研究所
先端技術総合研究所
たゆまぬ技術革新により
私たちは未来を紡ぎだす
概要
最先端技術で社の成長を推進
1935年設立の神戸本店研究課を母体として、1995年に中央研究所、材料デバイス研究所、半導体基礎研究所を統合し、先端技術総合研究所が設立された。さらに2002年、産業システム研究所と映像情報開発センターを統合し、現在に至る。
先端技術総合研究所は、三菱電機グループの最先端技術の研究開発拠点として、基礎研究から次世代製品・サービス開発まで幅広い新技術開発を推進するとともに、社会課題を解決するソリューションを提供する開発にも取り組んでいる。挑戦、信頼、プロフェッショナリズムをバリューに、グローバルでの社会変化を先取り、SDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた研究開発を推進し、活力とゆとりある社会の実現に貢献していく。
連携が技術進化のカギ
当社の最先端技術をリードする同研究所は、社内外での連携にも力を入れている。所内には部門・世代を越えた交流のためのコミュニケーションエリアを設け、総合電機メーカーとしての強みを活かすべく研究開発で得られた技術を組織の成果として共有し、三菱電機及び三菱電機グループ企業の様々な製品や事業に横展開している。また当社の成長性を担う将来技術の研究開発は、当社独自で研究開発を進めるとともに、産学連携や国家プロジェクトに積極的に参画し世界一流の技術力に磨き上げている。
業務内容
パワーエレクトロニクス、電気・機械、メカトロニクス、環境・エネルギー・材料、デバイス、システム技術分野の研究開発
所在地
先端技術総合研究所
〒661-8661
兵庫県尼崎市塚口本町八丁目1番1号
CLOSE-UP TECHNOLOGY
革新的な技術でカーボンニュートラル社会への未来の扉を開く
パワーエレクトロニクス技術
先端技術総合研究所はパワーエレクトロニクスに関する先進技術を結集し、環境に配慮し、経済性に優れたパワーエレクトロニクス製品の新技術を研究開発するとともに、その技術を活かした製品化に取り組んでいる。身近な家電製品から社会インフラまで、暮らしと産業を支え、エコロジーとエコノミーを両立した快適な社会の実現のために、日々努力を重ねている。
電気・機械技術で支える安心・安全で豊かな暮らし
電機技術
電磁気・熱流体・構造強度などの基盤技術で三菱電機製品群の性能・品質・信頼性を支えるとともに、空調冷熱、FA、自動車機器、電力、ビルなど幅広い事業分野における電機機器の価値向上に向けたコアとなる尖った技術を開発する。
機器の高性能・高機能化とともに、新たな価値の提案を通じて、持続可能な社会と安心・安全で豊かな暮らしの実現に貢献していく。
関連リンク:霧ヶ峰 FZシリーズ
機械・制御・物理の技術融合による先進メカトロニクス製品の価値創造
メカトロニクス技術
産業メカトロニクスシステム、FA機器、自動運転システム、車載機器、昇降機システム、宇宙システムなどの製品群に対して研究開発を行っている。機械・制御・物理の技術融合によって、メカトロニクス、ロボティクスのブレークスルーを生み出す。また機械・制御・物理の知識基盤を確実に深化させ、先進メカトロニクス製品による豊かな社会の実現に貢献していく。
関連リンク:プリント基板穴あけ用レーザ加工機
先進基盤技術でサステナブルな社会の実現に貢献
環境・材料・デバイス技術
サステナブルな社会の実現に貢献する、水・空気の浄化技術、材料リサイクル技術、防汚材料・コーティング技術、パワーデバイス技術の研究開発に取り組んでいる。
分析技術を含めた材料関連の幅広い基盤技術で全社製品を支えるとともに、革新的な新材料・プロセス技術の研究開発も行っている。
また安心・安全で快適な社会実現のための高周波、光、センサーなどのデバイス技術の研究開発も進めている。
関連リンク:SiCパワーエレクトロニクス技術
豊かな社会を実現するために
システム・ソリューション技術
最先端の技術をエネルギー・交通、衛星などの社会インフラやビル、FA、自動車機器、空調・冷熱など幅広い分野の機器・システムに適用し、社会課題を解決するための研究開発に取り組んでいる。
AIを活用した分析・制御、大規模・複雑なシステムの最適化、行動認識/生体計測、遠隔操作向け映像・監視などの技術の研究開発を通じて、サステナビリティの実現に貢献していく。
TOPICS
歴史
1935年神戸本店研究課を設立後、1995年中央研究所、材料デバイス研究所、半導体基礎研究所を統合し、先端技術総合研究所を設立。2002年産業システム研究所と映像情報開発センターを統合し、現在に至ります。
受賞歴
大河内記念技術賞、市村産業賞、電機工業技術功績者表彰、環境賞、澁澤賞、R&D100 Awardなど多数の社外表彰を受賞しています。
付帯施設について
研究開発と製品化の加速、大学や研究機関との連携強化を目的として、技術連携室、社外連携室が併設されています。建物中央には、ライトウェル(中庭)を設け、採光性に配慮。自然光利用による照明負荷の低減に貢献しています。
環境への取組
環境負荷低減に貢献する研究活動を促進しています。また、構内緑化率向上(屋上緑化)にも取り組んでいます。屋上緑化では、緑化トレーを採用し、乾燥に強く手間のかからない、メキシコマンネングサを植えています。
教育プログラム
将来に向けた開発提案能力強化・維持のため、知的好奇心や行動力、コミュニケーション力を高めていけるよう、海外派遣や博士号取得支援など、研究者の主体的・積極的なチャレンジに対する支援を行っています。
組織活性化
さらなる組織活性化及び風通しの良い職場風土づくりを推進しています。各フロアには、コミュニケーションエリアがあり、部門や世代を超えた交流が盛んに行われ、様々なイベントでも交流するなど、親睦を深めています。