レーザー光の利用効率98%以上を達成し、レンズ内蔵でも従来品※4と同じ業界最高※1のパルス駆動光出力2.5Wを実現
- ・視感度※5の高い波長638nmとパルス駆動光出力2.5Wにより、レーザーダイオード1個あたり約120ルーメン相当の光源の構成が可能
- ・放熱性の高い大型のφ9.0mm TO-CANパッケージにより、パルス駆動光出力2.5Wを0〜45℃の動作温度範囲で実現
- ※5視覚的に感じる明るさの度合いを表す量(lm/W)。同じ強さの光でも、波長が異なれば明るさの感覚が異なり、波長638nmの光は波長642nmの光と比較して視感度は21%向上する
発売の概要
製品名 | 形名 | 概要 | サンプル価格 (税抜き) |
発売日 |
レンズ付き638nm 赤色高出力 半導体レーザー |
ML562H84 |
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10,000円 | 9月1日 |
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 半導体・デバイス第二事業部 高周波光デバイス営業第ニ部
TEL: (03)3218-4880 FAX: (03)3218-4862