2025年02月25日
【広報発表】「世界初、システム操作ログからオペレーターのノウハウを可視化する技術を開発」の広報発表を行いました。
操作ログを活用したDXシステムの開発イメージ
従来と今回開発した操作ログドリブン技術との
DXシステム開発工程の比較
開発メンバー
システム操作ログからオペレーターの経験や知見に基づくノウハウを可視化し、共有化することで、システムの運転管理・維持管理を高度化するDXシステム開発に活用できる「操作ログドリブン開発技術」を世界で初めて※1開発しました。
今回、システムの操作ログを可視化し、オペレーターがシステム画面に表示している信号の関連性から「同じ目的の操作フェーズ」を自動で抽出・可視化することができる、「操作ログドリブン開発技術」を開発しました。この技術はヒアリングだけでは把握しきれない操作の実態を収集・解析し、暗黙知を可視化できるなどノウハウを共有しやすくなり、技術継承を効率化するとともに、DXシステムの要求分析をより的確かつ短期間で実現できます。
また、DXシステムのプロトタイプを早期に構築し、その操作ログを本技術で取得して改良を繰り返すことで効率的にブラッシュアップが可能となり、DXシステムの開発期間の大幅な短縮に貢献します。
◆開発者から◆
データ分析で見つかった新しい発見を報告すると、「どのような手順で発見したのか?どうやったら他の人も発見できるようになるのか?」とよく聞かれるのですが、自分自身でも覚えておらず答えられないということがありました。開発した『操作ログドリブン開発技術』で操作ログを取得しておけば、このような手順を蓄積・解析・共有でき、類似な事例に出会ったときに役立ちます。また、過去に誰かがチャレンジしてうまくいかなかった手順を蓄積しておけば、他の人が再度同じことをしてしまうことも防げるようになると考えています(うまくいった方法は報告書に残っているのですが、うまくいかなかった方法は残っていないことが多いです)。
※12025年2月25日現在、当社調べ
ニュースリリース 2025年02月25日
世界初、システム操作ログからオペレーターのノウハウを可視化する技術を開発(PDF:1.2MB)