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三菱乾式オゾン脱臭装置

オゾンと脱臭触媒を組合せた脱臭装置です。

脱臭風量 24m3/min以下(コンパクト型)、脱臭風量3.5〜24m3/min(コンパクト型脱臭装置)

形名 脱臭
風量
m3/min
脱臭
ファン
電動機
容量
キロ
ワット
オゾナイザ
定格オゾン
発生量
g/h
総合
圧力損失
キロ
パスカル
総合
消費電力
キロ
ワット
装置電源
電圧
装置電源
容量
キロボルト
アンペア
脱臭
触媒量
リットル
運転
質量
キロ
グラム
MK-035-C 3.5 0.4 2 0.98 0.7 3相
200ボルト
50/60Hz
2 75 490
MK-050-C 5.0 100 550
MK-075-C 7.5 4 150 610
MK-110-C 11 0.75 1.2 3 225 680
MK-160-C 16 6 325 770
MK-240-C 24 1.5 1.9 4 500 920
外形寸法 主機器寸法(*) mm 配置寸法 mm
W D H A B H
MK-035-C 2,000 1,400 1,700 3,200 3,600 3,500
MK-050-C 2,150 1,450 3,250 3,750
MK-075-C 2,300 3,900
MK-110-C 2,480 4,080
MK-160-C 2,550 4,150
MK-240-C 2,800 1,500 3,300 4,400

(*)寸法はユニット型の寸法で設置スペース条件に応じて別途設計可能です。

外形図

設置図(例)

脱臭風量 50m3/min以下(個別設置型)、脱臭風量30〜50m3/min(上向流式脱臭装置)

形名 脱臭
風量
m3/min
脱臭
ファン
電動機
容量
キロ
ワット
オゾナイザ
定格オゾン
発生量
g/h
総合
圧力損失
キロ
パスカル
総合
消費電力
キロ
ワット
装置電源
電圧
装置電源
容量
キロボルト
アンペア
脱臭
触媒量
リットル
運転
質量
キロ
グラム
MKB-30-A 30 1.5 7 0.98 2.3 3相
200ボルト
50/60Hz
4.5 600 1,000
MKB-40-A 40 2.2 10 2.7 5.5 800 1,180
MKB-50-A 50 12 3.6 1,000 1,350
MKB-60-A 60 14 3.7 6 1,200 1,600
MKB-70-A 70 3.7 17 5.5 8 1,400 1,800
外形寸法 主機器寸法(*) mm 配置寸法 mm
W D H A B H
MKB-30-A 1,800 2,900 1,700 3,800 5,400 3,500
MKB-40-A 3,300 5,800
MKB-50-A 3,600 4,300 5,600
MKB-60-A 1,900 3,900 4,900 6,100
MKB-70-A 2,000 4,000 2,000 4,700 6,200 4,000

(*)寸法はユニット型の寸法で設置スペース条件に応じて別途設計可能です。

外形図

設置図(例)

脱臭風量 50m3/min以上(個別設置型)、脱臭風量100〜500m3/min(水平流式脱臭装置)

形名 脱臭
風量
m3/min
脱臭
ファン
電動機
容量
キロ
ワット
オゾナイザ
定格オゾン
発生量
g/h
総合
圧力損失
キロ
パスカル
総合
消費電力
キロ
ワット
装置電源
電圧
装置電源
容量
キロボルト
アンペア
脱臭
触媒量
リットル
運転
質量
キロ
グラム
MKY-100 100 5.5 25 0.98 5.4 3相
200ボルト
50/60Hz
11.0 2,000 2,200
MKY-150 150 50 7.5 12.0 3,000 3,000
MKY-200 200 7.5 8.8 14.5 4,000 3,800
MKY-300 300 11 75 12.5 21.0 6,000 5,400
MKY-400 400 100 18.4 23.0 8,000 7,000
MKY-500 500 18.5 150 21.7 37.5 10,000 8,600
外形寸法 主要機器寸法 W×D×H mm 配置寸法 mm
脱臭塔(*) オゾナイザ 脱臭ファン A B H(**)
MKY-100 2,000×2,000×2,750 550×550×1,600 1,050×850×800 7,000 5,100 2,750
MKY-150 2,800×2,000×2,750 700×650×1,600 1,350×1,000×1,100 7,900 5,200
MKY-200 3,600×2,000×2,750 1,550×1,350×1,300 8,700
MKY-300 5,200×2,000×2,950 900×650×1,600 1,700×1,600×1,600 9,200 7,000 2,950
MKY-400 6,800×2,000×3,250 950×700×1,600 2,100×1,900×2,000 9,000
MKY-500 8,400×2,000×3,250 1,050×800×1,600 11,000
  • (*) 脱臭塔の寸法は設置場所に応じて設計検討可能です。
  • (**)高さ寸法は装置高さでメンテナンス用ステージ手すりは除きます。
    (屋内設置の場合メンテナンススペースは1.8メートルを考慮ください。)
脱臭塔外形図

設置(例)

オゾン酸化を利用した脱臭処理方法

脱臭に使うオゾン酸化というと皆さんはすぐに反応するというイメージがありませんか?実は意外にも数十分以上時間がかかります。これでは大きな脱臭スペースが必要となります。三菱電機では、この問題を解決するために瞬時にオゾン酸化させる脱臭触媒を独自の技術で開発しました。乾式オゾン脱臭装置はオゾンと脱臭触媒を組み合せた新しい脱臭方式です。更に脱臭触媒はオゾンの自己分解を促進する働きを持っているため、大変長寿命です。吸着を主とした脱臭方式と比べると大幅な交換頻度の低減を実現します。

乾式オゾン脱臭装置の仕組み

酸素を原料として電気的に発生させたオゾンと脱臭触媒との併用により臭気成分を除去します。主要構成機器はミストセパレータ・脱臭ファン・オゾナイザ・脱臭塔で部品点数も少なくシンプルです。脱臭の仕組みは下図のとおりです。

乾式オゾン脱臭装置フロー図

空気を原料として電気的に発生させたオゾンと脱臭触媒との併用により悪臭成分を除去します。

実験装置により、現地での脱臭効果確認が可能

脱臭原理と方式

オゾンと脱臭触媒の組み合わせで優れた脱臭性能を発揮します。

触媒性能

乾式オゾン脱臭装置は大変長寿命で、硫化メチルの脱臭で通常の活性炭の約20倍以上となります。

脱臭原理

脱臭触媒(M)によるオゾン酸化の促進反応

O3+M=O2+「M*」
「M*」+悪臭成分=M+悪臭成分の酸化分解生成物
ここで、Mは脱臭触媒でオゾン酸化触媒としてくり返し使用されます。

脱臭効果

硫黄系・窒素系の悪臭物質をはじめ多種の物質の脱臭に適用可能です。

主要悪臭物質に対する脱臭効果

凡例 ◎:非常に良い ○:良い △:中程度

臭気物質 主な臭気成分 三菱乾式オゾン脱臭装置による脱臭効果 評価
オゾン+脱臭触媒 オゾン+脱臭触媒+
活性炭(脱硫炭+脱安炭)
硫黄化合物 硫化水素・メチルメルカプタン・硫化メチル 臭気成分を酸化分解するため脱臭効果大
窒素化合物 アンモニア・トリメチルアミン 臭気成分を酸化分解するため脱臭効果大
アルデヒド類 アセトアルデヒド・ホルムアルデヒド 臭気成分を酸化分解するが臭気が残るため活性炭吸着と組み合わせると効果大
脂肪酸類 酪酸 酸化分解が困難なため活性炭吸着と組み合わせると効果大
炭化水素 トルエン・キシレン 酸化分解が困難なため活性炭吸着と組み合わせると効果大

乾式オゾン脱臭装置の適用分野

下記場所から発生する悪臭ガスの脱臭に適しています。

  • 廃水処理施設・下水処理場・中継ポンプ場など
  • 工場生産ラインなど

脱臭風量と必要オゾン発生量

脱臭風量計算

脱臭風量は排水処理設備水槽など、臭気源の面積から算出します。

オゾン発生量

脱臭風量に対する必要オゾン発生量は当社にて算出しますのでお問い合わせください。


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