ビルマネジメントシステム

導入事例

国立研究開発法人
産業技術総合研究所様

全国10拠点、研究員約2,000名という規模をもつ国立研究開発法人 産業技術総合研究所。
その中で、全体の70%の研究者、施設が集積する中核的研究拠点が、このつくばセンターです。
1988年に三菱電機セキュリティーシステムを導入いただいてから約15年を経て、
今回抜本的なシステムのリプレースを実施。その規模はかつてないスケールに及びました。

MELSAFETY-G

かつてない規模のリプレースを実現した
三菱電機の総合力

カードリーダーだけで1300台という空前のスケール

システム導入から15年以上が経過した産業技術総合研究所(以下、産総研)様では、サポート期限の切れたOS、カードリーダーをはじめとする機器の老朽化が大きな課題となっていました。そして2014年、抜本的なリプレースを決断。その規模は、数多くのリプレースを手掛けてきた三菱電機にとっても過去に経験のないものでした。

「一元サーバで約1万人管理しています。カードリーダーの設置台数は1300台にも及びました。大きなオフィスビルの設置台数が300~400台といえば、その規模の大きさをおわかりいただけるでしょう。」

営業担当の戸谷をはじめ、プロジェクトメンバーは今回のリプレースを円滑に遂行するためにひとつの策を講じました。それが“システムの運用を止めることなく、徐々に機器を入れ替えていく”という手法。一般的にセキュリティーティシステムのリプレースは新しいシステムを構築し終えたあとに、旧式のシステムと入れ替える作業を行います。しかし、一時的に2つのシステムを並行運用することになるため、お客様に二重管理の負担を強いてしまうことに。さらに最も懸念すべきは、大掛かりな一斉工事によって「今日はこの扉が使えません」というように運用を止めてしまうこと。三菱電機が目指したのは、管理の手間も利便性も従来と何ら変わることのない「いつの間にか新しくなっている」リプレースでした。

三菱電機株式会社 ビル事業部
ビルシステム第一部
戸谷 徳秀


並行運用を回避し、お客様に負担のないリプレースを

SEの野口が「この規模のリプレースを8ヵ月で完遂できたことにも意味があります」と語るように、短納期の実現も特筆すべきポイントのひとつ。配線など既存の資産を流用できる“自社システムからの更新”という強みを活かしつつ、取り壊し予定の建屋はリプレース対象外に。産総研様のご都合に応じて新旧システムを組み合わせることで、工期とコストの削減を図りました。

一方で、このプロジェクトにかける三菱電機の意気込みも短納期を実現できた大きな要因です。毎週のように三菱電機の稲沢製作所から技術者が訪れ、その場に常駐することで諸問題へ速やかに対処できる体制を構築。工事中はつくばセンターの敷地内に現場事務所を建設し、片時も離れず「いつの間にか新しくなっている」ための作業を積み重ねました。

最後に戸谷が、今回のプロジェクトをこのように総括します。「工事中も工事後も、お客様から一度もクレームをいただいていないことが何よりの誇りです。今後も運営管理を担う三菱電機ビルテクノサービスと協力しながら改善提案を継続するとともに、この三菱電機の総合力を新たなリプレースに活かしていきたいと考えています」。

三菱電機株式会社 ビル事業部
ビルマネジメントシステムソリューション技術部
野口 慎史


新旧システムを織り交ぜつつ
適切なシステムを構築

上図の規模のリプレースを三菱電機の総合力で実現しました。

導入から約10年でリプレース時期を迎える入退室管理システム。
三菱電機は長年にわたり培った技術とノウハウで幅広い規模に対応するとともに、お客様個々の運用スタイルに合わせたソリューションをご提供します。
入退室管理システムのリプレースをご検討の際は、ぜひともご相談ください。


導入に関するご相談・ご質問などございましたら
三菱電機ビルソリューションズ株式会社
ビルマネジメントシステムウェブサイトよりお問合せください。

https://www.mitsubishielectric.co.jp/building/

三菱電機ビルソリューションズ株式会社

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