星を見るからといって、そんなに特別な場所に出かける必要はない。まずは「近くの公園」に出かけてみよう。ポイントは、できるだけ街灯がなくて、空が広く見えるところ。 キャンプのついでに星を見るのもオススメ。ただし山の中だと空が木でかくれてしまうので、キャンプ場は湖の近くとか牧場とか、空が広く見える場所がいい。ペンションなど宿泊施設に望遠鏡がついているところもあるし、全国には観望会を開いている公開天文台がある。近くにあれば問い合わせてみよう。 |
★埼玉県県民の森駐車場 ★栃木県矢板市 八方ヶ原 ★堂平天文台 ★九十九里浜の東側 ★胎内星祭り、原村星祭り |
オススメは双眼鏡。望遠鏡は操作が難しいけれど、双眼鏡なら意外に簡単に星空が楽しめるのだ。「とだてん」の皆さんが今でも手放せないというのは「8×40」(8倍で口径が40ミリ)の双眼鏡。これで月を見てみよう。満ち欠けのところを見ると、クレーターに太陽の光があたって、影ができる様子が見えるし、木星を見れば、ガリレオ衛星も見える。 なれてきたら、二重星(2つの星が並んで見える星)にチャレンジ。たとえば、はくちょう座のくちばしの近くにある、アルビレオ。目で見ると一つの星だが、双眼鏡で見ると、赤い星と青い星がよりそっているのがわかるよ。 |
目で見るなら、流れ星。たとえば8月にはペルセウス座流星群が毎年見える。今年の極大日(一番多く流れる日)は8月12~13日だ。できるだけ暗い場所に出かけていって、大きなビニールシートに毛布をひいて、家族みんなで寝ころんで、流れ星を数えてみよう。
いきなりたくさんの星を見ると、どれが何の星だかわからなくて「あーキレイだな」で終わってしまう。それでももちろんいいけれど、一度プラネタリウムで勉強してから行くと、見方がぜんぜんちがうらしい。プラネタリウムを見に行く場合は「生解説」(録音でなくて、その場で説明してくれるところ)がいい。終わった後に質問すれば、色々教えてくれるし、直接教えてもらったことは忘れないものだ。