- トップページ
- 個人のお客様
- 三菱電機 CME(CLUB MITSUBISHI ELECTRIC)
- 料理・レシピ
- 食のコラム
- 美味しい!簡単モンブランの手作りレシピ
秋の味覚のひとつ「栗」を存分に楽めるスイーツといえば「モンブラン」。
おうちで作るのが難しそうですが、市販のマロンクリームを使うと意外と簡単に本格的な味わいの栗のデザートを作れます。
今回はお菓子作り初心者さんもチャレンジできるモンブランのアレンジレシピ3種をご紹介します。
今年はぜひ手作りのモンブランを作ってみてください。
市販のカステラを使うから、失敗なし。食べたいと思ったらすぐに作れる美味しい!簡単!モンブランです。
火を使わないレシピなので、お子様と一緒に作るのもおススメです。その場合は、ラム酒は使わず、バニラエッセンスで風味をつけてください。
バニラアイスを添えていただいても良いです。
材料 2人分
- カステラ2センチ厚さに切ったカステラ2枚
- シロップ(栗の渋皮煮のシロップ)20g
- ラム酒小さじ1/2
- マロンクリーム大さじ4
- 生クリーム50g
- 栗の渋皮煮2個
- 挽いたコーヒー豆少々
作り方
- ①栗の渋皮煮のシロップとラム酒を混ぜる。生クリームはボウルに入れ、ボウルの底を氷水にあてながら泡立て器で8分立てにする。栗の渋皮煮は半分に切り分ける。
- ②器にカステラをおき、①のシロップをハケで塗り、しみ込ませる。マロンクリームと、ホイップクリームをそれぞれスプーンですくって盛り付ける。栗の渋皮煮をトッピングし、挽いたコーヒー豆をふりかける。
ワンポイントアドバイス
・ラム酒以外に、ブランデーや、コーヒーリキュールなど栗と相性が良さそうなお菓子作りで使うお酒も合いそうです。
・栗の加工品として「マロンペースト」、「マロンクリーム」、「マロンピューレ」の3種類があります。今回はなるべく簡単に作れるように、他の素材と混ざりやすい滑らかなテクスチャの「マロンクリーム」を使っています。「マロンクリーム」はスーパーの製菓コーナーや、ジャムコーナーに置いてあることが多いです。また製菓材料屋では通年で販売されています。
・挽いたコーヒー豆のほかに、抹茶やローストしたクルミをあらみじん切りにしたものを使ってみても良いです。
ドライカシスを入れて焼いたマフィンにマロンクリームをあわせたモンブランマフィンです。
フランス菓子では定番のカシスと栗の組み合わせをご家庭でも簡単に楽しめるようにアレンジしました。
マロンクリームの甘さとカシスの甘酸っぱさが互いに引き立てあう絶妙な味わいです。
材料(直径7.5cm✕高さ4cm、底面の直径5cmのマフィンカップ6個分)
- バター(食塩不使用)70g
- きび砂糖70g
- 塩ひとつまみ
- 溶き卵70g
- 薄力粉90g
- ベーキングパウダー4g
- 牛乳20g
- ドライカシス20g
- キルシュ5g(お好みで)
〈モンブランクリーム〉
- マロンクリーム150g
- 生クリーム(36%)100g
- 栗の渋皮煮3個
- 粉糖少々
作り方
- ①バターは室温に戻しておく。マフィン型にグラシンカップをしきこむ。オーブンを180度に予熱する。
- ②ボウルにバターを入れ泡立て器で白っぽくなるまで混ぜる。きび砂糖を加え、ふわっとするまで混ぜる。溶き卵も加え、混ぜる。
- ③薄力粉とベーキングパウダーを合わせて②のボウルにふるい入れ、ゴムベラで粉っぽさがなくなるまで、混ぜる。牛乳、ドライカシス、キルシュも加え混ぜる。
- ④③の生地をスプーンですくって、マフィンカップに均等に(1個あたり55gほど)入れる。天板にのせ、オーブンで20分焼く。竹串をさしてみて、何もついて来なければできあがり。焼けていない場合は追加で5分ずつ焼き、様子をみる。焼き上がったマフィンは、マフィン型から取り出し、網の上で冷めるまでおく。
- ⑤生クリームはボウルに入れ、ボウルの底を氷水にあてながら泡立て器で9分立てにする。マロンクリームを加え、均一になるまで混ぜる。口金を付けた絞り出し袋に入れ、マフィンの上に絞り出す。
- ⑥栗の渋皮煮は半分に切り、絞り出したクリームの上にのせる。粉糖を茶漉しでこしてふりかける。
ワンポイントアドバイス
・きび砂糖を使うと、少し味わいやコクのある甘さになりますが、上白糖でも作れます。
・ドライカシスは製菓材料屋、ドライフルーツ売り場などで購入できます。ほかに、ドライカレンツ、ドライブルーベリー、ドライクランベリーなどで代用しても良いです。
・キルシュはさくらんぼが原料の蒸留酒です。スーパー等のお酒売り場にミニボトル(40ml)で販売されていたり、製菓コーナーでもお菓子用のキルシュが販売されていたりします。残った場合は、パウンドケーキなどの焼き菓子の香りづけで加えたり、フルーツのコンポートなどに活用できます。
・クリームを絞り出す際に使う口金は、モンブラン用の口金をおすすめしますが、生クリームに付随してくるプラスティックの口金を使っていただいても大丈夫です。モンブラン用の口金は、クリームが出てくる穴の大きさ(直径)が2mmほどのものをおすすめします。
栗のペーストを混ぜて、蒸して作るプリンです。
さらに、マロングラッセとマロンクリームをのせて仕上げるので、栗好きさんには喜んでいただけること間違いなし。
簡単に作れて、栗のリッチな味わいを心ゆくまで楽しんでいただけます。
材料(120mlのカップ6個分)
〈マロンプリン〉
- 溶き卵100g
- マロンクリーム125g
- 牛乳250g
〈モンブランクリーム〉
- マロンクリーム150g
- 生クリーム(36%)100g
- マロングラッセ120g
- シナモンパウダー少々
作り方
- ①マロンプリンを作る。オーブンは140℃に予熱する。ボウルに溶き卵とマロンクリームを入れ混ぜ合わせる。牛乳も加え滑らかになるまで混ぜる。ざるで濾してグラスに注ぎ入れる。
- ②バットに①のグラスを並べ、60℃くらいの湯を、グラスの下から高さ3~4cmつかるまで注ぎ、オーブンで10分加熱する。10分後、温度を130℃に下げてさらに30分加熱する。竹串を刺して何も付いてこなければ蒸し上がり。もし付いてきたらさらに10分加熱する。粗熱を取り、その後冷蔵庫に3時間以上入れて冷やす。
- ③生クリームはボウルに入れ、ボウルの底を氷水にあてながら泡立て器で9分立てにする。マロンクリームを加え、均一になるまで混ぜる。口金を付けた絞り出し袋に入れる。
- ④冷えたマロンプリンの上にマロングラッセをのせる。その上に③のモンブランクリームを絞りだす。シナモンパウダーを茶漉しで振りかける。
ワンポイントアドバイス
・プリンをなめらかに作るコツは、卵のコシをしっかりと切ることと、ざるで濾すことです。
・クリームを絞り出す際に使う口金は、あまり大きすぎない家庭で使う通常のサイズ感のものを選ぶとプリンの上に絞り出しやすくなります。形状はモンブラン用の口金でも、生クリームに付随してくるプラスティックの口金のどちらでも構いません。
2024.10.01
レシピ:村山 由紀子 (むらやま ゆきこ)さん料理家
季節の食材を生かしたシンプルな料理が定評となり、メディアや企業への料理レシピ開発提供などで活躍中。
近著に「スパイスを楽しむケーキとお菓子」山と渓谷社、がある。
Instagram:@yukiyucca