思いがけず「CLUB MITSUBISHI ELECTRIC」に届いた、ホームエレベーターの広告制作依頼の電話。
編集長は、自身の長年の経験と鋭い直感を信じ、
フリーの川柳コピーライター・千本松 詠一に、この仕事を賭けてみた!
千本松 詠一、参上。
- 編集長
- というわけで、お題はホームエレベーターなんだけど。
詠ちゃん、ホームエレベーターにどんな印象もってるかな? - 詠一
- 自己表現が下手というか・・・もっと自分のよさをアピールした方がいいと思うんです。
- 編集長
- ほほう、どうしてそう思うの?
- 詠一
- ホームエレベーター → ホーメエレベーター → ホーメラレベーター → ホメラレベタ →「褒められ下手」となるからです。
- 編集長
- いやー、詠ちゃん!理屈はメチャクチャだが、当たらずしも遠からずだよ!!確かにホームエレベーターは今まで、自身の素晴らしさをうまく伝えきれていなかったんだ。
- 詠一
- 恐縮です。
- 編集長
- いやいや、やはり私の目にくるいはなかった。詠ちゃんは、そうでなくっちゃ。ただ、広告を作るうえで大切なのは、右手に常識、左手に非常識。もちろん詠ちゃんは非常識だ。
- 詠一
- はい。
- 編集長
- だから、ウチの優秀なデザイナーをつけることにする。トモちゃーん!トモちゃーん! ちょっと、来てくれるかな。
トモちゃん、ホームエレベーターを語る。
- トモ
- はい、編集長。
先ほどから、おふたりのやりとりを一部始終見ていました。 - 編集長
- それなら話は早いよ。ちょっと詠ちゃんに、 ホームエレベーターについて教えてあげてくれるかな。
- トモ
- はい。詠一さん、はじめまして、トモと申します。
トモ、思うんですが、詠一さんはホームエレベーターについてあまり知識がないからこそ、固定観念にとらわれることなく、まっすぐな視点でホームエレベーターと向き合うことができると思うんです。 - 詠一
- あのぉ、ちょっと・・・トモさんは、自分のことをトモと言うんですね。
- トモ
- 何か?
- 詠一
- いえ、続きを。
- トモ
- ホームエレベーターはその名の通り、ご家庭での使用を想定しているんですよ。畳一枚分のスペースがあれば設置できるものもあり、ホント、場所を取らないんです。それに、新築でなくても、リフォームでも取り付けられるんですよ。いま、トモから言えることは、このくらいなんですが。
134本もセンサーがついているので、乗り降りの際のはさまりをしっかりと防いでくれて安全・安心。
乗場ボタンが大きく、内部の操作パネルの視認性が高いので、お年寄りや身体の不自由な方の使用も快適・スムーズ。
気になる電気代も大幅カット。1カ月わずか約400円※1。全機種のルーム内照明は、LEDを使用して環境に配慮。
- ※1
- 1日20回使用した場合の1カ月の電気料金 1kWh=27円で算出。
- 詠一
- ありがとうございますトモさん。なんとなくのイメージはつかめましたが、ただ、コピーを川柳で書く詠一としましては、あっ、失敬、私としましては、まずはホームエレベーターを使う人の声、生のユーザーの声に触れたいといいますか・・・。
- トモ
- コピーを川柳で書く!?ちょっとそれは後で伺うことにして。確かにまず商品を知るには、ユーザーの声を聞くのがいちばんですよね。
じゃあ、ちょっと取材できるユーザーさんを探してみるので、見つかり次第、取材に行きませんか? - 詠一
- ぜひっ!
- 編集長
- なかなかいい感じで進んでるね。では私から、このチームに名前を進呈しよう。
そうだな・・・よし「千本松 詠一の川柳で宣伝し隊!」だっ!! - 詠一
- 編集長、ありがとうございますっ!
いやー、腕が鳴るなぁ、次は取材かぁ。7年ぶりだなぁ。
2018.03.16
- 千本松 詠一
- 川柳でしかコピーが書けないフリーの川柳コピーライター。そのため、滅多に仕事が来ないが、本人はお構いなし。
- トモちゃん
- 優秀と噂される「CLUB MITSUBISHI ELECTRIC」のデザイナー。自分のことをトモと呼ぶ、ややクセのある女性。
- 編集長
- 仕事の人選には定評がある「CLUB MITSUBISHI ELECTRIC」の編集長。放任主義を装いながらも、社員の仕事ぶりをよく見ている。