電力システム製作所 電力ICTセンター

私たちの使命

OUR MISSION

電力システムの
新しい価値創出を目指して

1995年に発電部門から始まった日本の電力自由化は、2000年代に入ってから小売部門についても段階的に進展してきました。そして、2013年から始まった電力システム改革によって、2016年には、家庭や企業を含めた全ての利用者が電力会社を自由に選べるようになる「小売全面自由化」が導入されました。また、2020年に「送配電部門の法的分離」が実施されました。

一方、太陽光や風力などの再生可能エネルギーは全世界的に導入が拡大しており、電気をつくる・送る・使う仕組みが大きく変わっているなど、電力産業を取り巻く環境が劇的変化を遂げています。

加えて、2050年のカーボンニュートラル宣言により、脱炭素社会実現へ向けて、今後のエネルギー産業において、再エネの電源としての重要性や位置づけ、期待値がますます高まることが想定されます。

三菱電機はこのような環境変化のなか、電力事業の中核に様々なソリューションを提供してきました。日本の電力事業の変遷と共に歩み、電力システム改革に貢献し、電力制度に精通している当社だからこそ分かることがあります。多様化する電力運用のユースケースと最適なビジネスロジックを創出し、当社が保有する幅広い電力技術とICTを融合させ、先進的なソリューションを提供します。

三菱電機の電力ICT事業

「低炭素かつ低廉で安定的な
エネルギーシステムの実現」

「ICTを活用した先進的な
運用システムの提供」

「グローバルレベルで
オープンイノベーションの推進」

それが、私たちの使命と考えています。

三菱電機は、電力システムの新しい価値創出を目指してソリューション事業を推進し、お客様の経営に貢献していきます。

Zone

1

電力系統特性の変化

(新エネルギーの拡大)

神戸地区

①系統制御事業

電力の安定供給を支える系統制御技術。「中央給電指令所システム」や「訓練シミュレーター」などの様々な監視制御システムにより、万一の系統事故時における的確な対応を実現します。

横浜地区

②デジタルエナジー事業
(蓄電池・スマートグリッド事業)

今後導入が拡大していくことが見込まれる再生可能エネルギーは、発電出力の不安定さから系統安定における様々な技術課題が発生します。「大容量蓄電池システム」や「VPPシステム」などのデジタルエナジーソリューションにより、再エネ導入拡大と系統安定運用の両立を実現します。

神戸地区

③配電制御事業

網の目のように張り巡らされた膨大な配電系統をリアルタイムに監視制御するとともに、停電が起こった場合には、遠隔監視・制御技術を活用した「配電制御システム」により早期復旧を実現します。

Zone

2

電力市場の拡大

(送電線解放、新規事業者の拡大)

横浜地区

④新電力(発電・小売電気事業者)事業

小売全面自由化により急増している新電力事業者が日々行う必要がある複雑な電力供給業務。「電力需給管理システム」により、一連の業務を支援するとともに、需給最適化と取引の活用により、インバランス最小化と収益最大化を実現します。

横浜地区

⑤需給調整(電力流通運用)事業

これまでの電力会社や日本卸電力取引所向けシステムで蓄積した技術と経験を基に、今後の電力流通運用(制度変更/新市場対応)に対応したシステムを提供します。

横浜地区

⑥託送事業

送配電設備を利用時に発生する託送料金は、様々な要素が関係し、極めて複雑かつ煩雑な計算が求められます。「託送運用システム」により、迅速かつ正確性が求められる送配電事業者の効率的な託送業務を支援します。

横浜地区

⑦スマートメーター通信事業

再生可能エネルギーの利用拡大や、ガス・水道の共同検針など、将来的にますます増えていく多種、多頻度な大量データを収集・管理・外部連携可能なプラットフォームとして提供し、安心・安全な社会やカーボンニュートラルの実現に貢献します。

Zone

3

業務革新

(体制変革、業務効率化)

横浜地区

⑧アセットマネジメント事業

老朽化しつつある多くの電力設備に対して、これからは、経営と現場、双方の目で総合的かつ適切な資産管理による、より健全な電力事業の運営の実現が求められます。「アセットマネジメントシステム」により、戦略的な設備管理と投資対効果の適正把握を実現します。

私たちの使命

PoC Lab.