夜空にかがやいている星を見ると、明るさにちがいはあっても、みな同じ種類のように思えます。しかし、ふだん見えている星は大きく3つに分けられます。
その3つは、恒星と惑星と衛星です。恒星は太陽のような星のことで、惑星とは地球のような太陽のまわりを周っている星のことで、衛星とは月のような惑星のまわりを周っている星のことです。
このなかで、惑星と衛星は、太陽の光を反射してかがやいています。しかし、夜、わたしたちがいつも見ている星の中には、この惑星と衛星は、ほんの少ししかありません。大部分は、太陽のように自分で光を出す恒星という星たちなのです。
恒星は、ほとんどが、水素というガスでできていて、これが、光エネルギーのもとになっています。ただし、家で使われるガスが燃えて熱くなるのとはちがいます。水素は、恒星の中心部分で、核融合を起こし、その水素がヘリウムとよばれるものにかわります。そのときに、熱と光が出るのです。そのため、星はいつも光って見えるのです。
|