#24SDGsへの取組事例

脱炭素経営を支援する
マルチリージョン型デジタル電力供給システム

  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な政策を
  • パートナーシップで目標を達成しよう
再エネ由来の電力を最大限有効活用し、企業の脱炭素経営をサポート
企業のサプライチェーン全体に対し再エネ100%化やCO2削減を求める動きが高まる中、再生可能エネルギー(以下、再エネ)は天候・時間により発電量が不安定であること、環境価値の管理が煩雑であることなどが課題となっています。こうした課題を解決するため、三菱電機は工場などの複数拠点間における再エネ由来の電力融通を最適化し、企業の脱炭素化を支援するクラウドサービス「マルチリージョンEMS」を開発しました。企業単位だけでなく、工場など拠点単位での脱炭素化目標の達成をサポートし、カーボンニュートラル社会の実現に貢献します。
CASE 01

マルチリージョンEMS

◆拠点単位での脱炭素目標達成を支援

マルチリージョンEMSは、拠点ごとの脱炭素目標、再エネ発電量の予測値、電力需要の予測値、蓄電池の容量、環境価値証書価格などを考慮したうえで、最適な計画を作成します。これにより電力および環境価値の調達コストを最小化するとともに、拠点ごとの脱炭素化目標達成に向けた受給運用計画を策定することができます。

◆「自己託送制度」を活用した複数拠点間の電力融通

マルチリージョンEMSでは、脱炭素目標達成に向け、再エネ設備で発電した電力を①自拠点内で消費する、②電力が不要な時間に蓄電池へ充電し必要な時間に放電する、そして③別拠点に送り活用する、の3つの選択肢を検討できます。特に、③では「自己託送制度」を活用することで複数拠点にまたがる電力融通も選択肢に入れ、最も経済的に拠点毎の脱炭素目標達成を実現します。

◆環境価値業務の運用負荷を軽減

マルチリージョンEMSでは、環境価値に関わる受給計画の策定・変更・提出業務を自動化することができます。また、コーポレートPPAや環境証書購入など複数の再エネ調達手法に対応しています。目標とする再エネ比率と再エネ設備の導入状況に基づき電力の最適融通や環境証書の管理を行うことで、導入企業様の運用負荷を軽減します。