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- 野菜くずで作る“べジブロス”
9月末の1週間は持続可能な開発目標(SDGs)の推進と達成に向けて意識を高め、
行動を喚起する「SDGs週間(グローバル・ゴールズ・ウィーク)」。
ご家庭でも生ごみの削減など、身近なことからSDGsを実践することができます。
今回は、「ベジブロス」の作り方とベジブロスを活用したレシピをご紹介します。
「ベジブロス」は、野菜の皮やヘタ、切れ端などを利用して作る旨味の詰まった、和洋中どのジャンルの料理にも使える野菜ダシです。
野菜くずの「ベジブロス」への活用で、生ごみの減量や環境対策への貢献に参加してみませんか?
材料 でき上がり約1リットル分
- 野菜の切れ端(洗ったもの)約300g
- 水7カップ
- 酒大さじ1
作り方
①煮る
鍋に野菜の切れ端、水、酒を入れて強めの中火にかける。
ひと煮立ちしたら弱火にし、30分煮る。(フタはしないでOK)
②濾す
耐熱ボウルにペーパータオルを敷いたザルをのせ、ベジブロスを濾す。
ベジブロスの保存方法
冷蔵保存
よく冷ましてから保存容器に入れ、3~4日を目安に使い切る。
冷凍保存
よく冷ましてから製氷皿や冷凍可能な密封容器、密封袋などに入れ、凍らせる。
製氷皿で凍らせた場合は密封袋などに移して保存。1ヶ月を目安に使い切る。
使用する野菜について
ベジブロスに使う野菜は基本的に家にあるものでよく、料理には使わずとり除いてしまうヘタ、皮、すじ、ワタ、種などの切れ端を使用します。
通年出回っている香味野菜(例:長ネギ、タマネギ、ニンジン、セロリ、ショウガ など)やキノコ類は旨味や甘味だけでなく香りもあり、ベジブロスの定番野菜としておススメです。定番野菜にその時の旬野菜をプラスすると、季節ごとの味わいのあるベジブロスが出来上がります。
使用する野菜の種類は多い方が深みのある味わいになり、バランスのよいベジブロスとなります。
野菜の洗い方と保存
ベジブロスには皮やヘタ、根元などを使うので、しっかりと土や汚れを洗い流すことが大切です。
- ●根菜の表面はタワシなどで軽くこすって水で洗い流し、皮の土をしっかりと落とします。
- ●葉野菜の根元や長ネギの青い部分、根菜のヘタなどは、溝などに土が入りこんでいるので、切り離して流水で洗い、竹串など使って土や汚れを落とします。
しっかりと洗ったら水気をおさえ、密封袋などに入れてベジブロスが作れる量になるまで保存します。野菜室で保存の場合は3日、冷凍庫で保存の場合は1ヶ月を目安に保存し、ベジブロスに活用してください。
ベジブロスの野菜の味わいを生かした、シンプルなスープです。ベジブロスを作る時に入れる野菜の種類が味わいの最大のポイントとなります。野菜ダシの風味や旨味をダイレクトに味わえます。
材料 2人分
- ベジブロス2カップ
- 塩小さじ1/2
- 粗挽き黒コショウ少し
- クルトン(市販)適宜
作り方
①煮る
小鍋にベジブロスを入れて火にかけ、ひと煮立ちしたら火を弱め、塩、粗挽き黒コショウを加え混ぜる。
②盛る
器にコンソメを注ぎ入れ、クルトンをのせる。
ワンポイントアドバイス
お好みでハーブの香りをプラスしたり、粗挽き黒コショウの代わりにカレー粉をふったり、煮るときにローリエを加えたり、と様々なアレンジが楽しめます。
ベジブロスを使った炊き込みごはんです。ベジブロスの野菜の旨味をお米が吸収し、和風の味付けにもよく合います。ナッツの香ばしさと食感がアクセントとなります。
材料(作りやすい分量)約4人分
- 米2合
- ベジブロス(冷めたもの)1と4/5カップ
- ミックスナッツ(無塩)70g
<調味料>
- 酒大さじ1
- しょうゆ大さじ1/2
- 塩小さじ1/2
作り方
①下ごしらえをする
米は洗ってザルにあげ、水気を切って炊飯器の内釜に入れ、ベジブロスを注ぎ入れ、30分間浸水させる。
ミックスナッツは粗く刻む。
②炊く
浸水した米に調味料すべてを加え混ぜ、ミックスナッツを散らし、ふつうモードで炊く。
③盛る
炊き上がったら全体をさっくりと混ぜ、器に盛る。
ワンポイントアドバイス
ナッツはお好みのものでよいですが、クルミ、カシューナッツ、アーモンドなどのミックスナッツを使うのがおススメです。それぞれのナッツの風味や歯応えも楽しめます。
調味したベジブロスをジュレにして、サラダのドレッシング代わりにしました。ベジブロスの旨味は酸味ともよく合います。ジュレ状なので、野菜と一緒に無駄なく食べられ、食器の汚れも少ない環境にも優しいサラダです。
材料(作りやすい分量)3~4人分
- ベジブロス1と1/4カップ
<ジュレ材料>
- 酢大さじ1/2
- 塩小さじ1/2
- 粉ゼラチン5g
- お好みのサラダ材料適量
- オリーブ油適量
- 粗挽き黒コショウ適量
作り方
①ベジブロスジュレを作る
小鍋にベジブロスを入れて火にかけ、ひと煮立ちしたら火を止めてジュレ材料をすべて加えてよく混ぜ合わせる。バットなどに流し入れ、粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やし固める。
ゼリー状に固まったら、冷蔵庫からとり出してフォークで軽くくずす。
②盛る
器にサラダ材料を盛り、ベジブロスジュレをのせる。オリーブ油をまわしかけ、粗挽き黒コショウをふる。
ワンポイントアドバイス
酢は米酢や白ワインビネガーなど、お好みのものを使ってください。レモンやライムの果汁の他に、スダチや柚子など季節の柑橘果汁を使っても爽やかな酸味と味わいを楽しめます。
皮はベジブロスに使い、大根を余すところなく使った煮ものです。少ない材料や野菜のみでも、旨味がつまったベジブロスで奥深い味わいに仕上がります。粗挽き黒コショウの香りが食欲をそそります。常備菜やお弁当のおかずにもおススメです。
材料 2~3人分
- 大根400g
- 長ネギ1本
- 油大さじ1/2
- ベジブロス1と1/3カップ
<調味料>
- 酒大さじ1
- しょうゆ大さじ1
- 粗挽き黒コショウ小さじ1/3
作り方
①下ごしらえをする
大根は皮をむき、1cm厚さのイチョウ切りにする。
長ネギは青い部分を切り落とし、3~4cm長さに切る。
(※大根の皮、長ネギの青い部分はベジブロス用に洗って水気をおさえ、保存しておく)
②煮る
鍋に油を熱して大根を入れ、強めの中火で薄く色づくまで炒め、長ネギを加えて軽く炒め合わせる。
ベジブロスを加えてひと煮立ちさせ、調味料を加え混ぜてフタをし、弱火で15分煮る。(ときどき上下を返す。)
フタをとり除き、火を強めて汁気が少なくなるまで5~10分煮る。
③盛る
器に盛る。
ワンポイントアドバイス
火を止めた後、30分ほど置いてからいただくと、より味が馴染んで美味しいです。
レシピ:小西 君枝(こにしきみえ)さん料理家 / フードコンサルタント
女子栄養大学卒業。
企業での商品企画開発を経て料理家として独立。フードアドバイザー、企業や飲食店などの商品開発、イベント調理、料理教室なども行う。素材を生かし、シンプルな調味料とハーブやスパイス、素材の組合せでワクワクするような料理を得意とする。
2023.09.04