導入事例
エヌティーテクノ株式会社様
作業効率や利便性を損なうことなく、
セキュリティーを強化することができました。
時代の要求に応じた機密性の高い工場に
1926(大正3)年の創業以来、日本の自動車産業と共に成長を続けてきたエヌティーテクノ様。自動車用部品製造を中心に事業展開し、2002年にはアメリカ現地法人「NT TECHNO USA Corporation.」を設立。その高度な技術は国内外で高く評価されています。
これまではセキュリティーシステムを導入していなかった同社ですが、2014年、本社工場に隣接した北工場において機密性の高い製品の取り扱いが始まることとなり、セキュリティー強化に向けての検討をスタート。西工場の新設も決まり、オーナー様の「外部から誰もが入ってこられるような環境は良くない」という想いから入退室管理システムなどの導入に至ったのです。
セキュリティーシステムの導入にあたり、最初に着手されたのはパートナーの選定でした。大手警備会社や取り引きのあったゼネコンなどに相談を持ちかけつつも、インターネットによりメーカー各社のセキュリティーシステムを独自に調査された神谷様と林様。
そこでお二人の目に留まったのが、三菱電機の入退室管理システム「MELSAFETY-G」でした。三菱電機セキュリティー総合サイト〈DIGUARD〉を通じてお問い合わせをいただき、担当営業がただちにコンタクト。「三菱電機のセキュリティーシステムはこちらの要望に応じてカスタマイズできるうえ、メーカーと直接やり取りできることが魅力的でした」という理由により、ご採択いただきました。
従来通りの利便性を確保するための工夫
今回工夫をこらしたのは、北工場の建屋入口に設けられたシートシャッターにおけるセキュリティーシステムです。従来は自動センサーによる開閉のため、人もフォークリフトも特別な操作なしで自由に通行ができるようになっていました。「1日に50回以上もフォークリフトなどが出入りする場所ですから、開閉のたびに、なんらかの操作が必要になるのでは作業効率が大幅に落ちてしまいます。ですから、その問題をクリアできないかとご相談しました」と林様。
そこで三菱電機では、シートシャッターに近づくと、フォークリフトの鍵に取り付けた専用のタグをアンテナが認証し、ハンズフリーでシートシャッターの開閉を行える「ハンズフリー認証装置」をご提案。特別な操作を必要としない、従来通りの通行を可能にしました。
そのほか、事務所やサーバー室など、重要なシステムが置かれている場所への入退室を制限するために正社員とその他、さらに職務や担当に応じてアクセス権を制限、管理し、厳密な入退室管理を実現しています。
「お客様に安心いただき、その信頼を維持していくためにも、セキュリティー強化は非常に重要と考えています」と神谷様。
最後に林様が「作業効率や利便性が悪くなるのではという懸念があるなか、社内から不満の声が聞こえていないということは、それらが損なわれていない証拠ですね」と導入後の感想を語ってくださいました。
本社敷地内の全工場にMELSAFETY-Gを導入し、
時代の要求に応じたセキュリティーを実現。
北工場
専用のタグをフォークリフトに備え付けることによりハンズフリーでシートシャッターの出入りが可能に。
工場建屋の周囲には赤外線センサーを張り巡らし、窓開放時の不正侵入を監視。
屋外の出入口には防滴カードリーダーを採用。
北工場の入り口にはカメラインターホン付きカードリーダーを設置して入退室管理を運用。
本社工場
敷地内の様子を本社工場守衛所にて一括監視。
西工場
赤外線センサーと連動した回転灯により、車両の通行を近隣住人、通行人に知らせ、事故を予防。
工場配置図
MELSAFETY-G導入内容
- テンキー無カードリーダー:6台
- 防滴カードリーダー:18台
- カメラインターホン付カードリーダー:5台
- ハンズフリー:1式
- 赤外線センサー:11台
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