本格的な和菓子を家庭で作るのは
難しいと思っていませんか?
でも実は電子レンジを使ってカンタンに作ることができるんです!
今年のバレンタインは趣向を変えて、
和菓子を贈って彼やお父さん、
お友達を驚かせてみませんか?
基本の手順から、やってみましょう!
まずは基本の練りきり生地を
作ります。
材料:
- 【ぎゅうひ】
- ・白玉粉 20g
- ・水 40cc
- ・砂糖 40g
- ●白あん 150g
- ●水飴 3g
レシピにある電子レンジの加熱時間は、600Wの場合の時間の目安です。
【最初にぎゅうひを作ります。】
1)
白玉粉に水を少しずつ入れてよく混ぜ、さらに砂糖を加えよく混ぜる。
2)
蓋をしてレンジで1分加熱し、しっかり混ぜる。 透明な色と粘りがでるまで、レンジで30秒加熱しては、混ぜる…を繰り返す。
3)
片栗粉を敷いたバットに2)を取り出し、手粉をして、10gを計る。
*
残りは冷凍保存できます。
使う時は様子を見ながら、ほんの少しずつレンジで加熱し、元の状態に戻していきます。
加熱しすぎると硬くなるので注意。*
そのまま召し上がっても美味。
【練りきり生地に仕上げます。】
1)
白あんをレンジで2分加熱し、よく混ぜ水分を飛ばす。さらに約2分加熱。よく混ぜ、水分を飛ばす。この工程をあんがべたつかなくなるまで、繰り返す。(粉ふきいもぐらいになるまで)
2)
1)にぎゅうひを加えてよく練り、レンジで1分加熱し、さらによく練り、あら熱がとれたら水飴を加えてよく練り込む。
*
ここでは、買ってきた白あんの水分量がメーカーにより様々なので、レンジに入れて水分量を調節します。
*
途中でパチパチとはじけたような音がしたら、取り出し、よく練り水分を確認し、足りないようなら再度レンジに入れる。この作業をくり返していきます。レンジから出すと湯気が上がっているので、湯気が消えるまで様子みましょう。
*
機種によって加熱時間が違うのでご注意ください。
【注意】音がして、指定時間まで入れっぱなしにするとむら焼けする原因になります。
次に基本の練りきり生地を
応用して
バレンタインデー用の
和菓子を作りましょう。
材料:
- ●基本の練りきり生地 150g
- ●こしあん 30g
- ●色粉 赤
作り方
準備
こしあん30gは電子レンジで加熱(約30秒)し、よく混ぜ水分調節し、べとつかなければ3等分して丸めておく。(ぬれ布巾をかけておくと乾きません)
1)
練りきり生地を75g取りわけおく。
2)
残りの生地に色粉を加えて赤く染め、3等分してお団子を作る。
3)
2)のお団子をのばして、こしあんを乗せ包餡(ほうあん)する。
4)
三角に整え、布をかぶせ真ん中にへらで切り込みを入れハート形を作る。
5)
1)の生地を目の粗いザルでこし出し、4)のハートの周りに、竹串でそっと付ける。
鳥居 満智栄(とりい・まちえ)
創作和菓子研究家
約30年近く前に、クッキーの世界(クッキーで描く立体イラスト)をスタート。
その頃から、和菓子の表現の素晴らしさにも興味をそそられてはいましたが、とにかく一つでも極めなければとクッキーの世界に没頭していました。
2005年頃から、ずっと気にかけていた和菓子の世界に少しずつ踏み込みはじめました。そしてあまりの楽しさに、人にも伝えたいと言う気持ちが強くなり、和菓子の活動も開始。
「アンネルネ マチエル」を主宰し、自宅で創作和菓子教室を開き、企業のイベントで和菓子を教えたり、企画に合う特別な菓子を作ったりもしています。