リリース全文（PDF：190KB）三菱電機株式会社は、原子力発電所の安全運転を支える当社の計装制御システム「MELTAC Nplus S（メルタックエヌプラスエス）」が、米国原子力規制委員会（以下、NRC）から、米国の原子力発電所への適用許可を取得しましたのでお知らせします。
当社は今後、「MELTAC Nplus S」の米国の原子力発電所での採用に向けた提案を推進します。
「MELTAC Nplus S」の概要
当社の計装制御システム「MELTAC」シリーズは、原子力発電所の安全運転を支える制御・監視システムです。その信頼性と品質は高く評価されており、これまで主に日本・中国の計38プラントの原子力発電所での採用実績があります。
「MELTAC Nplus S」は、NRCの原子力発電所安全系設備※1 に対する厳しい審査基準を満たすために、米国の規制に準拠した当社の品質保証プログラムを基に開発したものです。
- ※1：原子炉の安全性を確保するために圧力や温度などを監視し、異常時には原子炉を止めて冷やすなどの制御を行う重要な設備
NRC許可取得の狙い
当社は1970年代から40年以上にわたり、主に日本・中国の原子力発電所向けに計装制御システムを提供してきました。
今回、「MELTAC Nplus S」が米国の原子力発電所への適用許可を得たことにより、米国の原子力発電所の安全系設備の更新および新設需要に向けて、本製品と設計から試験までの一貫したサービスを提供していきます。
なお、当社は、米国の大手エネルギー技術企業Holtec（ホルテック）社と共同開発中の小型原子炉SMR-160※2 にも「MELTAC Nplus S」を適用する予定です。
- ※2：事故時に自然冷却が可能な高い安全性と信頼性を兼ね備えた次世代型の小型原子炉。
特長は次のURLを参照ください。
https://smrllc.com/news-videos/videos/smr-160-essentials/
TEL: (078)682-6003 FAX: (078)682-6008
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