夕暮れの西の空に細く眉のように見える三日月は、日を追うごとに満ちてゆき、上弦を経て満月になります。満月を過ぎると今度は欠けてゆきますが、次第に月の出は遅くなり、下弦を経て新月になります。さまざまな表情を見せてくれる月は、ポイントさえつかめば簡単に写すことができます。 月を撮影するのに特別なカメラは必要ありません。デジタルでも、銀塩でもどちらでも構いませんが、スローシャッターになりますから三脚は必要です。最近のカメラはオートフォーカスで露出もカメラまかせが主流です。もちろんそれでも写りますが、マニュアルで露出やシャッタースピードを変えて数コマ写してみると、その中に息をのむような雰囲気のある月の写真が含まれて、ハッとさせられるときがあります。 |
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