10月31日はハロウィン。
古代ケルト民族の収穫祭が広く伝わるなか、アメリカでは、
かぼちゃの蝋燭立て「ジャック・オー・ランタン」を飾ったり、お化けの仮装した子どもたちが
「トリック・オア・トリート(お菓子をくれないと、いたずらするぞ)」と言いながら近隣を回って
お菓子を集めたり、という楽しいイベントになったそうです。
世界各地でお祝いされるハロウィンにちなんで、いろいろな国のかぼちゃスイーツをご紹介します。
今年のハロウィンは手作りのお菓子で祝ってみてはいかがでしょう?
アメリカ
アメリカ人が愛する伝統的なかぼちゃスイーツです。生地作りはフードプロセッサーにおまかせ。かぼちゃの繊維が気にならなければ、フォークの背でつぶすだけにして裏ごしの手間を省いてもOK。おおらかに作るのがアメリカ流です。
アメリカ人が愛する伝統的なかぼちゃスイーツです。生地作りはフードプロセッサーにおまかせ。かぼちゃの繊維が気にならなければ、フォークの背でつぶすだけにして裏ごしの手間を省いてもOK。おおらかに作るのがアメリカ流です。
材料(直径23cmの耐熱ガラス製パイ皿1枚分)
【パイ生地】
- ・薄力粉(冷蔵庫で冷やしておく) 180g
- ・塩 ひとつまみ
- ・ショートニング(冷蔵庫で冷やしておく) 45g
- ・食塩不使用バター(2cm角、冷蔵庫で冷やしておく) 45g
- ・冷水 60~65g
【フィリング】
- ・冷凍かぼちゃ 400g
- ・卵 2個
- ・きび砂糖 50~60g
- ・生クリーム 1・1/2カップ
- ・スパイス(すべて粉状のもの)
- シナモン 小さじ1
- ジンジャー 小さじ3/4
- ナツメグ 小さじ1/4
- オールスパイス 小さじ1/4
- クローブ 少々
- ・塩 小さじ1/2
- ・バニラエッセンス 小さじ1/4
- ・溶き卵 適量
- ・ホイップクリーム 適量
作り方
-
フードプロセッサーに薄力粉と塩、ショートニング、バターを入れて数回、回転させて粉チーズ状にする。冷水を回し入れて数回、回転させる。
ボウルに取り出し、木べらで押しつけながらまとめ、丸める。
厚手のポリ袋(約27cm角)の中央に置いて円盤状に押し広げ、冷蔵庫で1時間ほど寝かせる。 -
パイ生地をポリ袋の上から麺棒で直径27cmの円形にのばし、袋を切り開いて取り出し、パイ皿に敷き詰める。
縁を指でつまみ、底全面にフォークを刺して空気穴をあけ、冷蔵庫で1時間ほど寝かせる。 -
耐熱容器にかぼちゃを並べ、ラップをかけて電子レンジ[500W]で7~8分加熱する。皮を除いて(正味量300g)フォークの背でつぶし、粗熱をとる。
きび砂糖とスパイス、塩を合わせて混ぜ合わせ、大きめのボウルに割りほぐした卵に加えて泡立て器でよく混ぜる。
かぼちゃと生クリーム、エッセンスを順に加え混ぜる。 -
パイ生地(②)にクッキングペーパーを敷いて重石をのせ、オーブン[190℃]で15分ほど焼く。
重石を除いて15~20分、底面が白っぽくなるまで焼き、内面に溶き卵を塗ってさらに5分ほど焼く。 -
パイ生地(④)にフィリングを流し入れ、オーブン[220℃]で10分焼き、[170℃]で40~50分焼く。
型から取り出してケーキクーラーにのせ、十分に冷めたら切り分け、ホイップクリームを添える。
スペイン
チュロスは、スペイン(ポルトガルという説も)が起源の揚げ菓子です。生地にかぼちゃを練り込むと、外はカリッ、中はふんわりの口当たりになります。ワックスペーパーでラッピングして、子どもたちに渡すお菓子にしても。
チュロスは、スペイン(ポルトガルという説も)が起源の揚げ菓子です。生地にかぼちゃを練り込むと、外はカリッ、中はふんわりの口当たりになります。ワックスペーパーでラッピングして、子どもたちに渡すお菓子にしても。
材料(15~16本分)
- ・かぼちゃ 400g
- ・粉類
- 薄力粉 1カップ強(120g)
- ベーキングパウダー 小さじ1
- ・卵 1~2個
- ・砂糖 大さじ1
- ・シナモン 少々
- ・バニラオイル 少々
- ・揚げ油 適量
- ・パウダーシュガー 適量
作り方
- かぼちゃは種とワタを除いて皮をむき、薄切りにする。熱湯でゆでて水気をきり、熱いうちにつぶす。
- 粉類をふるい合わせる。ボウルに卵を割りほぐし、かぼちゃと粉類、砂糖、シナモン、バニラオイルを加えてよく混ぜる。
-
生地を星型の口金をつけた絞り器(または絞り出し袋)に入れる。
170℃の油に10~15cm長さに絞り出し、色よく揚げる。熱いうちにパウダーシュガーをまぶす。
タイ
くり抜いたかぼちゃの中はココナッツミルクのプリンです。本来は蒸し器で加熱しますが、電子レンジを使って半分の時間に短縮しました。熱いうちは割れる心配があるので、庫内で冷ました後、さらに冷やしてから切り分けてください。
くり抜いたかぼちゃの中はココナッツミルクのプリンです。本来は蒸し器で加熱しますが、電子レンジを使って半分の時間に短縮しました。熱いうちは割れる心配があるので、庫内で冷ました後、さらに冷やしてから切り分けてください。
材料(8人分)
- ・かぼちゃ(2㎏のもの) 1個
- ・プリン液
- 卵 Mサイズ8個
- ココナッツミルク 2カップ
- 砂糖 85g
作り方
-
かぼちゃは水洗いしてラップで包み、電子レンジ[500W]で7~8分加熱する。
上から1/8ぐらいのところを横に切り落とし、スプーンでワタと種を丁寧に取り除く(正味量1.2kg)。 - ボウルに卵を割りほぐし、ココナッツミルクと砂糖を加え混ぜ、こす。
-
かぼちゃにプリン液を流し入れて耐熱容器に入れ、ラップでフタをする。
電子レンジ[500W]で20~25分加熱し、庫内にそのまま1時間ほどおいて取り出す。さらに十分に冷まし、切り分ける。
日本
幅広い年齢の方々が集まるパーティーには和菓子が喜ばれるでしょう。小豆あんの代わりに、かぼちゃの裏ごしを使った水ようかんはいかがですか?ようかん全体の甘さは控えめにし、甘納豆をアクセントにしました。
幅広い年齢の方々が集まるパーティーには和菓子が喜ばれるでしょう。小豆あんの代わりに、かぼちゃの裏ごしを使った水ようかんはいかがですか?ようかん全体の甘さは控えめにし、甘納豆をアクセントにしました。
材料(13cm×14.5cmの流し缶1個分)
- ・かぼちゃ 450g
- ・粉類
- ・小豆の甘納豆 50g
- ・寒天液
- 粉寒天 3g
- 水 1・1/2カップ
- 砂糖 60g
作り方
- かぼちゃは種とワタ、皮を除き、2cm角に切る。ポリ袋に入れて電子レンジ[500W]で3分30秒ほど加熱し、熱いうちに裏ごす(正味量300g)。
- 鍋に水を入れて粉寒天をふり入れ、火にかけて混ぜながら沸騰させる。火を弱めて2分ほど煮、砂糖を加えて溶かす。
-
寒天液にかぼちゃを少しずつ加え混ぜる。水で濡らした流し缶に半量を流し入れて粗熱をとり、表面が少し固まってきたら甘納豆を散らし、残りを流
し入れて冷蔵庫で冷やし固める。流し缶から取り出し、切り分ける。