三菱電機のAI技術
さらに詳しく知ってみたい方はこちら
ここから本文
「画像に何が写っているか」を判別するパターン認識技術の一種。
「画像認識」という言葉、一度は聞いたことがあるかもしれませんね。
画像認識(Image Recognition)とは、「その画像に何が写っているのか」を認識する技術のこと。画像認識技術として最も古いのはあの「バーコード」ですね。1940年代から導入されたバーコードは、黒い線と白いスペースの組み合わせを画像にし、数字や文字を読み取れるように表現したもので、バーコードスキャナ(光学認識装置)が、そのパターンを読み取っていました。
そして画像認識は、AIとの出会いによって飛躍的に進化しました。AI自身が学習し精度を上げていく「機械学習」の一つ、「ディープラーニング」によって、学習するたびに認識の精度を上げ、それが人間を超える場面が増えてきたため、さまざまな分野で使われるようになりました。スマートフォンの顔認証や、撮影した画像から似たものを検索する類似画像検索など身近なところから、工場の生産ラインでの不良品の検出、医療では医師の負担を軽くするための、AIを導入したCT画像認識による患者の病気の経過・治療効果の判定サポートなど、今や画像認識は幅広い分野で用いられるようになってきています。
「画像認識」は、車の「自動運転」や、監視カメラなどの「セキュリティ」の分野でも注目されています。今後、5G(第5世代移動通信システム)などの超高速通信や、高精細な映像技術の革新によって、さらに進化が期待されますね。
「自動運転」の技術にはレベル0から5の段階があり、レベル2までは運転支援、レベル3〜5が真の自動運転で無人のものです。2022年度にもレベル4が実用段階に入る、といわれています。変化する歩行者や道路の情報、運転支援であればドライバーの状況など、複数の画像解析情報を常に連携し、判断していく高度な通信が必要で、さらに路上の障害物認識には、大量のサンプルをAIに学習させるディープラーニングが求められます。
監視カメラの進化では、定点カメラから録画するだけではなく、例えば、長い時間座り込んだままの人、ふらついて歩いている人、置き忘れたままのスーツケースなど、これから先、危険になるかもしれない人やものをAIで事前に検知できれば、防犯や事故抑制に役立ちます。三菱電機では独自のAI「Maisart®(マイサート)※」を導入した「kizkia®(きづきあ)」と呼ばれる監視システムが、すでにさまざまな場所で役立っています。詳しい記事もあるので、そちらも読んでみてくださいね。
※「Maisart」は三菱電機株式会社の登録商標です。
通信や画質の進化で、
AIの「画像認識」は
さらに成長しそうだね。
さらに詳しく知ってみたい方はこちら