シーケンサ MELSEC iQ-Rシリーズ 特長 コンセプト
高度な情報通信連携によるビッグデータの有効活用
今日の生産現場では、生産性と保守性を向上しつつ、システム故障時間と設備投資の削減が求められています。そのような需要に応えるべく、MELSEC iQ-Rシリーズでは、互いの情報通信を連携させながら、様々な形態のデータを収集・処理する製品をラインアップしています。MESインタフェースユニットは、ITシステムのデータベースへの直接接続を可能にし、C言語コントローラは、各工程の試験やその他の高度な処理を実現します。C言語インテリジェント機能ユニットは、用途に応じた通信プロトコルの構築を支援します。そして、高速データロガーユニット/高速データコミュニケーションユニットは、生産現場のトラブル解決を簡単かつ安価に実現します。
豊富なパートナーアプリケーション
カスタマイズ
各種シーケンサ機器に簡単にアクセスできる専用関数や通信ライブラリをご用意しています。また、各種用途に応じたパートナーアプリケーションもご利用いただけます。これらを活用することで、開発効率の向上、開発コストの削減を実現できます。
悪環境でも使用可能な信頼のFA仕様
耐環境性
高品質、高信頼のMELSEC iQ-Rシリーズを使用したシステムでは、パソコン環境下で起こりうる故障を最小限に抑えられます。さらに、MELSEC iQ-Rシリーズのユニットはファンレス構造となっているため、クリーンルームでの使用にも最適です。
生産データを高速に収集
データ収集
高速データロガーユニット/高速データコミュニケーションユニットは、シーケンススキャンに同期して、生産データを高速に収集し、パソコンで処理しやすいように変換できます。プログラム開発の手間を最小限にし、データ集計・分析を短い期間で実現できます。
C/C++による柔軟なプログラミング
フレキシビリティ
Arm® Cortex®-A9 Dual Coreプロセッサベース、リアルタイムOS VxWorks®組込み済みのC言語コントローラは、高度なデータ処理に最適なユニットで、製造試験結果の分析などに役立ちます。また、C言語コントローラと同じプロセッサをベースとしているC言語インテリジェント機能ユニットは、カスタマイズ可能で、電力発電所の全体監視、ビルディングオートメーション、オープンフィールドバス通信といったアプリケーションに必要な通信プロトコルの構築を支援します。
データベースサーバー、クラウドとの連携
上位通信
MESインタフェースユニットは、簡単な設定でITシステムへ直接アクセスできます。また、ゲートウェイパソコンが不要なシンプル構成のため、システム構築のコストを削減できます。C言語インテリジェント機能ユニットは、Debian GNU/Linux対応により、各社クラウドサービスとの連携が可能です。装置の予知保全システムやリモートメンテナンスを実現します。