霧ヶ峰の中には、快適を創る独自の技術が
たくさん詰まっています。
快適ができるまでを、一緒にのぞいてみませんか?
バイタルセンサー
「エモコアイ」のしくみ
準ミリ波ドップラー方式を採用した
バイタルセンサーが、
人の脈を非接触で計測し、
キモチを推定・数値化します。
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- 人の血管は心臓の鼓動で、
膨らんだり縮まったり
しています。
それが脈です。
- 人の血管は心臓の鼓動で、
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- 緊張するとドキドキするように
脈と感情は密接に関係しています。
- 緊張するとドキドキするように
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- だから、脈を測って解析すると、
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- 快/不快の感情が推定できます。
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- 脳の活動量も推定できます。
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- これを活用したのがエモコアイ。
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- 微弱な電波を発して、
人に反射した電波から血管の動きを捉え、脈から気持ちを推測します。
- 微弱な電波を発して、
*脈と快・不快の感情の関係については、「ロバートソン自律神経学」[原著第3版](監訳:髙橋 昭/間野 忠明・編集:岩瀬 敏/長谷川 康博/菅屋 潤壹)エルゼビア・ジャパン株式会社を参照。脈と脳の活動量の関係については、ヒューマンインタフェースシンポジウム2003一般発表「複雑系解析から見た多重課題遂行中の付加課題の影響」を参照。
*「エモコアイ」は、室内機の直下近傍を見ることができません。使用環境・設置状況により正しく検知できないことがあります。
*お部屋に複数人いる場合は、合成された脈のデータで気持ちを推定します。動いているものがある場合には影響を受けることがあります。
「エモコアイ」に活用されている準ミリ波ドップラー方式とは?
「エモコアイ」は、脈を測るのに適した周波数
24GHz(波長12.5mm)の「準ミリ波」を採用し、
ドップラー効果を応用して脈を計測しています。
詳しく見る
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- 電波は空間を伝わる波です。
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- 近づいてくるものが電波を反射すると
その波長は短くなります。
- 近づいてくるものが電波を反射すると
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- 遠ざかるものが電波を反射すると
その波長は長くなります。
- 遠ざかるものが電波を反射すると
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- だから反射波の波長の変化を捉えると
ものの動きが分かります。
- だから反射波の波長の変化を捉えると
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- これを活用したのがエモコアイ。
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- 微弱な電波を発して、
人から反射した電波の波長の変化から
血管の動き(膨らんだり縮んだり)を
捉え脈を測ります。
- 微弱な電波を発して、
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人のキモチを読める
エアコンが生まれたワケ
*人の脈を非接触で計測することで脈から人の感情を推定し、温度や気流を制御。使用条件などにより効果は異なり、個人差があります。
*「エモコアイ」は、室内機の直下近傍を見ることができません。使用環境・設置状況により正しく検知できないことがあります。
*お部屋に複数人いる場合は、合成された脈のデータで気持ちを推定します。動いているものがある場合には影響を受けることがあります。
そうだったのか!
「エモコ」の由来
「エモコテック」の名前は、テクノロジーだけでなく空調機として「コンディション」も入れたいという想いから
「エアーコンディショナーから、エモーションコンディショナーへ」ということで、「emotion conditioning technology」、略して造語「emoco-tech(エモコテック)」に決まりました。
「エモコアイの」名前は、「気持ちを見つめる」という意味でバイタルセンサー単体を「emoco-eye(エモコアイ)」と名付けました。
「エアーコンディショナーから、エモーションコンディショナーへ」ということで、「emotion conditioning technology」、略して造語「emoco-tech(エモコテック)」に決まりました。
「こんなとこにもエモコテック!」
な未来へ
感情推定技術は、車、住宅、娯楽、仕事、パーソナル管理など、様々な分野で活用できる無限の可能性を秘め
た技術です。今後、家電製品だけでなく、ヘルスケア、労務管理、カスタマーサービスなど人の感情データを活用できる幅広い分野の製品・ソリューションに適用していきたいです。
そのためにはまず、感情(主観)とセンサー数値(客観)の相関性をより深く見出し、エモコアイの技術が使える領域の拡大のため、更なる研究を進めていきたいと思っています。
発売してから、嬉しいことに多くの引き合いを頂いていますので、「エモコアイ」の名前で色んな製品に使ってもらい、
と言ってもらえるようになりたいですね。今後も「人をもっと快適にできるはずだ」の想いで快適な環境を創る研究を進めていきたいと思います。
静岡製作所
ルームエアコン製造部
森岡 怜司
赤外線センサー
「ムーブアイ」のしくみ
赤外線センサーを活用して、
温度の暑い・寒いを推定します。
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- 人や物は、赤外線を発しています。
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- 熱いものには強い赤外線のエネルギー。
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- 冷たいものには弱い赤外線のエネルギー。
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- だから赤外線をキャッチすれば、
温度がわかります。
- だから赤外線をキャッチすれば、
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- この現象を活用したのが、
赤外線センサーです。
- この現象を活用したのが、
赤外線センサー
「ムーブアイ」の歴史
2000年の「ふく射センサー」の搭載からはじまり、
霧ヶ峰の技術の集大成「ムーブアイ」は、
常に進化を続けてきました。
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- 2000年
- 足元の温度が測れる「ふく射センサー」
- GEシリーズ
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- 2005年
- 壁の温度を検知
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- 2007年
- 人の居場所を検知
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- 2009年
- お部屋も人も細かく見つめる
- XシリーズRシリーズSシリーズXDシリーズ
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- 2014年
- 0.1°C単位で手先・足先の体温を検知
- FLシリーズ
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- 2018年
- AI搭載の「ムーブアイmirA.I.」
- AIが日々の運転の中で住宅性能を分析した
上で、ちょっと未来の温度を予測します。
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- 2020年
- 風の流れが見える唯一のセンサー「ムーブアイmirA.I.+」
- 温風・冷風が接する床・家具などの温度変化から空気の流れを推測。届いていなければ自動で風を調節します。
- FZシリーズZシリーズFDシリーズZDシリーズ
苦節ウン十年…「ムーブアイ」
いろいろ進化してきたんです!
でもセンサーだけじゃ快適はつくれない…
ってどういうこと?
「ムーブアイ」も同じです。センサーがとらえた赤外線は電気信号に変換されるのですが、その意味を理解するには画像認識プログラムが必要です。
実はそれこそが肝なんです。例えば、暖房スタート時の暖まり方の差で床と壁を見分けたり、その壁面に一定以上の大きさで温度に特徴がある場所を検知したら窓とするなどの処理です。
そうした間取りの熱画像に一定サイズの熱源が新たに現れたら、それは大抵「人」です。
■人の基本的構成
そうやって認識していくんですねぇ。言われてみればプログラムが重要ってわかりますが、今まで思いもよらなかったです。
今のは基本的な考え方で、実際に使いこなすには、更に細かい画像処理やアルゴリズムを駆使する必要がありますから。
(そこはヒミツです。)
とはいえ結局!いちばん大事なのは
「快適の研究」なんです
「ムーブアイ」がセンシングした情報を使っていかに快適を創るか?これに尽きます。
先ほど「人」認識の仕組みをお話ししましたが、同時に顔や手先・足先の温度を測って、そこからその人が暑いと感じているか、寒いと感じているかの温冷感を判断します。(※当社独自の指標)
そうして、冷房なら暑い人には強めに、寒い人には気流をよけて弱めに調整するのです。霧ヶ峰のFZシリーズ・Zシリーズなら2ヵ所同時に吹分けることができます。
分かりやすく動画で説明しますね。
例えば感覚の違うご夫婦でも一緒に快適でいられますよね。
*冷房の場合。
「霧ヶ峰」はエアコンですから、本当に大切なのは「快適を理解し創る技術」なんです。暑がりさん、寒がりさんはほんの一例で、「霧ヶ峰」には、快適を創る技術がぎゅっと詰まっているんです。
「霧ヶ峰」はエアコンですから、本当に大切なのは「快適を理解し創る技術」なんです。
暑がりさん、寒がりさんはほんの一例で、「霧ヶ峰」には、快適を創る技術がぎゅっと詰まっているんです。
最後にどんでん返し?になってしまいましたが、廣崎さんの情熱が良く分かりました。全てはお客様の快適の為の技術ということですね。
はい。「人をもっと快適にできるはずだ」の想いで研究しています。
静岡製作所
ルームエアコン製造部
廣崎 弘志
入社以来ずっと「霧ヶ峰」の快適機能の企画や設計を担当。人工衛星用のセンサー技術をエアコンで活用するためのあの開発も彼の担当。(苦労人です。)