ビルマネジメントシステム

ZEBの提案がBuilUnity導入のきっかけに

三菱ビル統合ソリューション「BuilUnity（ビルユニティー）」とは、空調や照明をはじめ、ビルに欠かせない様々な設備を1台のコントローラーで一括管理し、1台のパソコンで設備の監視・制御を行うことができるシステムです。

今回、中日販売（株）様本社ビルへのBuilUnity導入のきっかけは、建物の設計段階でZEB化に興味を持っていただいたことでした。

エネルギー削減への意識が高く、社用車に電気自動車をいち早く導入されるなど数々の取り組みをされている中日産業様。そこで三菱電機は設計事務所とともに、一次エネルギー消費量を大幅に削減するZEBをご提案しました。

設計事務所による省エネ効果の高い建築的なアプローチに加え、三菱電機は計画初期段階からZEBプランナー^※1としての経験・実績を活かし、適切な設備の選定から運用開始後の省エネ支援サービスまでワンストップでのZEBソリューションをご提案。空調・照明等の高効率機器をBuilUnityで細かく監視・制御することで、ガラス張りのオフィスビルでありながらZEB化を実現し、中日産業様のご期待にお応えしました。

※1 ZEBプランナー：一般社団法人環境共創イニシアチブが設けた制度で、ZEB実現に向けたプランニング、業務サポートを行う会社をさします。

セキュリティーシステムとの統合管理も可能

設備の監視・制御に加え、入退室管理システムも一括管理できることがBuilUnityの大きな特長のひとつ。

中日産業様では当初、入退室管理システムは昔からお付き合いのある警備会社へ依頼予定でしたが、BuilUnityの利便性をご理解いただき、三菱電機の入退室管理システムを導入。入退室の情報をもとに照明を制御することで、セキュリティー性を高めながらも無駄な点灯や消し忘れを防止しています。

ZEB達成状況見える化により更なる省エネへ寄与

BuilUnityにはエネルギー管理機能も標準搭載されています。ZEBの省エネ率計算対象設備（空調・換気・照明・給湯・昇降機）における日々の消費電力量と、太陽光発電などの創エネ設備による発電量をZEB達成状況見える化グラフにより可視化させ、運用改善に寄与しています。

さらに中日産業様では、建物入り口に大型モニターを設置し、見える化グラフを表示することで、従業員の省エネ意識の向上へ取り組まれています。

また、来社されたお客様へ、同社の省エネや環境に対する取り組みを周知することが可能です。

さらに心地よい空間の実現へ

中日販売（株）本社ビルには空調設備として、三菱電機製品の空調冷熱統合管理システム「AE-200J」及びビル用マルチエアコンを空調機器として導入いただきました。

BuilUnityとAE-200Jは高い親和性^※2をもち、さらにきめ細かい制御が可能です。ビル設備において多くのエネルギーを消費する空調機を1台ごとに制御することで快適さを保ちつつ省エネを実現し、さらに心地よい空間のご提供に貢献しています。

中日販売（株）本社ビルへのBuilUnity導入を機に、中日産業様の本社ビルにもBuilUnityを導入いただきました。今後もさらなる省エネを支援し、中日産業様の“快適で心地よい空間づくり”のお手伝いを継続させていただきたいと考えています。

※2BuilUnityとAE-200JはLANケーブル1本で接続可能。通信により空調機の構成や機種情報をBuilUnityが自動取得できる為、1クリックでセットアップが完了できます。