見て涼しい、食べておいしい冷たいおうちデザート見て涼しい、食べておいしい冷たいおうちデザート

夏のティータイムのお供といえばひんやり冷たいデザート。
人気店のカフェスイーツも魅力的ですが、おうちにいる時間を利用して、手作りのおいしいスイーツを作ってみませんか?
今回は、見た目にも涼しげなシャーベットから濃厚な味わいのアイスケーキまで、手軽にできる3種類のレシピをご紹介します。
旬のフルーツやチーズ、ナッツなどでアレンジすれば、意外と簡単に本格的な“冷たいおうちデザート”のでき上がり。
その日の気分で楽しんでみてください。

キウイの甘酒アイス キウイの甘酒アイス

すりおろしたグリーンキウイと小さな角切りのゴールデンキウイを混ぜ合わせた、二つの異なる食感が楽しめるアイス。米麹の甘酒だけで作る優しい甘さは、ヘルシーでダイエット中の方にもおすすめです。今回はレモングラス入りのハーブティーを加えて、より爽やかで大人向きのデザートに仕上げました。

【材料 つくりやすい分量】

  • グリーンキウイ…1個(約130g)
  • ゴールデンキウイ…1個(約130g)
  • 米麹甘酒(ストレートタイプ)…1カップ
  • レモングラス入りハーブティー(ティーパック)…1つ
  • 湯…1/2カップ

作り方

下ごしらえをする

グリーンキウイは皮をむき、細かい目のすりおろし器ですりおろす。
ゴールデンキウイは皮をむいて5mm角に切る。
耐熱容器にハーブティーのティーパックを入れ、沸騰させた湯を注ぎ入れる。5~10分置いたらティーパックを取り出し、冷ます。

アイスベースを作るく

ボウルにグリーンキウイ、ゴールデンキウイ、米麹甘酒、冷ましたハーブティー大さじ3を入れてよく混ぜ合わせる。

冷やし固める

製氷皿にアイスベースを等分して入れ、冷凍庫で冷やし固める。

ワンポイントアドバイス

キウイは適度に熟しているものがオススメ。まだ固いキウイで作ると酸味が少し強くなります。グリーンキウイを細かくすりおろすとゴールデンキウイの角切りとの食感の違いを楽しめます。

ハーブティーは抽出時間や加える量をお好みで加減してください。

米麹甘酒はそのまま飲めるタイプの市販のものを使用しています。

固まったら製氷皿から外し、密封できる袋などに入れて保存しておくと手軽に取り出せて便利です。

アイスとしてだけでなく、氷の代わりに炭酸水などに浮かべてドリンクとしてもいただけます。

スイカのクリームチーズアイス スイカのクリームチーズアイス

夏のフルーツといえばスイカ! 瑞々しいスイカにクリームチーズと練乳のコクをプラスした、濃厚でありながらさっぱりと潤い感のあるアイスです。アクセントに加えるショウガの風味が絶妙にマッチしてきりっと味を引きしめます。ところどころに現れるスイカのシャリッとした食感も楽しんで。

【材料 つくりやすい分量】

  • スイカ(皮とタネを除き2~3cm角に切ったもの)…300g
  • クリームチーズ(室温にもどして柔らかくしたもの)…200g
  • 練乳…70g
  • 牛乳…1/4カップ
  • しょうが汁…小さじ1

作り方

アイスベースを作る

クリームチーズ、練乳、牛乳、しょうが汁をフードプロセッサーやハンドミキサーでなめらかになるまで撹拌し、密封できる大きめの袋に入れてスイカを加える。
空気を抜いて袋の口を閉じ、袋の上からスイカを粗く潰し、揉むようにして混ぜ合わせる。

冷やし固める

袋を平らにしてバットなどにのせ、冷凍庫で冷やし固める。
1時間半~2時間経ったら一度取り出し、袋の上から軽く揉みほぐして再び冷凍庫に入れ、好みの固さまで冷やし固める。

ワンポイントアドバイス

長時間冷凍してカチカチに固まった場合は、5~10分室温に置くと取り出しやすくなります。

スイカの他に桃やオレンジでもおいしく作れます。

しょうが汁はお好みで加減してください。

スイカの甘さや熟れ具合によっても味わいに違いが出ます。旬の中でも走り~盛り~名残りと食べ比べてお楽しみください。

ヌガーグラッセ ヌガーグラッセ

ドライフルーツとナッツをたっぷり使って宝石箱のようなアイスデザートを作りましょう。フワフワのメレンゲにプチプチ食感のイチジク、甘酸っぱいクランベリーや香り高く爽やかなオレンジピール、コクのあるローストくるみ…。色とりどりのリッチなおいしさは、おもてなしやバースデーケーキにもぴったりです。

【材料 20×8×6cmくらいのパウンド型 1本分】

  • クランベリー(ドライ)…30g
  • イチジク(セミドライ)…30g
  • オレンジピール(ドライ)…20g
  • オレンジジュース …大さじ1・1/2
  • くるみ(ローストしたもの) …50g
  • ピスタチオ(細かく砕いてあるもの)…6g
  • 生クリーム…1パック
  • 卵白…3個分(約100g)
  • 砂糖…40g

作り方

下ごしらえをする

クランベリーは粗く刻む。イチジクは5mm厚さの輪切りにする。オレンジピールは5mm角くらいに切る。ボウルに全てのドライフルーツを入れ、オレンジジュースを加え混ぜ、しばらく置く。くるみは包丁で細かく刻む。

アイスベースを作る

ボウルに生クリーム、砂糖20gを入れ、ボウルの底を氷水に当てながら泡立て器などでツノが立つまで泡立てる。
別のボウルに卵白を入れてハンドミキサーで軽く泡立て、砂糖20gを2回に分けて加え、ツノがピンと立つメレンゲを作る。
泡立てた生クリームにメレンゲを2回に分けて加え、泡がつぶれないようにゴムベラで混ぜる。8割ほど混ざったら下ごしらえしたドライフルーツとくるみ、ピスタチオを加えてさっくりと混ぜ合わせる。

型に入れて冷やし固める

長めに切ったラップを型の内側に貼り付けるように敷き、オーブンシートをセットする。アイスベースを型の深さ半分ほど入れ、3cm位の高さから落として空気を抜き、残りのアイスベースも加えて表面を平らにする。オーブンシートでフタをしてラップで包み、冷凍庫で冷やし固める。
ラップごと型から取り出したら包みを開き、包丁で適当な大きさに切る。

ワンポイントアドバイス

パウンド型はご自宅にある密閉容器などでも代用できます。

ドライフルーツやナッツの種類はお好みでアレンジしてください。

キャラメリゼしたアーモンドを入れたり、熱いシロップを加えて作るイタリアンメレンゲにするとより本格的になります。

レシピ:小西 君枝(こにしきみえ)

料理家 / フードコンサルタント
女子栄養大学卒業。
企業での商品企画開発を経て料理家として独立。フードアドバイザー、イベント調理、料理教室なども行う。素材を生かし、シンプルな調味料とハーブやスパイス、素材の組合せでワクワクするような料理を得意とする。食卓を楽しむがテーマ。

2020.07.01

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