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Voices

2024.05.27

専門性を活かして輝く仕事を。配属先指定リクルート制度でかなえる自分らしい働き方

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専門性を活かして輝く仕事を。配属先指定リクルート制度でかなえる自分らしい働き方 専門性を活かして輝く仕事を。配属先指定リクルート制度でかなえる自分らしい働き方

三菱電機技術系職種で働く岡田卓也さん、渡邊有香さんは、これまで培った専門性を活かし、自分らしくイキイキと活躍している。それを可能にしているのが、入社前から実際に携わる事業・職種を指定できる、技術系職種のジョブマッチング「配属先指定リクルート制度」(以下、配リク制度)。自身の専門性を活かせるとあって、技術系新入社員の90%が制度を利用している。この制度を利用して入社した岡田さん、渡邊さんに、配リク制度を利用することでの自身の強みや関心を活かした仕事選び、そして現在の仕事のやりがいについて語ってもらった。

岡田卓也(左)渡邊有香(右)
  • INTERVIEWEE

    三菱電機電力システム製作所岡田 卓也(写真左)

    2016年入社。大学・大学院で情報工学を学び、三菱電機に入社後、電力会社向け配電業務総合支援システムの開発プロジェクトを担当。サブリーダーとして、技術面における意思決定や課題解消、協力会社の技術サポートを担当している。

  • INTERVIEWEE

    三菱電機電力システム製作所渡邊 有香(写真右)

    2021年入社。大学・大学院で電気電子工学を研究。現在は電力会社向け電力需給管理システムのサブプロジェクトリーダーを務める。三菱電機の電力ICTソリューションパッケージ「BLEnDer®(ブレンダー)」シリーズを電力会社の希望に応じてカスタマイズする要件定義・設計・試験・リリース対応などを行っている。

電力インフラ事業で人々の生活を支えたい

― 三菱電機への入社を志望した理由を教えてください。

岡田:大学院では情報工学を学んでいたのですが、研究室のグループウエアの開発・保守・運用に携わっていた際、研究室仲間から「新しく実装された機能、おもしろいね」とフィードバックをもらい喜びを感じていました。そんな時、OB訪問で研究室に来られた先輩から「三菱電機にはWebシステムで、かつ業務システムを開発している部署がある」と聞き、これまでの経験を活かしつつ、お客様からフィードバックをいただきながらシステム開発に携われる環境に興味を持ち、入社を志望しました。

― 岡田さんはなぜシステム開発を主軸とするIT企業ではなく、三菱電機を選ばれたのでしょうか。

岡田:自分の作ったものが多くの方々を助け、それが後世に残り続けることに憧れがありました。三菱電機が手がける社会インフラは、世代を問わず誰もが使うものです。しかも三菱電機は事業規模が大きく歴史もあり、お客様からの信頼も厚い企業なので、三菱電機で働くことで社会インフラのシステム開発を通じ、より多くの方々の助けになれるのではないかと思ったからです。

― 後世に残る仕事、かっこいいですね。渡邊さんはいかがでしょうか。

渡邊:大学院では電気電子工学を専攻し、車の自動運転で使われる信号機などを画像処理技術により予測する研究をしていました。こうした専門性を電力の需給予測などに活かせるのではないかと思ったことが最初のきっかけです。また、社会課題解決に関心があり、人々の生活を支える電力インフラ事業に興味を持ちました。

そんな中で三菱電機が2週間の夏季インターンシップを実施していると知り、参加しました。参加する前はインフラ系とあって堅いイメージがありましたが、従業員の皆さんが活発にコミュニケーションを取りながら和気あいあいと働く姿を見て、自分自身も三菱電機の一員となって働きたいと思うようになりました。

人財採用のミスマッチを防ぐ配属先指定リクルート制度

― お二人は、入社後に携わる事業・職種を選べる配リク制度を利用して入社されたそうですね。自分の強みや専門性とのミスマッチを防げるため、専門領域で力を発揮したい理系の学生にはメリットが大きい制度だと思いますが、利用してみていかがでしたか。

岡田:入社前に配属部署やおおよその業務内容が決まるので、安心して就職活動を進められました。私は「どんな事業領域で仕事をするか」ということよりも、「どうやってものを作るか」という技術側に軸足を置くタイプですが、それでも携わる事業領域があらかじめ分かっているのは安心感がありましたし、技術によって人を助けるという目標をかなえられそうだと期待感を持ちました。

渡邊:私は電力系の事業に関心があり、特に電力取引や需給予測に関わる職種を希望していました。こうした事業を行う部署は三菱電機内にいくつかありますが、同一事業所内で複数同時に希望できることに魅力を感じました。部署ごとに求められるスキルや資格も異なるため、自分に合う職種を見つけやすかったです。

岡田:私の場合は配リク制度を利用し、マッチング面談1回、最終面接1回で内定をいただけました。就活がスピーディなのもポイントですね。マッチング面談も、申し込みから原則2週間以内で行われます。

渡邊:理系大学生・大学院生は、研究と並行して就活を行わなければならないので効率的で助かりますね。配リク制度で入社する人から各部署の採用枠が埋まっていくので、希望職種がはっきりしている人はこの制度を利用することをお勧めします。

岡田:リクルーターの方から社風や配属予定部署について細かく教えていただくこともありました。特に印象的だったのは、希望部署をお伝えした際、「その部署は、場合によっては週5日出張があり、入社後すぐに神戸から鎌倉に引っ越しとなります。それでもいいですか?」と包み隠さず教えてくださったことです。私への思いやりを感じましたし、入社後も従業員を大切にしてくれそうな会社だと思いました。

渡邊:私も、リクルーターの方にとても親身になっていただきました。提出する志望書や研究概要資料を添削してくださるだけでなく、面接が苦手だったことを指摘していただき、面談当日まで毎日電話で練習に付き合ってくださいました。

岡田:毎日電話で面接練習、それはすごいね!

― 入社されてから感じる、配リク制度のメリットはどんなことですか?

岡田:思っていた通りの仕事に携われていることです。配リク制度を通して、自分がやりたいことをあらためて掘り下げる機会を得られたのも大きかったですね。自分が本当に好きなこと、やりたいことは実はなかなか分からないものですが、マッチング面談に向けた準備を進める中で自分自身をロジカルに分析できたことで、「なぜこの仕事がしたいのか」という自分の意志がはっきり見えてきました。一般的な採用面接とは違う、技術面でのマッチングだからこそ、こうした分析ができたのだと思います。

また、就活は“婚活”のようなものだと思っています。どんなに良い条件でも、相性が合わなければ関係を継続できません。その点マッチング面談では、人事部の方ではなく配属先の上長とお話できます。両者が「一緒に働きたい」と思い、私も配属先の業務や雰囲気について確認した上で入社できる。その点に配リク制度のメリットを感じます。

渡邊:私も配リク制度を利用したことで「お客様と技術的なコミュニケーションを取りながら、電力管理システムに携わっていきたい」という希望通りの仕事ができています。「自分が何をしたいのか」、「採用する企業が何を必要としているのか」、相互に意見交換しながらマッチングできるので、ある意味就活の効率化を図ることもできました。

― 岡田さんは2024年度で入社9年目を迎え、「知見を広げたい」「新たなスキルを身に付けたい」という次のステージに進む時期ではないかと思います。入社後にスキルアップできる機会もあるのでしょうか。

岡田:常にあります。入社前からモノづくりが好きだと伝えていたところ、1年目からお客様に新しくアプローチをするためのデモシステムを作る仕事を任せていただきました。2年目以降はプロジェクトに加わり、ソフトウエアの設計・制作・試験という工程を一通り経験することができ、最近では、参加しているプロジェクトに開発支援ツールの導入も行いました。設備投資などの裁量権もある程度与えられますし、やりたいことを実現しやすい環境です。

お客様からの評価が仕事のやりがい

― 仕事をする上で、やりがいや情熱を感じるのはどんな時ですか?

岡田:お客様やシステムのエンドユーザーから好意的なフィードバックを得られた時に、大きなやりがいを感じます。転機になったのは、入社2年目の時。電力会社様向けの配電工事管理システムの開発を行った時、システム利用者の電気工事店様から感謝状をいただきました。初めての業務システム開発でしたので様々な苦労を伴いましたが、ご担当者様から「素晴らしいシステムを導入でき、今日は人生最高の日です」とうれしい言葉をいただき、思わずほろりと涙しました。また、自分の担当範囲を超えて周囲の業務をサポートする、という積極的な姿勢が身に付いたのもこのプロジェクトのおかげです。

実はもう一件、昨年取り組んだ電力会社様向けのシステム開発でも感謝状をいただきました。複数のベンダーが参画するプロジェクトでしたが、お客様目線でより良いシステムを作ろうと全員一丸となって取り組みました。会議が滞って静まり返る前に、まず発言するよう常に心がけていたところ、クライアント企業からその姿勢を評価していただきました。

渡邊:感謝状をもらうなんて、なかなかないことですよね。私はまだそこまでの経験はありませんが、クライアントの電力会社様に伺った時、私たちがカスタマイズしたシステムが実際に使用されている所を見た時は感激しました。「私たちの業務になくてはならないシステムです」とおっしゃっていただいたことも、深く印象に残り、今も仕事の励みになっています。

より良い未来に貢献するモノづくり

― 最後にお二人の“マイパーパス”と、これからに向けた思いを教えてください。

岡田:私の中には二つの軸があります。一つ目は、技術によって多くの人々を助けること。まずは私の周りの方、私を評価してくださっている方々を幸福にするため、業務の効率化などに技術を通して貢献したいと考えています。その輪が広がり、最終的により多くの方々の幸福につなげられたらうれしいです。

二つ目は、過去から渡されたバトンを未来に渡し、より良い社会をつくることです。今の私がいるのは、これまでに出会ってきた方々のおかげです。私が熱意を持って開発を行い、その技術が評価されることで、私が出会ってきた方々も肯定されるように感じます。そして、周囲の方々から教わったことを、次の世代に受け継ぎたい。自分は通過点にすぎないので、技術はもちろん、意志の灯を残したいと思っています。

渡邊:私はクライアント企業と弊社の双方がWin-Winになるような、システムの構築に携わっていきたいです。自分たちだけが利益を追求するのではなく、クライアントがどのようなシステムを必要としているのかいち早くニーズをくみ取り、より良い製品、未来につながるシステムの提供を目指しています

そのためには、個人ではなくチームで可能性を広げることが大事だと考えています。今は「これをしなければ」と目の前の仕事に一生懸命で目先のことしか見えていないこともありますが、これからはチーム全体で先を見据えて業務に取り組んでいきたいです。常にお客様目線で改善点を探し、役割にとらわれずに率先して行動したいと思っています。

配リク制度利用の
ポイント

  1. 自分の強みや専門性から希望の専属先が選択できる
  2. 自分のペースで配属先を決定できる
  3. マッチングが不成立でも、別の事業所に再チャレンジ可能

    *複数事業所への同時申込は不可。同一事業所内であれば第三希望まで申請することが可能

三菱電機「配リク制度」の特徴と利用方法についてはこちら

掲載されている情報は、2024年3月時点のものです。

制作: Our Stories編集チーム

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