導入事例
特定機能病院 愛知医科大学病院様
新病院にふさわしい安全性を
実現することができました。
自社開発の三菱電機なら運用面でも安心できる
愛知医科大学病院が新病院のコンセプトとして掲げた5つの基本方針のうち、1番目と2番目に位置するのが「患者さんの視点に立った病院」と「地域から信頼される、機能的で安全性の高い病院」。その実現に向けて、厳重な入退室管理は不可欠でした。
「病院は不特定多数の人間が出入りする場所ですので、残念ながら病棟内での盗難や赤ちゃんの連れ出し、さらには高齢者など患者さんが勝手に出て行ってしまうといった危険と隣り合わせの状態にあります」。
そう語るのは、施設・建設室の副室長を務める矢崎様。来院されるすべての方に安全・安心を約束するため、セキュリティーシステムの構築は竣工の5年前から慎重に検証を重ねたといいます。そのなかで、三菱電機の『MELSAFETY-G』を導入いただいた理由とは。同じく施設・建設室の主査を務める村上様は「運用面での安心感」とお答えくださいました。
「三菱電機は自社で開発・販売していることから、メンテナンスの面でも信頼できると考えました」との矢崎様に続き、セキュリティーを含め新病院の設計に携った菊池様からも「技術サポートが必要な際に気軽に相談できる安心感もポイントでしたね」との言葉をいただきました。
夜間の見舞客の受け入れに大きなメリット
実際に運用を開始して矢崎様が最初に導入効果を感じたのは「夜間の見舞客への対応」といいます。「これまでは“◯◯さんのお見舞いにきました”といわれると、守衛さんは病室まで案内せざるを得ませんでした。そこで新病院では、カードで入退室の履歴を管理し、さらに、見舞いに訪れた方は必ずサービスステーションの前を通ってから面会する順路にすることで安全性を強化しています。また二次的な効果として、見舞客への付き添いが不要になったことで、守衛さんの労力低減や人件費削減にもつながりました」。
加えて、入院患者の安全管理が円滑化したことも大きなメリットとのこと。「院内の主要な出入口にカードリーダーを設けることで、患者さんと職員の動線を明確に分割することができました。これにより患者さんの行動エリアが限定されますので、患者さんと職員の双方にとって、より安全・安心の環境を実現しています」。
最後に、菊池様が今回の『MELSAFETY-G』導入をこのように総括してくださいました。「むやみに監視カメラを増やすことは個人情報保護の面で違う問題を生むことになりますので、最初からセキュリティーレベルを高くしすぎないよう配慮しました。スタート時は必要最低限のセキュリティールールを設定し、運用していくなかで必要に応じてカスタマイズする─そんな自由度の高さがMELSAFETY-Gにはあります。これからもお客様のご要望に耳を傾けながら、スマートなセキュリティーシステムの構築にご協力したいと考えています」。
「さらに先へ、もっと前に」をスローガンに患者さんの視点で
最新・最良の医療を追求
約500台のカードリーダーと120台の監視カメラ。
フレキシブルに構築できるセキュリティーシステムを実現
愛知医科大学新病院のシステム概略
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