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Microsoft社 Internet Explorer 11サポート終了に伴う空調管理システム集中コントローラ/空調冷熱総合管理システムの対応について

米国Microsoft Corporation 社製Internet Explorer 11を用いて、弊社集中コントローラおよび空調冷熱総合管理システムをご使用いただいているお客様各位

米国Microsoft Corporation(以降、Microsoft社)より提供されておりますInternet Explorer 11のサポートが終了します。Internet Explorer 11のサポートは、Windows10では2022年6月15日で終了し、従来どおりにInternet Explorer 11 を利用しようとすると、Microsoft Edgeが開くようになります(※1)。また、Windows11では、当初からInternet Explorer 11が廃止されており、使用することができません。

そのため、弊社集中コントローラおよび空調冷熱総合管理システムの監視・操作にて、Internet Explorer 11をご利用いただくことができなくなります。

本ページでは、Internet Explorer 11サポート終了後の対処方法について、ご説明いたします。



1. 対象製品

対象製品と影響を受ける機能は以下の通りです。これらの機能は2章に記載する対処が必要になります。

■表1 対象機能一覧

製品名称 形名 販売期間 対象機能
集中コントローラ G-50(-W)
GB-50
2002年~2012年 初期設定用Webブラウザ
管理者用Webブラウザ
一般ユーザー用Webブラウザ
G-150AD
GB-50AD
2008年~2015年
空調冷熱
総合管理システム
AE-200J
AE-50J
EW-50J
2014年~現在 初期設定用Webブラウザ
管理者用Webブラウザ
一般ユーザー用Webブラウザ
統合管理ブラウザ

■表2 対象製品一覧

G-50(-W) GB-50 G-150AD GB-50AD
G-50(-W) GB-50 G-150AD GB-50AD
AE-200J AE-50J EW-50J
AE-200J AE-50J EW-50J

2. 対処方法

対処方法は以下の通りです。

■表3 対処方法一覧

製品名称 形名 対象機能 対処方法
集中コントローラ G-50(-W)
GB-50
G-150AD
GB-50AD
初期設定用Webブラウザ
管理者用Webブラウザ
一般ユーザー用Webブラウザ
下記いずれかのご対処をお願いします。
  • (1) Microsoft EdgeのInternet Explorerモードをご使用ください(※2)(※3)。具体的な手順は「3.Internet Explorerモードの使用手順」をご確認ください。
  • (2) AE-200J/AE-50J/EW-50J のVer.7.7以降へ機器を更新し、統合管理ブラウザおよび初期設定ツール(※4)をご使用ください。
空調冷熱
総合管理システム
AE-200J
AE-50J
EW-50J
初期設定用Webブラウザ
管理者用Webブラウザ
一般ユーザー用Webブラウザ
Ver7.69以前 下記いずれかのご対処をお願いします。
  • (1) Microsoft EdgeのInternet Explorerモードをご使用ください(※2)(※3)。具体的な手順は「3. Internet Explorerモードの使用手順」をご確認ください。
  • (2) Ver.7.7以降のソフトウェアにバージョンアップし、統合管理ブラウザおよび初期設定ツール(※4)をご使用ください
Ver7.70以降 統合管理ブラウザおよび初期設定ツール(※4)をご使用ください。
統合管理ブラウザ Microsoft EdgeもしくはGoogle Chromeでお使いください。
  • ※2Microsoft Edgeは最新版をご使用ください。Microsoft EdgeのInternet Explorerモードを使用した場合でも、Oracle Corporation (以降、Oracle社)の提供するJava SE Desktop Subscriptionの有償サポートを使用し最新版のJava SE 8を導入する必要があります。詳しくは以下のページをご確認ください。

    商用ユーザー向けOracle社 Java SEの無償提供終了に伴う 空調管理システム 集中コントローラ/空調冷熱総合管理システムの対応について
    https://www.mitsubishielectric.co.jp/ldg/ja/air/guide/news/2019/0913.html

  • ※3Internet ExplorerモードはMicrosoft Edge上でInternet Explorer向けのWebページを表示することができる機能です。この機能を使用することでInternet Explorerのサポート終了後もMicrosoft Edgeで空調の制御を行うことができます。
  • ※4統合管理ブラウザおよび初期設定ツールとは、初期設定用Webブラウザ、管理者用Webブラウザ、一般ユーザー用Webブラウザに代わる機能です。統合管理ブラウザはMicrosoft EdgeもしくはGoogle Chromeでお使いください。

3. Internet Explorerモードの使用手順

Microsoft EdgeのInternet Explorerモードを使用する手順を記載します。

  • 本手順はWindows10のMicrosoft Edge Ver98を例に記載しています。

3.1 Internet Explorerモードの有効化手順

  • (1) Microsoft Edgeを起動してください。
    Windowsの画面の左下の①のアイコンをクリックするか、②のアイコンを右クリックし、[検索]を選択してください。③の検索欄が表示されるため「edge」と入力してください。④をクリックすることで起動することができます。
Microsoft Edgeを起動
  • (2) Microsoft Edgeが表示された後、ウィンドウの右上にある[…]を選択し、[設定]をクリックしてください。
Microsoft Edge [設定]
  • (3) 左の項目の中から[既定のブラウザー]を選択してください。
Microsoft Edge [既定のブラウザー]
  • (4) 以下の通り設定した後、[再起動]をクリックしてWebブラウザを再起動させてください。
  • [Internet ExplorerにMicrosoft Edgeでサイトを開かせる]で[互換性のないサイトのみ(推奨)]を選択
  • [Internet Explorerモードでサイトの再読み込みを許可]で[許可]を選択
  • 設定項目がない場合もしくは設定できない場合は、組織のシステム担当者へご確認をお願いします。
Microsoft Edge [再起動]

3.2 Internet Explorerモードの使用手順

Internet Explorerモードで初期設定用Webブラウザ/管理者用Webブラウザ/一般ユーザー用Webブラウザ(以降、「Web機能」)を使用する方法は以下の2パターンあります。本節ではこれらの手順を説明します。

  • 3.2.1 Web機能のログインページを開く度にInternet Explorerモードで再読込する方法(推奨)
  • 3.2.2 Internet Explorerモードで開くURLを事前に登録する方法

3.2.1 Web機能のログインページを開く度にInternet Explorerモードで再読込する方法

  • (1) Microsoft Edgeを起動し、使用するWeb機能を開いてください。この段階ではInternet Explorerモードになっていないため、以下のようなメッセージが表示されます(※5)。
Internet Explorerモードで再読込
  • ※5スクリーンショットは表示言語を指定しない場合の表示です、表示言語を指定した場合は「If you see this you don't have a Java-enabled Web browser. Here's a picture of what you are missing.」というメッセージが表示されます。
  • (2) ウィンドウの右上にある[…]を選択し、[Internet Explorerモードで再度読み込む]をクリックしてください。
[Internet Explorerモードで再度読み込む]
  • (3) Internet Explorerモードでページが読み込まれ、ログインページが表示されます。
[Internet Explorerモードで再度読み込む]

ページ上部に以下のようなバーが表示された場合は、[×]をクリックして閉じてください。

3.2.2 Internet Explorerモードで開くURLを事前に登録する方法

本節では、Web機能をInternet Explorerモードで使用するよう事前に登録する方法を記載します。

  • (1) Microsoft Edgeを表示し、ウィンドウの右上にある[…]を選択し、[設定]をクリックしてください。
Internet Explorerモードで開くURLを事前に登録
  • (2) 左の項目の中から[既定のブラウザー]を選択し、Internet Explorer モードページの[追加]ボタンをクリックしてください。
Internet Explorer モードページの[追加]
  • (3) URLの入力欄に使用するWeb機能のURLを入力し、[追加]ボタンをクリックしてください。
    各Web機能のURLは以下の表をご参照ください(例:管理者用WebブラウザのURL http://192.168.1.1/administrator.htmlを設定する場合は画像の通り入力してください)。
Internet Explorer モードページの[追加]

各Web機能のURLは以下の通りです。

■表4 Web機能に対応するURL一覧

製品名称 形名 Web機能 URL
集中コントローラ G-50(-W)
GB-50
G-150AD
GB-50AD
初期設定用Webブラウザ

表示言語を指定しない場合:
http://[IPアドレス]/g-50/administrator.html

表示言語を指定する場合(※6):
http://[IPアドレス]/[言語]/g-50/administrator.html

管理者用Webブラウザ

表示言語を指定しない場合:
http://[IPアドレス]/administrator.html

表示言語を指定する場合(※6):
http://[IPアドレス]/[言語]/administrator.html

一般ユーザー用Webブラウザ

表示言語を指定しない場合:
http://[IPアドレス]/index.html

表示言語を指定する場合(※6):
http://[IPアドレス]/[言語]/index.html

空調冷熱総合管理システム AE-200J
AE-50J
EW-50J
初期設定用Webブラウザ

表示言語を指定しない場合:
http://[IPアドレス]/init/administrator.html

表示言語を指定する場合(※6):
http://[IPアドレス]/[言語]/init/administrator.html

管理者用Webブラウザ

表示言語を指定しない場合:
http://[IPアドレス]/administrator.html

表示言語を指定する場合(※6):
http://[IPアドレス]/[言語]/administrator.html

一般ユーザー用Webブラウザ

表示言語を指定しない場合:
http://[IPアドレス]/index.html

表示言語を指定する場合(※6):
http://[IPアドレス]/[言語]/index.html

  • ※6[言語]にはja,en,itなどの文字が入ります。詳しくは各製品のマニュアルをご確認ください。
  • (4) 追加したURLと有効期限が表示されていることを確認してください。複数のWeb機能を使用する場合は、(2)から(4)の手順を繰り返してURLを登録してください。また、有効期限が切れた場合は(1)から(4)の手順をもう一度行ってください。
追加したURLと有効期限が表示されている
  • (5) Microsoft Edgeを起動し、使用するWeb機能のページを開いてください。正しく設定できている場合はログイン画面が表示されます。以下は管理者用Webブラウザの画面の例です。表示されない場合は本節の手順を見直してください。
ログイン画面

ページ上部に以下のようなバーが表示された場合は、[×]をクリックして閉じてください。

4. その他

  • ソフトウェアアップデートに関するお問い合わせは工事店、販売店にお問い合わせください。
  • 本ホームページに記載のMicrosoft社の情報は、同社から提供および公開された情報に基づいて記載しておりますが、同社の状況変化に伴い、本ホームページの記載内容に変更が生じることがあります。
  • OracleおよびJavaは、Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。
  • Google Chromeは、Google LLCの米国およびその他の国における登録商標です。
  • Microsoft、Windows、Internet ExplorerおよびMicrosoft Edgeは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
  • 文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
  • 三菱電機とその関係会社は、製品について保証を明示しているもの、もしくは法の定めによる場合を除き、保証や責任を負うことができません。Microsoft Edgeを含む第三者の製品とソフトウェアについてもその使用に起因するセキュリティ脆弱性への対応を含め、保証はいたしかねますのでご了承のほどお願いいたします。