導入事例
森と光に囲まれたハイクオリティリゾート
祁答院リゾート株式会社様
電力を“見える化”し、
デマンドオーバーを未然に防止!
電力の使用状況を把握するために
平成3年の創業から四半世紀、当リゾートではさまざまな設備の老朽化が大きな課題となっていました。なかでも、とくに問題視していたのが電気設備です。電力デマンドがオーバーしそうになると手作業で熱源機器のON・OFFを繰り返すという非常に手間のかかる方法で制御しており、電力使用量のピークを迎える夏場はいつも神経をすり減らしていました。過去には婚礼会場や客室のエアコンが効かなくなるというトラブルに見舞われたこともあります。
このような事態を招いた最大の原因が「どこでどれだけ電力を使用しているのかがわからない」ということ。そのため、電力使用量がピークに達した際も「どこをOFFにすればいいか」という判断が難しい状況でした。その解決策として、2012年に三菱電機ビルテクノサービスさんからご提案いただいたのがファシーマです。当リゾートでは創業当初から三菱電機製のエレベーターや空調などを導入しており、それらを統合するシステムとしても有効と考え決断しました。
今後の設備更新計画にも役立てたい
ファシーマの機能でとくに魅力を感じたのは、やはり私たちが最も懸念していた電力の使用状況を“見える化”できる点。実際にファシーマを導入してみると「こんなところにこんなにも電力を使っていたのか」という発見がたくさんありました。また、定められた契約電力の中でデマンドオーバーを未然に防いでくれるので、事後対応に追われていた営繕担当スタッフの労力や心労も今では皆無といっても過言ではないでしょう。
さらに、稼働時間の把握により電力消費量を大幅に削減できることも大きなメリットです。当施設では導入前に比べ約20%もの削減を果たすことができました。また、ファシーマサポート契約によって半年ごとにファシーマレポートをご提出いただき電力消費にまつわる詳細なデータを得ることができるので、今後の設備更新を計画的かつ的確に行うことができます。これからもファシーマを上手に活用し、設備の最適化を図っていきたいと考えています。
システムを導入していただいた決め手
1. デマンドオーバーの抑止
施設全体の使用電力を自動で監視・管理できるため、従来は手作業で行っていたON・OFFの手間を解消。電力使用量のピークを迎える夏場でも、安定した施設運営を継続することが可能に。
2. 電力使用状況の見える化
これまで不透明だった電力の使用状況を見える化。「どこで、どれだけの電力を消費しているのか」という施設全体の電力使用料の把握が可能になり、さらなる節電に向けた取り組みに貢献。
3. 設備の改善点を明確化
電力使用状況の見える化にともない、電気設備の必要な部分、不要な部分、改善すべき部分が明確に。今後の電気設備の更新を計画的かつ的確に行うための裏付けとして活用することが可能。
監視システム
ファシーマの導入により、主要設備機器をホテル側で一括管理することが可能に。各設備のON・OFFをホテル側のパソコンで任意に行うことができるようになり、きめ細やかなデマンド制御を実現。
監視画面
Webブラウザを利用し、グラフィックでの監視・制御、さらには日月年報の作成など設備運用を幅広くサポート。主要設備の稼働時間等を把握できるようになり、運用面で約20%の省エネを達成。
システム概要図
電力にまつわる詳細なデータを提供する
ファシーマレポート
祁答院リゾート株式会社様にはファシーマサポート契約の標準サービスである「ファシーマレポート」をご利用いただいており、半年ごとに分析結果をレポートで提出。さらなる節電を図るための指針としてご活用いただいています。
導入に関するご相談・ご質問などございましたら
三菱電機ビルソリューションズ株式会社
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