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- 春野菜で作る贅沢サラダ
春の訪れを告げる野菜たちが、鮮やかで軽やかなサラダに大変身。
やわらかな新ジャガイモ、甘みのある春キャベツ、ほくほくとしたソラ豆。
春ならではのみずみずしい食材は、ハーブと組み合わせることでさらに美味しさが広がります。
心も身体も喜ぶ、春らしい爽やかな味わいの贅沢サラダの簡単レシピ3種をご紹介します。
オーブンで焼いた新ジャガイモにベーコンと茹でたアスパラガスを加えて作る食べ応えのあるホットサラダです。
新ジャガイモのやわらかさ、アスパラガスの甘さを楽しんでください。
バジルとデイルのハーブオイルが、清々しい香りを運んでくれます。

材料 2人分
- 新ジャガイモ300g
- オリーブオイル小さじ2
- 塩小さじ1/4
- アスパラガス200g
- スライスベーコン50g
〈ハーブオイル〉
- バジル1/2パック
- (葉っぱの部分を手で摘んで4gほどの量)
- ディル3~4枝
- (葉っぱの部分を手で摘んで3gほどの量)
- オリーブオイル大さじ2
- ピスタチオ10g
- 仕上げ用、フレーク状の塩適量
作り方
- ①新ジャガイモは鍋に入れ、たっぷりの水を加え、強火で煮立てる。沸いたら弱火にして10分~20分、竹串が刺さるまで茹でる。
- ②茹でている間に、オーブンを230℃に予熱しておく。バジル、ディルの葉っぱ部分は、包丁で極細かくみじん切りにし、オリーブオイル(大さじ2)と混ぜ、ハーブオイルにする。
- ③茹で上がった新ジャガイモは、ざるにあけ、ひと口サイズに切りボウルに入れる。オリーブオイル(小さじ2)と塩も加え全体をさっくり混ぜる。オーブンペーパーをしいた天板に新ジャガイモを並べ、20分焼く。
- ④ベーコンは3等分に切り分ける。20分たったらいったん天板をオーブンから取り出し、新ジャガイモの上にベーコンを広げてのせる。再びオーブンに入れ、さらに5分~10分、ベーコンがカリッとなるまで加熱する。
- ⑤アスパラガスは根本部分の硬い部分3センチほどを切り落とし、根本部分から1/3の長さの表面をピーラーで薄くむく。フライパンに1Lの湯を沸かし、塩小さじ1強(分量外)を加える。塩がきれいに溶けたらアスパラを加え、1分半~2分茹でる。ざるにあけ水気を切って、粗熱が取れるまでそのままおいておく。3等分の長さに切り分ける。
- ⑥オーブンで焼けた新ジャガイモ、ベーコンと、茹でたアスパラガスをボウルに入れ、ハーブオイルを回しかける。全体をさっくりと和え、器に盛り付ける。荒めに刻んだピスタチオとフレーク状の塩を散らす。
ワンポイントアドバイス
・新ジャガはとても皮が薄いので皮をむかなくても大丈夫ですが、気になる方はむいていただいてもかまいません。
・新ジャガは水分量が多く皮が薄いのが特徴で、長期保存には向きません。
・作ったハーブオイルはサラダのほかに、カルパッチョのソース、白身魚を蒸したものにかけるなど活用することができます。
・ハーブオイルは、イタリアンパセリやチャービルで作ってみても良いです。
ふんわり柔らかなクスクスに、旬のソラ豆とグリーンピースのやさしくほくほくとした甘みとミントの清涼感の絶妙なバランスの一皿。
簡単に作れて彩りも美しいサラダなので、春を感じたい日のランチやピクニックもおすすめです。

材料 2人分
- ソラ豆(サヤから出した状態で)100g
- グリーンピース(サヤから出した状態で)50g
- ラディッシュ4個(50gほど)
- クスクス25g
- スペアミント6~8枝分
- オリーブオイル大さじ1
- レモン果汁小さじ1
- ナンプラー大さじ1/2
- 塩ふたつまみ
作り方
- ①鍋に湯を1L沸かし、塩小さじ1強(分量外)を加える。塩がきれいに溶けたらソラ豆とグリーンピースを加え、2分茹でる。ざるにあけ水気を切って、ソラ豆は薄皮をむく。
- ②ラディッシュは薄く輪切りにする。スペアミントは葉の部分を手でつまむ。
- ③耐熱の容器や器にクスクスを入れる。熱湯25mlを回しかけラップをしてそのまま5分おく。
- ④③をボウルに移し、オリーブオイルも加え、クスクスをゴムベラでほぐす。きれいにほぐれたら、レモン果汁、ナンプラー、塩も加え、混ぜる。
- ⑤④のボウルに1のソラ豆、グリーンピースと②のラディッシュ、スペアミントを加えさっくりと混ぜる。
ワンポイントアドバイス
・クスクスはデュラム小麦粉を原料とした粒状の世界最小のパスタです。あわやひえのような見た目をしています。熱湯を注いで、数分蒸らすだけで簡単に食べられるのが特徴です。サラダのほかに汁気の多いスープ料理に添えて、混ぜながら食べたりします。モロッコにはクスクスという料理もあります。
・ミントはスペアミントを使うことをおすすめします。代わりにペパーミントを使う場合は、ピリッとした強い香りがあるので使う量に注意してください。
春キャベツは秋に種をまき、春から初夏にかけて収穫されるキャベツ、水分が多く葉が柔らかで甘みがあり、生食用に向いています。
葉の巻き方もふわっとしているのも特徴の1つです。
水分が多く葉が柔らかで甘みがある春キャベツをコーンとあわせてつくる、レモンとハーブの香りが爽やかなコールスローです。

材料 2人分
- 春キャベツ200g
- 塩3g
- 薄く輪切りにしたレモン15g
- トウモロコシ(粒のみ)50g
- ディジョンマスタード5g
- オリーブオイル大さじ1/2
- ディルシード(あれば)小さじ1/4
- ディル(フレッシュハーブ)5~6枝
- (葉っぱの部分を手で摘んで5gほど)
作り方
- ①春キャベツは手で小さくちぎり、洗った後、水気をきる。塩を振って手で軽く揉んでそのまま10分おく。出てきた水分を捨てる。
- ②ボウルにディジョンマスタードとオリーブオイル、ディルシードを入れ、混ぜる。ここに1と、薄切りにしたレモン、トウモロコシ、ディル(フレッシュハーブ)を加え、あえる。味見をして塩気が足りなければ塩を足す。
ワンポイントアドバイス
・トウモロコシは、生のものを茹でてから使うのをおすすめしますが、季節的に手に入らない場合は、缶詰めなどを使用してください。
・コールスローは、マヨネーズで作るもの以外に、フレンチドレッシングで作るものがあります。フレンチドレッシングを作る際に、ディジョンマスタードを使うレシピもあるので、今回は、レモンとの相性も良いディジョンマスタードを使ったレシピにしています。
2025.03.03

レシピ:村山 由紀子 (むらやま ゆきこ)さん料理家
季節の食材を生かしたシンプルな料理が定評となり、メディアや企業への料理レシピ開発提供などで活躍中。
近著に「スパイスを楽しむケーキとお菓子」山と渓谷社、がある。
Instagram:@yukiyucca