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恐竜王国・福井で
“しあわせのもと”を探して

2年に一度発表される「全47都道府県幸福度ランキング2018年度版(一般財団法人日本総合研究所編)」で、2014年、2016年に続いて幸福度総合No.1に輝いた、福井県。今回は福井エリアのしあわせスポットを巡り、そこで活躍する三菱電機製品をご紹介しながら、福井の“しあわせのもと”を探ります。

REPORTER

三菱電機株式会社 北陸支社 事業推進部 企画課中西 康太

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大阪で生まれ、小中高と静岡で育ち、大学までサッカー部で忙しい毎日を送っていました。北陸支社に配属されて1年。仕事にも生活にもなれてきましたが福井にはまだ詳しくないので、福井出身の松浦先輩と、“しあわせのもと”を探しに行きます。

福井三菱電機機器販売株式会社 業務部 業務課松浦 麻衣

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福井市で生まれ、高校まで三世代同居の家庭で育ち、大学進学で上京、社会人になってしばらくは東京暮らしでした。現在、福井に戻り、やはり故郷は穏やかで暮らしやすく感じます。今回、改めてその理由を探ってみたいと思います。

HIGHLIGHT
AREA

北陸支社

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1948(昭和23)年の開設以来、北陸3県の社会インフラや製造業向けの電機品から家庭向けの一般製品まで、幅広い分野で、地域に暮らす皆様に貢献できるよう活動しています。

北陸支社 地域ビジネス活動
Text Description

“しあわせのもと”を探しに、出発!

中西/はじめまして!三菱電機の中西です。

松浦/福井三菱電機機器販売の松浦です。よろしくお願いします!

中西/よろしくお願いします!福井は幸福度が高いそうですが、松浦さんは実感、ありますか?

松浦/大学時代からしばらく東京に住んでいましたが、福井に戻って、改めて暮らしやすいなと感じています。もともと、うちは三世代同居で、いつも祖父母がいたので、寂しいと感じることはありませんでした。周りも三世代の家庭が多いし、保育園も充実しているので、子育てがしやすく、女性が安心して働くことができます。福井の教育水準が高いのも、祖父母が一緒に暮らす環境が影響していると聞いたことがあります。中西さん、福井はどんなイメージですか?

中西/やさしい人が多いと思います。気持ちにゆとりがあるのでしょうか。

松浦/自然が豊かで、家族を大切にする気質、近隣の人との絆が深いからではないでしょうか。

中西/幸福度って、住む人たちがしあわせを感じているかどうか、だと思いますが、福井に住む人は気持ちにゆとりがあって、心が豊かなのかもしれないですね。そのあたりを探りに行ってみたいと思います!

“しあわせのもと”を探しに、出発!

福井三菱電機機器販売株式会社
1984年に福井地域における三菱電機の流通機構整備強化のため創立し、北陸三菱電機商品販売株式会社福井支店より汎用電機機器の営業部門および北菱電興株式会社福井営業所より冷熱空調機器部門を継承するとともに昇降機、画像通信応用機器並びにFAメカトロニクスなどを取扱う三菱電機の総合代理店。

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幸福度No.1 福井の“しあわせのもと”

幸福度日本一とされる福井県は、教育水準の高さや働きやすい環境、家族・地域のつながりの強さ、子育てのしやすさなど、各種調査による客観的な指標で高く評価されています。
(※一般財団法人日本総合研究所発表「全47都道府県幸福度ランキング2018年版」による)

「し」:しごとをする場が豊富

正社員として働く人や女性の就業率が全国1位で、有効求人倍率も全国でトップクラスということから、働く場所が豊富で仕事ができる“しあわせ”

「あ」:あそべる場所が近くて豊富

車で1時間以内のエリアに海・山があり、夏は海水浴、冬はスキーが楽しめるなど、レジャーが手軽に楽しめる“しあわせ”

「わ」:わ(つながり)に、支えられている

持ち家率が高く、恵まれた住環境と3世代同居など、家族や地域のつながりが強く、支え合っている“しあわせ”

「せ」:せいかつがしやすく、子育て環境が充実

待機児童率が低く、子育て支援が手厚く、医療・福祉が充実しているなど、生活を支える基盤が整っている“しあわせ”

参照:福井県総合政策部ふるさと県民局 地域交流推進課「福井県はなぜ幸福度日本一なのか?」

吉祥閣(きちじょうかく)で活躍する、

三菱エレベーター

永平寺の「七堂伽藍(しちどうがらん)」と呼ばれる7つの建物の一つ、吉祥閣では、当社製のエレベーターが活躍しています。ここは修行研修道場で、一般参禅者も坐禅や写経を体験することができます。5階建ての建物は、バリアフリーの観点から三菱エレベーターが導入され、訪れる参禅者をサポートしています。

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福井の老舗蔵元「黒龍酒造」へ

永平寺のお膝元に、福井の銘酒として名高い「黒龍酒造」があります。当社製の冷凍機が活躍しているので訪ねました。
黒龍酒造は、1804(文化元年)年創業の蔵元。初代石田屋二左衛門が良水に恵まれた松岡の地(現・永平寺町)で酒造りを始め、1975年、7代目が大吟醸酒の先駆けとなった「黒龍 大吟醸 龍」の市販化に成功、その名が知れ渡りました。仕込み水に九頭竜川の伏流水を使用、原料米にもこだわり、「黒龍」や燗酒にして美味しい「九頭龍」など、料理の味を引き立てるお酒として人気です。昭和初期に再築された本社社屋は、風格ある佇まい。漂う空気にも歴史の重みを感じます。

酒造りの里で、

貯蔵管理をサポートする冷凍機

黒龍酒造で貯蔵から瓶詰め、出荷を行うのが、「兼定島 酒造りの里」です。九頭竜川のほとりに広がる田園地帯に建つ施設で、出荷前のお酒を一時保管しておくための低温貯蔵庫に、当社製の冷凍機が導入されています。貯蔵庫内の天井には、空気を循環させるための冷凍機が4機装着され、吹き出し口から冷風を送ることで、庫内の貯蔵温度を10〜15℃で管理しています。

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いきなり発見で、大興奮!

〜はじめての化石発掘体験

今回、初めて化石発掘体験に挑戦しました。研究員の解説と指導のもと、ゴーグルを装着し、ハンマーとタガネを使って石を割りながら、化石を探します。あちこちから石を叩く音が響き、時折、「これ、化石?」と研究員に尋ねる子どもたちの声が聞こえます。スタートから約10分。黒っぽい泥岩を割ると、それらしきものが!?
「これは、植物の化石ですね」
おお〜今まで味わったことのない達成感に、ちょっと感動。広場のあちこちからも、子どもたちの歓声が聞こえてきて、不思議な一体感に包まれました。

レアな恐竜グッズも満載!

〜レストラン&お土産販売施設「ジオターミナル」

2018年4月、恐竜博物館前に、観光案内所併設のレストラン&お土産販売施設「ジオターミナル」がオープンしました。大きな窓に囲まれた特徴的な建物で、館内はゆったりとした開放感あふれるスペースで、レストランではオリジナルメニューによる食事や喫茶が楽しめます。この施設には、当社製のさまざまな空調機器やジェットタオルが導入されており、訪れる人にとって快適で心地よい環境づくりに貢献しています。

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福井の美味がいっぱい!

〜そば音市楼「かくれ庵」

福井の美味を味わいながら、今回の福井巡りを振り返るため、松浦さんオススメのそば処「かくれ庵」を訪ねました。立派な門構えの邸宅に圧倒されながら、暖簾をくぐると、木造の日本家屋を改築した和モダンな店内の雰囲気に心が落ち着きます。
こちらは店主厳選のそば粉を使った打ちたてのそばが楽しめるということで、黒龍酒造のお酒とともに、福井名物「おろしそば」をはじめ、福井の海と山の幸を存分にいただきました。

暮らす人の心の素直さに、“しあわせ”が宿る

暮らす人の心の素直さに、“しあわせ”が宿る

中西/今日はお疲れ様でした。まずは乾杯!黒龍酒造のお酒は、福井の料理との相性がぴったりで、美味しいですね。

松浦/福井は水源の7割がミネラルたっぷりの地下水で、水に恵まれた土地。だから、お米もお酒も美味しくなります。大根おろしたっぷりの「越前そば」が有名ですが、お蕎麦も、水の美味しさが決め手だそうです。今日はいろいろ見て回りましたが、“しあわせのもと”は、見つかりましたか?

中西/永平寺で感じたことですが、荘厳で立派な寺院が近くにあって、それをいつも感じながら暮らすことが、心の平安や気持ちのゆとりにつながっているのかなと思いました。それと、豊かな自然が身近にあることも、福井の良さの一つですね。海も山もあるから、遊ぶ場所は豊富だし、何より食べ物が美味しい。

松浦/思春期の頃は、都会に出たくて、東京にも住みましたが、帰ってくると、家族が近くにいるありがたみを感じます。離れてみて、その価値がわかりました。だから、今の私にとっては、家族といる時間がいちばん大切ですね。

中西/都会の便利さは魅力的ですが、だからといって“しあわせ”、とは限らないですよね。

松浦/やはり、家族のあり方や日々の暮らし方が心の満足になり、幸福度につながっているように思います。一人一人の気持ちが土地や暮らしにしっかり根づいていて、その実感が心のゆとりにつながっているのかもしれませんね。

中西/当たり前のことを当たり前に“しあわせ”と感じることができる素直さ、素朴さが、ここにはちゃんとあるように思います。それが、福井の“しあわせのもと”かもしれません。

暮らす人の心の素直さに、“しあわせ”が宿る

松浦さん、オススメ!福井の“しあわせ”スイーツ

「羽二重くるみ」〜金花堂はや川

福井名物の羽二重餅をシュー皮でサンドしたのが、金花堂はや川オリジナルの「羽二重くるみ」。日本茶にもコーヒーにも合う和洋を超えた美味しさで人気です。シュー皮の香ばしさとお餅の柔らかさにクルミの食感が加わった、絶品スイーツ。まさに“しあわせ”の味です。

松浦さん、オススメ!福井の“しあわせ”スイーツ

今回の福井巡りを通じて、担当エリアである北陸3県のことをもっと知りたいと思いました。この場所で、自分にとっての“しあわせ”な生き方を探しながら、当社の製品が、地域の“しあわせ”に貢献できるよう仕事に取り組んでいきます。