「これからの和食を考える。」 人気投票キャンペーン 結果発表「これからの和食を考える。」 人気投票キャンペーン 結果発表

食の多様化に伴い、和食を食べる機会が減ってしまったり、伝統的な食材が失われつつある中、
調理家電を作るメーカーとして、和食の未来について考えることはとても大切なことと三菱電機は考えます。
CLUB MITSUBISHI ELECTRICでは、「これからの和食を考える。」をテーマに、伝統的な食材にスポットを当て、
関わりの深い方々に取材をした内容を記事として公開しつつ、その食材を使った新提案レシピをご紹介してまいりました。

今回はこれまでご紹介した取材内容とレシピについて人気投票キャンペーンを実施した結果を発表いたします。

1位

第1回「しょうゆ」

第1回「しょうゆ」では、直接つけたり、味付けに入れたり、汁やタレのベースにしたりと、
さまざまな用途で食卓を支える「しょうゆ」について千葉県野田市のキッコーマン株式会社様を取材。
第1位に選ばれた取材記事にご協力いただいたキッコーマン株式会社 国際食文化研究センター長 山下 弘太郎さんよりコメントをいただきました。

しょうゆという調味料は身近なわりに、その歴史や製法が意外と知られていない印象があります。そうしたギャップもあって今回、読者投票で1位になるほど、しょうゆに興味を持っていただけたのかもしれませんね。しょうゆには濃口や淡口など、さまざまな種類があります。関東では濃い色で香りが強く、関西では色は淡くなりますが塩味がきりりとしている。そして九州は甘い。そうした特徴が全国津々浦々の食事と密接に結びついています。いま「和食」というと、少しよそ行きの敷居の高いもののように感じられてしまうかもしれません。でもしょうゆは「ハレ」の日ばかりではなく、「ケ」の日常で引き継がれてきた家庭の味を支える調味料です。この機会に、日常の味わいのなかにあるしょうゆの使い方ももう一度見直していただけるとうれしいですね。

2位

第2回「みそ」

第2回「みそ」では古くから日本人の大事なタンパク質であり、日本各地の多様な風土、
文化によって育まれてきた「みそ」について、長年全国の蔵のみそを扱ってきた「佐野みそ 亀戸本店」の三代目当主 佐野正明さんを取材。
第2位に選ばれた取材記事にご協力いただいた佐野正明さんよりコメントをいただきました。

みそはずっと消費が下がり続けているんですが、最近、健康や美容などにもいい「発酵食品」としても人気がじわじわと復活してきましたよね。そうした興味も手伝って、人気記事の2位に入ったのかもしれません。
最近では、弊社の軽飲食スペース「みそ汁サロン」のように新しいみその楽しみ方の提案が増えてきましたね。いろいろな種類のみそがあることも、再認識されるようになってきました。さらに言うとみそ汁などよく知られている食も、みそによって具材を変えるなど、さまざまな楽しみもみそのまわりにはあるはず。まるでワインを楽しむように、みそを楽しんでいただきたいですね。みそには食べ物とのマリアージュだけでなく、みそ同士の「合わせ」などその先の楽しみもありますから。

3位

第8回「豆腐」

第8回「豆腐」では冷奴にみそ汁、そしておかずの一品までおなじめの食材「豆腐」について、
「男前豆腐」「波乗りジョニー」の株式会社三和豆水庵様を取材。
第3位に選ばれた取材記事にご協力いただいた株式会社三和豆水庵 平山 康紀さんよりコメントをいただきました。

しょうゆの1位、みその2位はともかく、私たちの「豆腐」が人気記事ベスト3に入ったと聞いて驚きました。「豆腐≒特売品」というイメージだったのでなおさらでしたね。確かにお客様の声を聞くと、「本当においしい豆腐を食べたい」という声も多い。私ども豆腐メーカーとしては、そんなニーズに真正面から応えていく責任もある思います。弊社は今年の春「淡雪」という新商品を出したんですが、これもお客様が「食感」を重視されることがわかったことで開発されたにがり不使用の「よせ豆腐」です。にがりではなく天然塩で豆腐を固めるのは、技術的には非常に難しいんですが、いままでにないような、やわらかな食感の豆腐ができました。以前の取材時には豆腐を食べられなかった私も、これだけはおいしくいただいています(笑)。

1位

豚肉のみそ漬け焼き

みそに酒や砂糖などを加えて「みそ床(どこ)」を作り、肉や魚を漬け込む―。
みそ漬けは冷蔵庫がない時代の保存方法のひとつでした。
床作りには多めのみそが必要なので、家庭では最少量のみそを塗る方法がおすすめです。
肉をやわらかくする効果のある塩麹や香りの調味料をプラスするなど、お好みにアレンジして、簡単便利な作り置きをお試しください。

2位

えびと鶏肉のみそグラタン

すっきり味の信州みそと、まったり味の白甘みそを合わせてホワイトソース系のソースを作り、和洋折衷のグラタンにしました。牛乳のにおいが苦手な方でも、みそのマスキング効果(臭み成分を包み込む効果)でおいしく食べられます。
また、みそ田楽や焼きおにぎりのように、焦げたみそには独特のおいしさがあります。
ひと手間かかりますが、ごまみそクランブルで味と食感にアクセントをつけると、ワンランク上の仕上がりになります。

3位

あさりの和風チャウダー

洋風のミルクスープを和風の野菜としょうゆの香りで和食に仕立てました。
しょうゆには乳製品独特のにおいを穏やかにする働きがあり、牛乳の甘みを引き立てるなど味の相性のよさは世界の料理人にも認められています。上手に組み合わせて、日本人に不足しがちなカルシウムの補給に役立ててください。

2018.06.12

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