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製品:FR-E800シリーズ

エラーの内容を調べるエラーの内容を調べる

エラーメッセージ

操作パネル表示 名称
HOLD 操作パネルロック 詳細
LOCD パスワード設定中 詳細
Er1~Er4 パラメータ書込みエラー 詳細
Err. エラー 詳細

警報

操作パネル表示 名称
OLC ストール防止(過電流) 詳細
OLV ストール防止(過電圧) 詳細
RB 回生ブレーキプリアラーム 詳細
TH 電子サーマルプリアラーム 詳細
PS PU停止 詳細
MT メンテナンスタイマ 詳細
SL スピードリミット表示(速度制限中出力) 詳細
CF 通信異常発生時運転継続中 詳細
SA セーフティ停止中 詳細
LDF 負荷異常警報 詳細
EHR Ethernet通信異常 詳細
DIP IPアドレス重複 詳細
IP IPアドレス異常 詳細
SE パラメータ誤設定 詳細
Cor 腐食警報 詳細
UV 不足電圧 詳細
LP ストロークリミット警報 詳細
HP1 原点復帰エラー 詳細
HP2 原点復帰エラー 詳細
ED エマージェンシードライブ実行中(標準仕様品、Ethernet仕様品) 詳細

軽故障

操作パネル表示 名称
FN ファン故障 詳細

重故障

操作パネル表示 名称
E.OC1 加速中過電流遮断 詳細
E.OC2 定速中過電流遮断 詳細
E.OC3 減速/停止中過電流遮断 詳細
E.OV1 加速中回生過電圧遮断 詳細
E.OV2 定速中回生過電圧遮断 詳細
E.OV3 減速/ 停止中回生過電圧遮断 詳細
E.THT インバータ過負荷遮断(電子サーマル) 詳細
E.THM モータ過負荷遮断(電子サーマル) 詳細
E.FIN フィン過熱 詳細
E.UVT 不足電圧 詳細
E.ILF 入力欠相 詳細
E.OLT ストール防止による停止 詳細
E.SOT 脱調検出 詳細
E.LUP 上限故障検出 詳細
E.LDN 下限故障検出 詳細
E.BE ブレーキトランジスタ異常検出 詳細
E.GF 出力側地絡過電流 詳細
E.LF 出力欠相 詳細
E.OHT 外部サーマル動作 詳細
E.PTC PTCサーミスタ動作 詳細
E.OPT オプション異常 詳細

操作パネル表示 名称
E.OP1 通信オプション異常 詳細
E.16 シーケンス機能
ユーザ定義異常
詳細
E.17
E.18
E.19
E.20
E.PE6 内部素子異常 詳細
E.PE パラメータ記憶素子異常(制御基板) 詳細
E.PUE PU抜け 詳細
E.RET リトライ回数オーバー 詳細
E.PE2 パラメータ記憶素子異常(主回路基板) 詳細
E.CPU CPU異常 詳細
E.CDO 出力電流検出値異常 詳細
E.IOH 突入電流抑制回路異常 詳細
E.AIE アナログ入力異常 詳細

操作パネル表示 名称
E.USB USB通信異常 詳細
E.SAF セーフティ回路異常 詳細
E.OS 過速度発生 詳細
E.OSD 速度偏差過大検出 詳細
E.ECT 断線検出 詳細
E.OD 位置誤差大 詳細
E.MB1 ブレーキシーケンス異常 詳細
E.MB2
E.MB3
E.MB4
E.MB5
E.MB6
E.MB7
E.OA 加速度異常 詳細
E.IAH 内部温度異常 詳細
E.PID PID信号異常 詳細
E.EHR Ethernet通信異常 詳細
E.CMB 基板組み合わせ異常 詳細
E.1 オプション異常 詳細
E.5 CPU異常 詳細
E.6
E.7
E.10 インバータ出力異常 詳細
E.11 反転減速異常 詳細
E.13 内部回路異常 詳細

その他

操作パネル表示 名称
アラーム履歴なし 詳細
24V 外部電源動作中 詳細
バックアップ中 詳細
リストア中 詳細

原因とその対策

操作パネルロック

操作パネル表示 HOLD
内容 操作ロックモードが設定されています。[STOP/RESET]以外の操作ができないようになっています。
チェックポイント --------------
処置 [MODE]を2s長押しで操作ロックを解除できます。

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パスワード設定中

操作パネル表示 LOCD
内容 パスワード機能が設定されています。パラメータの表示、設定ができない状態になっています。
チェックポイント --------------
処置 Pr.297 パスワード登録/ 解除にパスワードを入力して、パスワード機能を解除してから操作してください。

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書込み禁止エラー

操作パネル表示 Er1
内容
  • Pr.77 パラメータ書込選択にてパラメータの書込みが禁止中に、パラメータの設定をしようとした。
  • 周波数ジャンプの設定範囲が重複した。
  • PUとインバータが正常に通信できていない。
チェックポイント
  • Pr.77の設定値を確認してください。
  • Pr.31~Pr.36(周波数ジャンプ)の設定値を確認してください。
  • PUとインバータの接続を確認してください。

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運転中書込みエラー

操作パネル表示 Er2
内容 Pr.77 パラメータ書込選択=“0”のとき、運転中にパラメータ書込みを行った。
チェックポイント 運転中ではないか
処置
  • 運転を停止してから、パラメータの設定をしてください。
  • Pr.77=“2”にすると、運転中でもパラメータ書込みが可能になります。

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校正エラー

操作パネル表示 Er3
内容 アナログ入力のバイアス、ゲインの校正値が接近しすぎている。
チェックポイント 校正パラメータC3、C4、C6、C7(校正機能)の設定値の確認をしてください。

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モード指定エラー

操作パネル表示 Er4
内容
  • Pr.77 パラメータ書込選択=“1”のときに外部、NET 運転モードにてパラメータ設定をしようとした。
  • 操作パネルに指令権がない状態でパラメータの書込みを行った。
チェックポイント
  • 運転モードは“PU 運転モード”となっているか。
  • Pr.551 PU モード操作権選択の設定値は正しいか。
処置
  • 運転モードを“PU 運転モード”にしてから、パラメータの設定をしてください。
  • Pr.77=“2”にすると、運転モードに関係なくパラメータ書込みが可能になります。
  • Pr.551=“4”に設定してください。

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エラー

操作パネル表示 Err.
内容
  • RES信号をONしている。
  • インバータ入力側の電圧が低下した場合にこの表示が発生することがあります。
処置 RES信号をOFFしてください。

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ストール防止(過電流)

操作パネル表示 OLC
液晶操作パネル表示 OL
内容
  • インバータ出力電流が大きくなり、ストール防止(過電流)機能が動作しています。
  • ストール防止(過電流)機能について以下に示します。
加速中 インバータの出力電流(リアルセンサレスベクトル制御、ベクトル制御時は出力トルク)がストール防止動作レベル(Pr.22 ストール防止動作レベル 等)を超えると、過負荷電流が減少するまで周波数の上昇を止め、インバータが過電流遮断に至るのを防ぎます。ストール防止動作レベル未満になると再び上昇させます。
定速運転中 インバータの出力電流(リアルセンサレスベクトル制御、ベクトル制御時は出力トルク)がストール防止動作レベル(Pr.22 ストール防止動作レベル 等)を超えると、過負荷電流が減少するまで周波数を下げ、過電流遮断に至るのを防ぎます。ストール防止動作レベル未満になると設定周波数まで戻ります。
減速中 インバータの出力電流(リアルセンサレスベクトル制御、ベクトル制御時は出力トルク)がストール防止動作レベル(Pr.22 ストール防止動作レベル 等)を超えると、過負荷電流が減少するまで周波数の下降をやめ、インバータが過電流遮断に至るのを防ぎます。ストール防止動作レベル未満になると再び下降させます。
チェックポイント
  • Pr.0 トルクブーストの設定値が大きすぎないか。
  • Pr.7 加速時間、Pr.8 減速時間が短すぎる可能性があります。
  • 負荷が重すぎる可能性があります。
  • 周辺機器に不具合はありませんか?
  • Pr.13 始動周波数が大きすぎないか。
  • Pr.22 ストール防止動作レベルの設定値は適切か。
処置
  • Pr.0の設定を1%程度ずつ増減させ、その都度モータの状態を確認してください。
  • Pr.7、Pr.8を長くしてください。
  • 負荷を軽くする。
  • アドバンスト磁束ベクトル制御、リアルセンサレスベクトル制御 、ベクトル制御を試してみる。
  • Pr.14 適用負荷選択の設定を変更してみる。
  • ストール防止動作電流はPr.22 ストール防止動作レベルで設定できます。(ND定格時初期値は150%です。)加減速時間が変わる可能性があります。Pr.22 ストール防止動作レベルでストール防止動作レベルを上げるか、Pr.156 ストール防止動作選択でストール防止が動作しないようにしてください。(また、OLC動作時の運転継続についてもPr.156で設定できます。)

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ストール防止(過電圧)

操作パネル表示 oL
液晶操作パネル表示 oL
内容
  • インバータの出力電圧が高くなり、ストール防止(過電圧)機能が動作しています。
  • モータの回生エネルギーが過大となり、回生回避機能が動作しています。
  • ストール防止(過電圧)機能について以下に示します。
減速中 モータの回生エネルギーが過大となり、回生エネルギー消費能力を超えると、周波数の下降を止め、過電圧遮断に至るのを防ぎます。回生エネルギーが減少した時点で、再び減速を続けます。
チェックポイント
  • 急減速運転ではないか。
  • 回生回避機能(Pr.882~Pr.886)は使用しているか。
処置 減速時間が変わる可能性があります。Pr.8 減速時間で減速時間を長くしてください。

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回生ブレーキプリアラーム

操作パネル表示 RB
液晶操作パネル表示 RB
内容 回生ブレーキ使用率が、Pr.70 特殊回生ブレーキ使用率設定値の85%以上となった場合に表示します。回生ブレーキ使用率が100%に達すると、回生過電圧(E.OV[]) となります。
チェックポイント
  • ブレーキ抵抗の使用率が高くないか。
  • Pr.30 回生機能選択、Pr.70の設定値は正しいか。
処置
  • 減速時間を長くする。
  • Pr.30、Pr.70の設定値を確認する。

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電子サーマルプリアラーム

操作パネル表示 TH
液晶操作パネル表示 TH
内容 電子サーマルの積算値が、Pr.9 電子サーマルの設定値の85%以上に達すると表示します。規定値となると、保護回路が動作し、インバータの出力を停止します。
チェックポイント
  • 負荷が大きい、急加速運転ではないか。
  • Pr.9の設定値は妥当か。
処置
  • 負荷量、運転頻度を低減する。
  • Pr.9の設定値を妥当な設定値にする。

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PU停止

操作パネル表示 PS
液晶操作パネル表示 PS
内容
  • PU運転モード以外で[STOP/RESETキー]により停止させた。(PU運転モード以外で[STOP/RESETキー]を有効にするには、Pr.75 リセット選択/PU抜け検出/PU停止選択の設定が必要です。
  • 非常停止機能により停止させた。
チェックポイント
  • 操作パネルの[STOP/RESETキー]を押して停止させていないか。
  • X92信号がOFFしていないか。
処置
  • 始動信号をOFFし、[PU/EXTキー]で解除できます。
  • X92信号をONし、始動信号OFFで解除できます。

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スピードリミット表示(速度制限中出力)

操作パネル表示 SL
液晶操作パネル表示 SL
内容 トルク制御時に速度制限レベルを超えると出力します。
チェックポイント
  • トルク指令が必要以上に大きくないか。
  • 速度制限レベルが低くないか。
処置
  • トルク指令値を小さくする。
  • 速度制限レベルを大きくする。

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セーフティ停止中

操作パネル表示 SA
液晶操作パネル表示 --------------
内容 セーフティストップ機能動作中(出力遮断中)に表示します。
チェックポイント
  • 非常停止装置が作動していないか。
  • セーフティストップ機能を使用しない場合は、S1-PC間、S2-PC間の短絡用電線が外れていないか。
処置
  • セーフティストップ機能を使用している場合は、非常停止装置が作動しています。非常停止の原因を調査し、安全を確認してからシステムを再起動する。
  • セーフティストップ機能を使用していない場合は、S1-PC間、S2-PC間を短絡用電線で短絡して、インバータが運転できるようにする。
  • セーフティストップ機能を使用時、S1-SIC間、S2-SIC間の両方が導通されている状態(運転可能状態)で、[SA]が表示されている場合、内部異常が発生している可能性があります。端子S1、 S2、およびSICの配線を確認し、異常が見つからない場合は、お買上店または当社営業所までご連絡ください。

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メンテナンスタイマ

操作パネル表示 MT
液晶操作パネル表示 MT
内容 インバータの累積通電時間がパラメータに設定した時間以上経過したときに表示します。MTを表示するまでの時間はPr.504 メンテナンスタイマ1 警報出力設定時間 (MT) で設定します。Pr.504の設定が初期値(9999)の場合、この表示は発生しません。
チェックポイント メンテナンスタイマの設定時間を経過しています。
処置 メンテナンスタイマ設定の目的にあわせた対処をする。
Pr.503 メンテナンスタイマに“0”を書き込むと表示を消すことができます。

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通信異常発生時運転継続中

操作パネル表示 CF
液晶操作パネル表示 CF
内容 通信回線または通信オプションに異常が発生している状態で運転を継続している場合に表示します。(Pr.502=“4”設定時)
チェックポイント
  • 通信ケーブルが断線していないか。
  • 通信オプションに異常がないか。
処置
  • 通信ケーブルの接続を確認する。
  • 通信オプションを交換する。

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負荷異常警報

操作パネル表示 LDF
液晶操作パネル表示 LDF
内容 Pr.1488 上限警報検出幅、Pr.1489 下限警報検出幅で設定した検出幅を負荷が超えたときに表示します。
チェックポイント
  • 装置に負荷がかかり過ぎていないか、または軽過ぎないか。
  • 負荷特性の設定は適切か。
処置
  • 装置を点検する。
  • 負荷特性(Pr.1481~Pr.1487)を設定しなおす。

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Ethernet通信異常

操作パネル表示 EHR
液晶操作パネル表示 EHR
内容 Pr.1431 Ethernet 断線検出機能選択= “1~3” 設定時に、物理的にEthernet通信ができない場合に表示します。
チェックポイント
  • 通信ケーブルが断線していないか。
  • Ethernetケーブルが断線していないか。
処置
  • Ethernetボードの接続を確実に行う。
  • EthernetケーブルがEthernetコネクタに正しく接続されているか、Ethernetケーブルに破損がないか確認する。

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IPアドレス重複

操作パネル表示 DIP
液晶操作パネル表示 DIP
内容 IP アドレス重複検出時に表示します。
チェックポイント ネットワーク上の他の機器と重複したIP アドレスを設定していないか。
処置 個別のIP アドレスを設定する。

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IPアドレス異常

操作パネル表示 IP
液晶操作パネル表示 IP
内容 IPアドレスまたはサブネットマスクの設定が範囲外の場合に表示します。
チェックポイント
  • IPアドレス第3オクテット、第4オクテットに“0または255”を設定していないか。
  • サブネットマスクの設定は適切か。
  • IPアドレスの設定は適切か。
処置
  • IPアドレス第3オクテット、第4オクテットに“1 ~ 254”を設定する。
  • サブネットマスク(Pr.1438 ~ Pr.1441)を設定しなおす。
  • IPアドレス(Pr.1434 ~ Pr.1447)を設定しなおす。

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パラメータ誤設定

操作パネル表示 SE
液晶操作パネル表示 SE
内容 制御方式の設定(Pr.800、Pr.451)に対して、モータの設定(Pr.71、Pr.450、Pr.80、Pr.453、Pr.81、Pr.454)が始動可能条件を満たしていない状態で、始動指令を入力した場合に表示します。
チェックポイント 制御方式の設定に対して、モータの設定が適切か。
処置 制御方式の設定とモータの設定を見直す。

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腐食警報

操作パネル表示 Cor
液晶操作パネル表示 Cor
内容 制御回路基板の腐食具合がレベル3(Pr.198=“3”)になると表示します。(FR-E8[][]-[]-60(コーティングあり仕様)のみ機能します。)
チェックポイント インバータ使用環境は適切か。
処置
  • インバータ使用環境を改善(フィルタリング、換気)する。
  • インバータの早期交換を検討する。

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不足電圧

操作パネル表示 UV
液晶操作パネル表示 --------------
内容 インバータの電源電圧が下がると制御回路が正常な機能を発揮しなくなります。また、モータのトルク不足や発熱の増加を生じます。このため電源電圧が約AC115V(400Vクラスは約AC230V、575Vクラスは約AC330V)以下になるとインバータの出力を停止し、“UV”を表示します。電圧が正常に戻ると警報は解除されます。
チェックポイント 電源電圧は正常か。
処置 電源など電源系統機器を調査する。

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ストロークリミット警報

操作パネル表示 LP
液晶操作パネル表示 LP
内容 入力端子に正転ストロークエンド信号(LSP)または逆転ストロークエンド信号(LSN)を割り付けた場合にLSP 信号またはLSN 信号がOFF(常時閉入力の場合)すると、OFF している間表示します。
チェックポイント LSP 信号、LSN 信号がOFF していないか。(常時閉入力の場合)
処置 LSP 信号、LSN 信号をON する。(常時閉入力の場合)

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原点復帰エラー

操作パネル表示 HP1、HP2
液晶操作パネル表示 HP1、HP2
内容 位置制御の原点復帰動作にエラーが発生した場合に表示します。
チェックポイント エラー発生原因の調査
処置 設定パラメータと入力信号が正しく入力されているか確認する。

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エマージェンシードライブ実行中(標準仕様品、Ethernet 仕様品)

操作パネル表示 ED
液晶操作パネル表示 ED
内容 エマージェンシードライブ実行中に表示します。
チェックポイント X84 信号ON によりエマージェンシードライブ実行中です。
処置 エマージェンシードライブを終了すると表示が消えます。

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ファン故障

操作パネル表示 FN
液晶操作パネル表示 FN
内容 冷却ファンを内蔵しているインバータの場合、冷却ファンが故障停止したり、回転数が落ちたとき、Pr.244 冷却ファン動作選択の設定と異なる動作をしたとき、操作パネルにFNを表示しま
チェックポイント 冷却ファンに異常はないか。
処置 ファンの故障が考えられます。お買上店または当社営業所までご連絡ください。

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加速中過電流遮断

操作パネル表示 E.OC1
液晶操作パネル表示 加速中過電流遮断
内容 加速運転中に、インバータ出力電流が定格電流の約230%以上になったとき、保護回路が動作し、インバータの出力を停止します。
チェックポイント
  • 急加速運転ではないか。
  • 昇降機の下降加速時間が長くないか。
  • 出力短絡はないか。
  • モータの定格周波数が50Hzにもかかわらず、Pr.3 基底周波数の設定値が60Hzになっていないか。
  • ストール防止動作レベルの設定が高過ぎる。高応答電流制限機能が動作しない設定になっている。
  • 回生頻度が高くないか。( 回生時には出力電圧がV/F基準値より大きくなり、モータ電流増加による過電流ではないか。)
  • PLGの配線や仕様(PLG電源、分解能、差動/ コンプリメンタリ)は正しいか。また、モータの配線(U、V、W)は正しいか。(ベクトル制御時)
  • リアルセンサレスベクトル制御のトルク制御時に、正転から逆転(または逆転から正転)へ切り換わっていないか。
  • インバータとモータ容量があっているか。(PMセンサレスベクトル制御)
  • モータフリーラン中にインバータに始動指令が入っていないか。(PMセンサレスベクトル制御)
処置
  • 加速時間を長くする。(昇降機の下降加速時間を短くする。)
  • 始動時に、「E.OC1」が必ず点灯する場合、1度モータを外して始動させてみてください。それでも「E.OC1」が点灯する場合は、お買上店または当社営業所までご連絡ください。
  • 出力短絡のないように配線を確認する。
  • Pr.3 基底周波数を50Hzに設定する。
  • ストール防止動作レベルの設定を下げる。高応答電流制限機能が動作する設定に変更する。
  • Pr.19 基底周波数電圧に基底電圧( モータの定格電圧など) を設定してください。
  • PLGやモータの配線、仕様を確認する。PLGやモータの仕様に合わせた設定を行う。(ベクトル制御時)
  • リアルセンサレスベクトル制御のトルク制御時に、正転から逆転(または逆転から正転)へ切り換わらないようにする。
  • インバータとモータ容量をあわせる。(PMセンサレスベクトル制御)
  • モータが停止してから始動信号を入れる。または瞬停再始動/つれ回り引き込み機能を設定する。(PMセンサレスベクトル制御)

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定速中過電流遮断

操作パネル表示 E.OC2
液晶操作パネル表示 定速中過電流遮断
内容 定速運転中に、インバータ出力電流が定格電流の約230%以上になったとき、保護回路が動作し、インバータの出力を停止します。
チェックポイント
  • 負荷の急変はないか。
  • 出力短絡はないか。
  • ストール防止動作レベルの設定が高過ぎる。高応答電流制限機能が動作しない設定になっている。
  • リアルセンサレスベクトル制御のトルク制御時に、正転から逆転(または逆転から正転)へ切り換わっていないか。
  • インバータとモータ容量があっているか。(PMセンサレスベクトル制御)
  • モータフリーラン中にインバータに始動指令が入っていないか。(PMセンサレスベクトル制御)
処置
  • 負荷の急変をなくす。
  • 出力短絡のないように配線を確認する
  • ストール防止動作レベルの設定を下げる。高応答電流制限機能が動作する設定に変更する。
  • リアルセンサレスベクトル制御のトルク制御時に、正転から逆転(または逆転から正転)へ切り換わらないようにする。
  • インバータとモータ容量をあわせる。(PMセンサレスベクトル制御)
  • モータが停止してから始動信号を入れる。または瞬停再始動/つれ回り引き込み機能を設定する。(PMセンサレスベクトル制御)

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減速/停止中過電流遮断

操作パネル表示 E.OC3
液晶操作パネル表示 減速中過電流遮断
内容 減速中(加速中、定速中以外)に、インバータ出力電流が定格電流の約230%以上になったとき、保護回路が動作し、インバータの出力を停止します。
チェックポイント
  • 急減速運転ではないか。
  • 出力短絡はないか。
  • モータの機械ブレーキ動作が早すぎないか。
  • ストール防止動作レベルの設定が高過ぎる。高応答電流制限機能が動作しない設定になっている。
  • リアルセンサレスベクトル制御のトルク制御時に、正転から逆転(または逆転から正転)へ切り換わっていないか。
  • インバータとモータ容量があっているか。(PMセンサレスベクトル制御)
  • モータフリーラン中にインバータに始動指令が入っていないか。(PMセンサレスベクトル制御)
処置
  • 減速時間を長くする。
  • 出力短絡のないように配線を確認する。
  • 機械ブレーキ動作を調査する。
  • ストール防止動作レベルの設定を下げる。高応答電流制限機能が動作する設定に変更する。
  • リアルセンサレスベクトル制御のトルク制御時に、正転から逆転(または逆転から正転)へ切り換わらないようにする。
  • インバータとモータ容量をあわせる。(PMセンサレスベクトル制御)
  • モータが停止してから始動信号を入れる。または瞬停再始動/ つれ回り引き込み機能を設定する。(PMセンサレスベクトル制御)

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加速中回生過電圧遮断

操作パネル表示 E.OV1
液晶操作パネル表示 加速中過電圧遮断
内容 回生エネルギーにより、インバータ内部の主回路直流電圧が規定値以上となると、保護回路が動作して、インバータの出力を停止します。電源系統に発生したサージ電圧により動作する場合もあります。
チェックポイント
  • 加速度がゆるやかすぎないか。(昇降負荷で下降加速時など)
  • Pr.22 ストール防止動作レベルを無負荷電流以下に設定していないか。
  • 負荷イナーシャが大きい用途で、ストール防止が頻繁に動作していないか。
処置
  • 加速時間を短くする。
    回生回避機能(Pr.882、Pr.883、Pr.885、Pr.886)を使用する。
  • Pr.22を無負荷電流より大きく設定する。
  • Pr.154 ストール防止動作中の電圧低減選択=“11”に設定する。

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定速中回生過電圧遮断

操作パネル表示 E.OV2
液晶操作パネル表示 定速中過電圧遮断
内容 回生エネルギーにより、インバータ内部の主回路直流電圧が規定値以上となると、保護回路が動作して、インバータの出力を停止します。電源系統に発生したサージ電圧により動作する場合もあります。
チェックポイント
  • 負荷の急変はないか。
  • Pr.22 ストール防止動作レベルを無負荷電流以下に設定していないか。
  • 負荷イナーシャが大きい用途で、ストール防止が頻繁に動作していないか。
  • 加減速時間が短くないか。
処置
  • 負荷の急変をなくす。
  • 回生回避機能(Pr.882、Pr.883、Pr.885、Pr.886)を使用する。
  • 必要に応じてブレーキユニットまたは多機能回生共通コンバータ(FR-CV) を使用してください。
  • Pr.22を無負荷電流より大きく設定する。
  • Pr.154 ストール防止動作中の電圧低減選択=“11”に設定する。
  • 加減速時間を長くする。(ベクトル制御や磁束ベクトル制御では出力トルクを大きく取れますが、急加速を行うと、速度がオーバーシュートし、過電圧が発生する場合があります。)

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減速/停止中回生過電圧遮断

操作パネル表示 E.OV3
液晶操作パネル表示 減速中過電圧遮断
内容 回生エネルギーにより、インバータ内部の主回路直流電圧が規定値以上となると、保護回路が動作して、インバータの出力を停止します。電源系統に発生したサージ電圧により動作する場合もあります。
チェックポイント
  • 急減速運転ではないか。
  • 負荷イナーシャが大きい用途で、ストール防止が頻繁に動作していないか。
処置
  • 減速時間を長くする。( 負荷の慣性モーメントに見合った減速時間にする)。
  • 制動頻度を減らす。
  • 回生回避機能(Pr.882、Pr.883、Pr.885、Pr.886)を使用する。
  • 必要に応じてブレーキユニットまたは多機能回生共通コンバータ(FR-CV) を使用してください。
  • Pr.154 ストール防止動作中の電圧低減選択=“11”に設定する。

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インバータ過負荷遮断(電子サーマル)

操作パネル表示 E.THT
液晶操作パネル表示 インバータ過負荷遮断
内容 定格出力電流以上の電流が流れ、かつ過電流遮断(E.OC[]) に至らない状態で、出力トランジスタ素子の温度が保護レベルを超えた場合、インバータの出力を停止します。(過負荷耐量 150% 60s)
チェックポイント
  • 加減速時間が短くないか。
  • トルクブーストの設定値が大きすぎ(小さすぎ)ないか。
  • 適用負荷選択の設定が実機の負荷特性に合っているか。
  • モータを過負荷で使用していないか。
  • PLGの配線や仕様(PLG電源、分解能、差動/コンプリメンタリ)は正しいか。また、モータの配線(U、V、W)は正しいか。(ベクトル制御時)
処置
  • 加減速時間を長くする。
  • トルクブーストの設定値を調整する。
  • 適用負荷選択の設定を実機の負荷特性に合わせ設定する。
  • 負荷を軽くする。
  • PLGやモータの配線、仕様を確認する。PLGやモータの仕様に合わせた設定を行う。(ベクトル制御時)

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モータ過負荷遮断(電子サーマル)

操作パネル表示 E.THM
液晶操作パネル表示 モータ過負荷遮断
内容 過負荷や低速運転中での冷却能力低下によるモータの過熱を、インバータ内蔵の電子サーマルが感知し、Pr.9 電子サーマルの設定値の85%となったときプリアラーム(TH表示)となり、規定値となると、保護回路が動作し、インバータの出力を停止します。多極モータなど特殊なモータや複数台のモータを運転する場合は、電子サーマルではモータ保護はできませんので、インバータ出力側にサーマルリレーを設けてください。
チェックポイント
  • モータを過負荷で使用していないか。
  • モータ選択のパラメータPr.71 適用モータの設定は正しいか。
  • ストール防止動作の設定は適切か。
処置
  • 負荷を軽くする。
  • 定トルクモータの場合は、Pr.71の設定を定トルクモータの設定にする。
  • ストール防止動作の設定を適切にする。

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フィン過熱

操作パネル表示 E.FIN
液晶操作パネル表示 フィン過熱
内容 冷却フィンが過熱すると、温度センサーが動作し、インバータの出力を停止します。 フィン過熱保護動作温度の約85%になるとFIN信号を出力することができます。 FIN信号出力に使用する端子は、Pr.190~Pr.196(出力端子機能選択)のいずれかに“26(正論理)または126(負論理)”を設定して割り付けてください。
チェックポイント
  • 周囲温度が高すぎないか。
  • 冷却フィンの目づまりはないか。
  • 冷却ファンが停止してないか(操作パネルにFNが表示されていないか)。
  • 冷却ファンの向きが正しいか。
処置
  • 周囲温度を仕様以内とする。
  • 冷却フィンの清掃を行う。
  • 冷却ファンを交換する。
  • 冷却ファンの向きを確認する。

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不足電圧

操作パネル表示 E.UVT
液晶操作パネル表示 不足電圧
内容 PMモータ駆動時に電源の異常(停電、電圧低下など)によりコンバータ電圧が低下してモータがフリーランとなった際、瞬停再始動機能により再始動とフリーランを繰り返すような場合にこの保護機能が動作します。
チェックポイント 電源に異常は無いか。
処置 正常な電源を供給する。

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入力欠相

操作パネル表示 E.ILF
液晶操作パネル表示 入力欠相
内容 Pr.872 入力欠相保護選択にて機能有効設定(=1)として、3相電源入力のうち1相が欠相するとインバータの出力を停止します。Pr.872の設定が初期値(Pr.872 =“0”)の場合、この保護機能は機能しません。3相電源入力仕様品のみ機能します。
チェックポイント 3相電源入力用ケーブルに断線がないか。
処置
  • 配線を正しく行う。
  • 断線箇所の補修を行う。

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ストール防止による停止

操作パネル表示 E.OLT
液晶操作パネル表示 ストール防止による停止
内容 [V/F] [磁束]
ストール防止動作により、出力周波数が0.5Hz の値まで降下し、3s 経過した場合、アラーム(E.OLT) を表示し、インバータの出力を停止します。ストール防止動作中はOL。
[センサレス] [ベクトル] [PM]
速度制御している場合に、トルク制限動作により、Pr.865 低速度検出(初期値は1.5Hz)設定値まで周波数が降下し、かつ出力トルクがPr.874 OLT レベル設定(初期値は150%)設定値を超えた状態が3s経過した場合、アラーム(E.OLT) を表示し、インバータの出力を停止します。
チェックポイント
  • モータを過負荷で使用していないか。
  • Pr.865 、Pr.874の設定値は正しいか。
    (V/F 制御、アドバンスト磁束ベクトル制御時はPr.22 ストール防止動作レベルの設定値を確認してください。)
  • PMセンサレスベクトル制御時に、モータを接続しないで運転していないか。
処置
  • 負荷を軽くする。
  • Pr.22 、Pr.865 、Pr.874の設定値を変更する。(V/F 制御、アドバンスト磁束ベクトル制御時は、Pr.22の設定値を確認してください。)
  • モータを接続しないでテスト運転する場合は、PMセンサレスベクトル制御テスト運転の設定にする。
  • ストール防止(過電流)警報(OL)、ストール防止(過電圧)警報(oL)の対策も確認してください。

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脱調検出

操作パネル表示 E.SOT
[PM]
液晶操作パネル表示 モータ脱調
内容 モータが脱調した場合にインバータの出力を停止します。(PMセンサレスベクトル制御時のみ機能します。)
チェックポイント
  • PMモータを過負荷で運転していないか。
  • PMモータがフリーラン中にインバータに始動指令が入っていないか。
  • PMセンサレスベクトル制御時に、モータを接続しないで運転していないか。
  • PMモータ以外のモータを駆動していないか。
処置
  • 加速時間設定を長くする。
  • 負荷を軽くする。
  • モータフリーラン中に再始動する場合は、Pr.57 再始動フリーラン時間≠“9999”として瞬停再始動を選択してください。
  • IPMモータの接続を確認する。
  • モータを接続しないでテスト運転する場合は、PMセンサレスベクトル制御テスト運転の設定にする。
  • PMモータを駆動する場合はオフラインオートチューニングを実施してください。

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上限故障検出

操作パネル表示 E.LUP
液晶操作パネル表示 上限故障検出
内容 負荷が上限故障検出幅を超えた場合にインバータの出力を停止します。Pr.1490の設定が初期値(Pr.1490=“9999”)の場合、この保護機能は機能しません。
チェックポイント
  • 装置に負荷がかかり過ぎていないか。
  • 負荷特性の設定は適切か。
処置
  • 装置を点検する。
  • 負荷特性(Pr.1481~Pr.1487)を設定しなおす。

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下限故障検出

操作パネル表示 E.LDN
液晶操作パネル表示 下限故障検出
内容 負荷が下限故障検出幅を下回った場合にインバータの出力を停止します。Pr.1491の設定が初期値(Pr.1491=“9999”)の場合、この保護機能は機能しません。
チェックポイント
  • 装置の負荷が軽過ぎないか。
  • 負荷特性の設定は適切か。
処置
  • 装置を点検する。
  • 負荷特性(Pr.1481~Pr.1487)を設定しなおす。

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ブレーキトランジスタ異常検出

操作パネル表示 E.BE
液晶操作パネル表示 ブレーキ回路異常
内容
  • ブレーキトランジスタの破損などブレーキ回路に異常が発生した場合、インバータの出力を停止します。
    この場合、速やかにインバータの電源を遮断する必要があります。
チェックポイント
  • 負荷イナーシャを小さくする。
  • 制動の使用頻度は適正か
処置 インバータを交換してください。

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出力側地絡過電流

操作パネル表示 E.GF
液晶操作パネル表示 出力側地絡過電流
内容 インバータの出力側(負荷側)で地絡が生じ、地絡過電流が流れるとインバータの出力を停止します。
チェックポイント モータ、接続線に地絡はないか。
処置 地絡箇所を復旧する。

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出力欠相

操作パネル表示 E.LF
液晶操作パネル表示 出力欠相
内容 インバータの出力側(負荷側)3相(U、V、W) のうち、1相が欠相するとインバータの出力を停止します。
チェックポイント
  • 配線を確認する。(モータは正常か)
  • インバータ容量より小さいモータを使用していないか。
  • モータフリーラン中にインバータに始動指令が入っていないか。(PMセンサレスベクトル制御)
処置
  • 配線を正しく行う。
  • モータが停止してから始動信号を入れる。または瞬停再始動/つれ回り引き込み機能を設定する。(PMセンサレスベクトル制御)

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外部サーマル動作

操作パネル表示 E.OHT
液晶操作パネル表示 外部サーマル動作
内容 外部に設けたモータ過熱保護用サーマルリレーまたはモータ埋込み形温度リレーなどが動作(接点開)したとき、インバータの出力を停止します。Pr.178~Pr.189(入力端子機能選択)のいずれかに、設定値“7”(OH 信号)を設定した場合に機能します。初期状態(OH信号割りつけなし)ではこの保護機能は機能しません。(標準仕様品およびEthernet 仕様品で機能します。)
チェックポイント
  • モータが過熱していないか。
  • Pr.178~Pr.189(入力端子機能選択)のいずれかに、設定値“7”(OH信号)が正しく設定されているか。
処置
  • 負荷、運転頻度を低減する。
  • リレー接点が自動復帰しても、リセットしない限りインバータは再始動しません。

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PTCサーミスタ動作

操作パネル表示 E.PTC
液晶操作パネル表示 PTCサーミスタ動作
内容 端子2-10 間に接続されたPTC サーミスタの抵抗値がPr.561 PTCサーミスタ保護レベル以上となり、Pr.1016 PTCサーミスタ保護検出時間以上経過した場合、インバータの出力を停止します。Pr.561の設定が初期値(Pr.561=“9999”) の場合、この保護機能は機能しません。
チェックポイント
  • PTCサーミスタとの接続を確認する。
  • Pr.561 、Pr.1016の設定値を確認する。
  • モータを過負荷で運転していないか。
処置 負荷を軽くする。

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オプション異常

操作パネル表示 E.OPT
液晶操作パネル表示 オプション異常
内容
  • トルク制御時、Pr.804 トルク指令権選択により内蔵オプションによるトルク指令を選択していて、内蔵オプションを接続していない場合表示されます。
  • 内蔵オプションのメーカ設定用スイッチを変更した場合にも表示されます。
  • Pr.296 パスワード保護選択=“0、100”として、通信オプションを装着した場合に表示されます。
チェックポイント
  • トルク指令設定用の内蔵オプションは接続されているか。
  • Pr.296=“0、100”として、パスワード保護されていないか。
処置
  • 内蔵オプションの接続を確認する。Pr.804の設定を確認する。
  • 内蔵オプションのメーカ設定用スイッチを初期状態に戻す。
  • 通信オプション装着時にパスワード保護をする場合は、Pr.296≠“0、100”としてください。

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通信オプション異常

操作パネル表示 E.OP1
液晶操作パネル表示 オプション1異常
内容
  • 通信オプションにおける通信回線異常が発生した場合にインバータの出力を停止します。
チェックポイント
  • オプション機能設定、操作がまちがっていないか。
  • 内蔵オプションは確実にコネクタに接続されているか。
  • 通信ケーブルが断線していないか。
  • 終端抵抗が正しくついているか。
処置
  • オプション機能の設定などを確認する。
  • 内蔵オプションの接続を確実に行う。
  • 通信ケーブルの接続を確認する。
  • インバータリセットしても再度発生する場合は、お買上店または当社営業所までご連絡ください。

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シーケンス機能ユーザ定義異常

操作パネル表示 E.16~E.20
液晶操作パネル表示 エラー16~エラー20
内容 シーケンス機能の特殊レジスタSD1214に“16~20”を設定することで保護機能を動作させることができます。保護機能を動作させると、インバータは出力を停止します。
シーケンス機能有効時に機能します。初期値(Pr.414=“0”) の場合、この保護機能は機能しません。
チェックポイント 特殊レジスタSD1214に“16~20”を設定していないか。
処置 特殊レジスタSD1214に“16~20”以外の値を設定する。

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内部素子異常

操作パネル表示 E.PE6
液晶操作パネル表示 その他エラー
内容 パラメータ操作中に、電源遮断によりデータ書き込みに失敗した場合、もしくは記憶素子のデータ異常がある場合に、インバータリセットを実施すると発生します。
チェックポイント パラメータ操作中に電源遮断が発生していないか。
処置 電源や電源系統機器を調査し、異常がないことを確認してください。
  • パラメータ操作中の電源遮断によってE.PE6 が発生した場合
    Pr.890の読出し値を確認し、“7”以下であればパラメータオールクリア後にインバータリセットを実施してください。パラメータオールクリア前に変更していたパラメータを再設定してください。
  • 上記以外でE.PE6が発生した場合(通常の電源OFF/ON、インバータリセット時に発生した場合)、または Pr.890の読出し値が“8”以上の場合
    お買上店または当社営業所までご連絡ください。

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パラメータ記憶素子異常(制御基板)

操作パネル表示 E.PE
液晶操作パネル表示 パラメータ記憶素子異常
内容 記憶しているパラメータに異常が発生した場合、インバータの出力を停止します。(EEPROMの故障)
チェックポイント パラメータの書込み回数が多くないか。
処置 お買上店または当社営業所までご連絡ください。
通信などで頻繁にパラメータ書込みを行う場合は、Pr.342 通信EEPROM書込み選択の設定値を“1”にしRAM書込みとしてください。ただし、RAM書込みですので電源をOFFするとRAM書込み以前の状態に戻ります。

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PU抜け

操作パネル表示 E.PUE
液晶操作パネル表示 PU抜け
内容
  • Pr.75 リセット選択/PU 抜け検出/PU 停止選択でPU抜け検出機能を有効にしたときに、操作パネルおよびパラメータユニットを外すなどして、本体とPUの交信が中断するとインバータの出力を停止します。
  • PUコネクタからのRS-485通信でPr.121 PU通信リトライ回数≠“9999”のときに、リトライ許容回数以上連続して通信エラーが発生するとインバータの出力を停止します。
  • PUコネクタからのRS-485通信でPr.122 PU 通信チェック時間間隔に設定された時間通信が途切れた場合もインバータの出力を停止します。(標準仕様品で機能します。)
チェックポイント Pr.75の設定値を確認する。
処置 Pr.75の設定値を変更する。

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リトライ回数オーバー

操作パネル表示 E.RET
液晶操作パネル表示 リトライ回数オーバー
内容 Pr.67 アラーム発生時リトライ回数で設定したリトライ回数以内に正常に運転再開できなかった場合、インバータの出力を停止します。Pr.67を設定した場合に機能します。初期値(Pr.67=“0”) の場合、この保護機能は機能しません。
チェックポイント 異常発生原因の調査
処置 この保護機能の1つ前の保護機能が動作した原因の処置を行う。

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パラメータ記憶素子異常(主回路基板)

操作パネル表示 E.PE2
液晶操作パネル表示 パラメータ記憶素子異常2
内容 インバータの機種情報に異常が発生した場合、インバータの出力を停止します。
チェックポイント --------------
処置 お買上店または当社営業所までご連絡ください。

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CPU異常

操作パネル表示 E.CPU E. 5 E. 6 E. 7
液晶操作パネル表示 CPU異常 エラー5 エラー6 エラー7
内容 内蔵CPUの通信異常が発生した場合、インバータの出力を停止します。
チェックポイント
  • インバータの周囲に過大ノイズを発生している機器などはないか。
  • Ethernet通信を使用している場合は、通信ケーブルの配線が正しいか。
処置
  • インバータの周囲に過大なノイズを発生する機器などがある場合、そのノイズ対策を行ってください。
  • Ethernet通信を使用している場合は、通信ケーブルの配線が正しくされているか確認してください。
  • お買上店または当社営業所までご連絡ください。

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出力電流検出値異常

操作パネル表示 E.CDO
液晶操作パネル表示 出力電流検出値オーバー
内容 出力電流がPr.150 出力電流検出レベルの設定値を超えた場合、インバータの出力を停止します。Pr.167 出力電流検出動作選択を“1”に設定した場合に機能します。初期値(Pr.167=“0”)の場合、この保護機能は機能しません。
チェックポイント Pr.150、Pr.151 出力電流検出信号遅延時間、Pr.166 出力電流検出信号保持時間、Pr.167の設定値を確認。

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突入電流抑制回路異常

操作パネル表示 E.IOH
液晶操作パネル表示 突入抵抗加熱
内容 突入電流抑制回路の抵抗が過熱した場合、インバータの出力を停止します。突入電流抑制回路の異常があります。
チェックポイント
  • 電源のON/OFFを繰り返していないか。
  • 突入電流抑制回路用コンタクタの電源回路の一次側ヒューズ(5A)が溶断していないか。
  • 突入電流抑制回路用コンタクタの電源回路が故障していないか。
処置 頻繁に電源のON/OFFを繰り返さない回路としてください。
上記対策をしても改善されない場合は、お買上店または当社営業所までご連絡ください。

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アナログ入力異常

操作パネル表示 E.AIE
液晶操作パネル表示 アナログ入力異常
内容 Pr.73 アナログ入力選択、Pr.267 端子4 入力選択で端子2または端子4を電流入力の設定にして、30mA以上の電流入力した場合、または7.5V以上の電圧入力をした場合に、インバータの出力を停止します。
チェックポイント Pr.73 、Pr.267および電圧/電流入力切換スイッチの設定値を確認してください。
処置 30mA未満の電流を与えるか、Pr.73 、Pr.267および電圧/電流入力切換スイッチの設定を電圧入力に設定して、電圧入力してください。

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USB通信異常

操作パネル表示 E.USB
液晶操作パネル表示 USB通信異常
内容 Pr.548 USB 交信チェック時間間隔に設定された時間だけ通信が途切れた場合に、インバータの出力を停止します。
チェックポイント USB通信ケーブルが確実に接続しているか。
処置
  • Pr.548の設定値を確認する。
  • USB通信ケーブルを確実に接続する。
  • Pr.548の設定値を大きくする。または、“9999”にする。

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セーフティ回路異常(標準仕様品、Ethernet仕様品)

操作パネル表示 E.SAF
液晶操作パネル表示 Safety回路異常
内容
  • セーフティ回路異常時にインバータの出力を停止します。
  • セーフティストップ機能を使用している場合に、S1-SIC間、S2-SIC間のいずれか一方が非導通になった場合はインバータの出力を停止します。
  • セーフティストップ機能を使用しない場合は、S1-PC間、S2-PC間の短絡用電線が外れた場合にインバータの出力を停止します。
チェックポイント
  • セーフティストップ機能を使用している場合は、安全リレーユニットおよび接続に問題はないか。
  • セーフティストップ機能を使用しない場合は、S1-PC間、S2-PC間の短絡用電線が外れていないか。
処置
  • セーフティストップ機能を使用時は、端子S1、S2、およびSICの配線が正しいことと、安全リレーユニットなどのセーフティストップ信号入力元が正しく稼動していることを確認してください。
  • セーフティストップ機能を使用しない場合は、S1-PC間、S2-PC間を短絡用電線で短絡する。

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セーフティ回路異常(安全通信仕様品)

操作パネル表示 E.SAF
液晶操作パネル表示 Safety回路異常
内容 機能安全に関する異常が発生した場合、保護機能動作にてインバータを出力遮断します。

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過速度発生

操作パネル表示 E.OS
液晶操作パネル表示 過速度発生
内容 PLGフィードバック制御、リアルセンサレスベクトル制御、ベクトル制御、PMセンサレスベクトル制御時にモータ速度がPr.374 過速度検出レベルを越えた場合にインバータの出力を停止します。初期状態では、この保護機能は機能しません。
チェックポイント
  • Pr.374の設定値は正しいか。
  • Pr.369 PLGパルス数の設定が実際のPLGパルス数と異なっていないか。(PLGフィードバック制御、ベクトル制御)。
処置
  • Pr.374を正しく設定する。
  • Pr.369を正しく設定する。(PLGフィードバック制御、ベクトル制御)

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速度偏差過大検出

操作パネル表示 E.OSD
液晶操作パネル表示 速度偏差過大検出
内容 ベクトル制御やPM センサレスベクトル制御時にPr.285 速度偏差過大検出周波数を設定した場合に、負荷の影響などによりモータが加速、減速され、速度指令値どおりにモータの速度を制御できない場合に減速チェック機能(Pr.690)が動作してインバータの出力を停止します。
チェックポイント
  • Pr.285 、Pr.853 速度偏差時間の設定値は正しいか。
  • 負荷の急変はないか。
  • Pr.369 PLG パルス数 の設定が実際のPLG パルス数と異なっていないか。
処置
  • Pr.285、Pr.853を正しく設定する。
  • 負荷の急変をなくす。
  • Pr.369を正しく設定する。

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断線検出

操作パネル表示 E.ECT
液晶操作パネル表示 断線検出
内容 オリエント制御、PLG フィードバック制御、ベクトル制御時に、PLG 信号が遮断すると、インバータの出力を停止します。初期状態では、この保護機能は機能しません。
チェックポイント
  • PLG信号が断線していないか。
  • PLGの仕様は正しいか。
  • コネクタ部のゆるみはないか。
  • ベクトル制御対応オプションのスイッチ設定は正しいか。
  • PLGへ電源供給されているか。もしくは、インバータより遅くPLGへ電源供給されていないか。
  • PLGへの電源供給はPLG出力電圧と同じ電圧になっているか。
処置
  • 断線箇所を復旧させる。
  • 仕様に合ったPLGを使用する。
  • 接続を確実にする。
  • ベクトル制御対応オプションのスイッチ設定を正しく行う。
  • PLGへ電源を供給する。もしくは、インバータと同時にPLGへ電源供給する。
    PLG への電源供給が遅くなる場合は、PLG 信号の接続が確実に行われていることを確認し、Pr.376 断線検出有無選択を“0(初期値)”に設定して断線検出機能を無効にする。
  • PLGへの電源供給はPLG出力電圧と同じ電圧とする。

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位置誤差大

操作パネル表示 E.OD
[ベクトル]
液晶操作パネル表示 位置誤差大
内容 位置制御時に位置指令と位置のフィードバックの差がPr.427誤差過大レベルを越えた場合、インバータの出力を停止します。初期状態では、この保護機能は機能しません。
チェックポイント
  • 位置検出用エンコーダ取付け方向とパラメータはあっているか。
  • 負荷が大きくないか。
  • Pr.427 、Pr.369 PLGパルス数の設定値は正しいか。
  • Pr.538 現在位置保持選択に設定値"11、12” 設定時、位置データがEEPROMに正しく書き込まれる前に電源OFFやインバータリセットをしていないか。
処置
  • パラメータを確認する。
  • 負荷を軽くする。
  • Pr.427 、Pr.369を正しく設定する。
  • Pr.538に設定値"11、12” を設定時に、出力遮断した後に電源OFFやインバータリセットする場合は、約1s経過してから実施する。

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ブレーキシーケンス異常

操作パネル表示 E.MB1~7
液晶操作パネル表示 ブレーキシーケンス異常1~7
内容 ブレーキシーケンス機能(Pr.278~Pr.285) 使用時に、シーケンスエラーとなった場合、インバータの出力を停止します。初期状態(ブレーキシーケンス機能無効)では、この保護機能は機能しません。
チェックポイント 異常発生原因の調査
処置 設定パラメータの確認と配線を正しく行う。

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加速度異常

操作パネル表示 E.OA
液晶操作パネル表示 加速度異常発生
内容 モータ回転速度の加速度 が加速度異常検出レベル(Pr.375) を超えた場合に、加速度異常(E.OA) としインバータの出力を停止します。初期状態では、この保護機能は機能しません。
チェックポイント
  • 負荷の急変はないか。
  • Pr.375 加速度異常検出レベルの設定値は正しいか。
  • 加減速度の設定は大きくないか。
処置
  • 負荷を軽くする。
  • Pr.375 加速度異常検出レベルを正しく設定する。
  • 加減速度が大きく、通常運転で異常発生する場合は、Pr.375=“9999( 異常検出せず)” とする。

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内部温度異常(IP67 仕様品)

操作パネル表示 E.IAH
液晶操作パネル表示 内部温度異常
内容 インバータ内部の温度が規定値以上に達すると、インバータの出力を停止します。
チェックポイント
  • 周囲温度が高すぎないか。
  • 冷却ファンが故障により停止していないか。
処置
  • 設置環境に適合した場所にインバータを設置する。
  • 冷却ファンを交換する。

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Ethernet通信異常

操作パネル表示 E.EHR
液晶操作パネル表示 Ethernet通信異常
内容
  • Pr.1431 Ethernet断線検出機能選択=“3”または、Pr.1457 Ethernet断線検出機能選択 拡張パラメータ=“3”設定時に、物理的にEthernet通信ができない場合に表示します。
  • Ethernet 操作権指定IP アドレス(Pr.1449~Pr.1454)内の全ての機器とのEthernet通信が、Pr.1432Ethernet通信チェック時間間隔の設定時間以上途切れた場合にインバータの出力を停止します。
  • Pr.1432の設定値が短すぎないか。
  • CC-Link IE フィールドネットワークBasic選択時で、自局宛のデータを受信しない時間がタイムアウト時間以上となった場合、または自局宛のサイクリック伝送状態ビットがOFFの場合(マスタ局がサイクリック停止指示を出した場合)にインバータの出力を停止します。(タイムアウト時間、サイクリック伝送状態ビット、サイクリック停止指示の詳細は、CC-Link IE フィールドネットワークBasicに対応するマスタの取扱説明書を参照してください。)
  • BACnet/IP選択時、Ethernet操作権指定IPアドレスの範囲内に他のインバータのIPアドレスが含まれていると、インバータの電源を投入してからPr.1432の設定時間の経過後にインバータの出力を停止します。(Eternet仕様品および安全通信仕様品で機能します。)
チェックポイント
  • Ethernetケーブルが断線していないか。
  • Pr.1432の設定値が短すぎないか。
  • インバータの周囲に過大ノイズが発生していないか。
  • CC-Link IE フィールドネットワークBasic選択時、タイムアウト時間が自局宛のデータを受信しない時間より短くなっていないか。
  • CC-Link IE フィールドネットワークBasic選択時、自局宛のサイクリック伝送状態ビットがOFFになっていないか。
  • BACnet/IP 選択時、Ethernet操作権指定IPアドレスの範囲内に他のインバータのIPアドレスが含まれていないか。
処置
  • EthernetケーブルがEthernetコネクタに正しく接続されているか、Ethernetケーブルに破損がないか確認する。
  • Pr.1432の設定値を長くする。
  • インバータの周囲に過大ノイズが発生している場合は、マスタの通信設定を確認してください。(マスタの通信設定のタイムアウト時間を短くし、リトライ回数を増やすことで改善する場合があります。)
  • CC-Link IE フィールドネットワークBasic選択時、タイムアウト時間を自局宛のデータを受信しない時間より長くする。CC-Link IE フィールドネットワークBasic 選択時、自局宛のサイクリック伝送状態ビットをONにする。
  • BACnet/IP選択時、Ethernet操作権指定IPアドレスの範囲内に他のインバータのIPアドレスが含まれないようにする。

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基板組み合わせ異常

操作パネル表示 E.CMB
液晶操作パネル表示 基板組み合わせ異常
内容 基板と本体の組み合わせが正常でない場合や基板が本体に接続されていない場合に表示します。
チェックポイント 基板が本体に接続されていないか。
処置
  • 基板を本体に接続する。
  • お買上店または当社営業所までご連絡ください。

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PID信号異常

操作パネル表示 E.PID
液晶操作パネル表示 PID信号異常
内容 PID制御中に、測定値がパラメータで設定した上限または下限を超えた場合や、偏差の絶対値がパラメータで設定した検出値を超えると、インバータの出力を停止します。Pr.131 PID 上限リミット、Pr.132 PID 下限リミット、Pr.553 PID 偏差リミット、Pr.554 PID 信号動作選択で機能を設定します。初期状態ではこの保護機能は機能しません。
チェックポイント
  • 測定器に異常や断線はないか。
  • パラメータ設定は適切か。
処置
  • 測定器に異常はないか、断線はないか確認する。
  • パラメータを適切に設定する。

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オプション異常

操作パネル表示 E.1
液晶操作パネル表示 エラー1
内容
  • インバータ本体と内蔵オプション間のコネクタ部の接触不良などが発生した場合、インバータの出力を停止します。
  • 内蔵オプションのメーカ設定用スイッチを変更した場合にも表示されます。
チェックポイント
  • 内蔵オプションは確実にコネクタに接続されているか。
  • インバータの周囲に過大ノイズが発生していないか。
処置
  • 内蔵オプションの接続を確実に行う。
  • インバータの周囲に過大なノイズを発生する装置などがある場合、ノイズ対策を行う。
    上記対策をしても改善されない場合は、お買上店または当社営業所までご連絡ください。
  • 内蔵オプションのメーカ設定用スイッチを初期状態に戻す。

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インバータ出力異常

操作パネル表示 E.10
液晶操作パネル表示 エラー10
内容 インバータの出力側(負荷側)で地絡が生じるなど、出力電流の異常を検知するとインバータの出力を停止 します。
チェックポイント モータ、接続線に地絡など異常はないか。
処置 地絡等異常箇所を復旧する。

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反転減速異常

操作パネル表示 E.11
[センサレス]
液晶操作パネル表示 反転減速異常
内容 リアルセンサレスベクトル制御のトルク制御時に、正転から逆転(または逆転から正転)へ切り換わるとき、速度指令と推定速度の方向が異なる状態になると、低速で速度が減速しなくなることがあります。このとき、逆方向へ回転が切り換わらず過負荷になる場合、インバータの出力を停止します。初期状態(V/F制御)ではこの保護機能は機能しません。(リアルセンサレスベクトル制御のときのみ機能します。)
チェックポイント リアルセンサレスベクトル制御のトルク制御時に、正転から逆転(または逆転から正転)へ切り換わっていないか。
処置
  • リアルセンサレスベクトル制御のトルク制御時に、正転から逆転(または逆転から正転)へ切り換わらないようにする。
  • お買上店または当社営業所までご連絡ください。

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内部回路異常

操作パネル表示 E.13
液晶操作パネル表示 内部回路異常
内容 内部回路異常時に表示します。
チェックポイント ------------------
処置 お買上店または当社営業所までご連絡ください。

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アラーム履歴なし

操作パネル表示 E.0
液晶操作パネル表示 アラームなし
内容 アラーム履歴がない場合に表示します。(重故障発生中にアラーム履歴クリアした場合も表示します。)

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24V 外部電源動作中

操作パネル表示 EV
液晶操作パネル表示 ------------------
内容 以下のどちらかの条件下で、主回路電源がOFF の状態のとき、外部から24V 電源を入力中に点滅表示します。
  • FR-E8DS装着時
  • IP67仕様品
チェックポイント 外部24V 電源入力中です。
処置
  • インバータの電源(主回路)をON にすると表示が消えます。
  • インバータの電源(主回路)をON しても表示が消えない場合は、電源電圧が低いか、端子P/+-P1 間の短絡片が外れている可能性があります。

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バックアップ中

操作パネル表示 RD
液晶操作パネル表示 Rd
内容 インバータのパラメータおよびシーケンス機能用データをパソコンにバックアップしています。

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リストア中

操作パネル表示 WR
液晶操作パネル表示 WR
内容 パソコンにバックアップしたデータをインバータにリストア(復元)しています。

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