ユニバーサルデザイン配慮事例
異なる特性のユーザーをつなぐ
「しゃべり描きアプリ」は、耳が不自由な方や訪日外国人客とのコミュニケーションを支援するために、タブレットやスマートフォン用に開発されたコミュニケーションアプリです。話した言葉を指でなぞった軌跡に文字表示する機能と、画像貼り付け、お絵かき、多言語翻訳などを組み合わせてわかりやすく表現し、異なる特性のユーザーをつなぎます。
※「しゃべり描き」は三菱電機株式会社の登録商標です。
地域の慣習に寄り添ったUI
全国に約16万箇所あるため池は、管理者の高齢化、人手不足が問題になっています。ため池の安心・安全を監視するアプリは、地域の水位標に合わせてグラフの色を変えることができます。遠隔監視での利便性に地域の慣習を考慮して、高齢者にもわかりやすいUIを実現しています。
※「みなモニター」は三菱電機株式会社の登録商標です。
音声による自然な対話で操作できる
詳細な音声ガイドを搭載し、自然な発話で炊飯の設定をすることができます。画面の内容を読み上げたり手順を説明することで、健常者から視覚障がい者まで、幅広く調理をサポートします。
※「WiFiらく楽炊飯」は三菱電機株式会社の登録商標です。
見ただけで使い方がわかる
文字と色で操作ボタンが目立つようにし、また、1・2・3と表示することで操作手順が分かるように工夫しました。
未熟練者にも間違えにくい
配線部分の表示を見やすく分かりやすく改善することで、間違いを減らしたり、作業の効率を上げることができます。大きく、コントラストのある印刷などを採用しました。
※シーケンサ:工場などの自動機械の制御に使用される装置
大きな文字、見やすい文字
炊飯器では、バックライト付きのフルドット液晶を採用し、炊き上がりに重要な時間の表示を大きな文字で見やすく表示しています。「予約」などの操作ボタンの表示も見やすい大きさの文字にして、操作や確認をしやすくしています。
ぼやけても見間違えの少ない書体(UDフォント)を選ぶことも大切です。
色弱者に不便が無い(カラーUD)
エレベーターの操作盤では、色の見え方の違いを確認して、多くの人が識別しやすい色を用いています。文字やアイコンの表記も組み合わせて、色以外でもボタンの機能が認識しやすくなるように工夫しています。
※色弱者は日本人男性の約5%(約300万人)、欧米では約8%と言われています。
いろいろな人に使いやすい
エレベーターのボタンでは、読みやすく、触ってもわかりやすい凸文字を採用しました。大きなボタン、大きな文字の表示で操作しやすくし、また見えない人も触って数字を読み取ることができます。
いろいろな人が見てわかりやすい
公共空間では、情報をわかりやすく提示することが大切です。てらすガイド®は床面に動くサインを投影します。言語の異なる外国人や、言葉のわからないこどもにもわかりやすく、視線の低い車いす利用者にも気づきやすい表示をすることができます。
※「てらすガイド」は三菱電機株式会社の登録商標です。
複数の情報提供手段を用意する
公共の場では、複数の情報提供手段を用意することが必要です。トレインビジョン®は従来、車内音声アナウンスでしか得られにくかった各種情報を映像情報として提供します。分かりやすい乗り換え案内や運行情報は旅行客、外国人などにも対応しています。オリジナルUDフォントの開発、スクロール時間や設置位置と視野角の最適化などUDを随所に適用しています。
※「トレインビジョン」は三菱電機株式会社の登録商標です。
少ない身体的負荷
らくに使える重さを目標値として、部品構成や作り方を見直して軽量コンパクトにし、更に大きなハンドルで持ちやすいクリーナーを作りました。