ブラックホールというのは、星の一種です。しかし、この星は光を全く出していないため、とても見つけにくい星なのです。
また、光だけではなく、光の仲間であるX線や紫外線、赤外線、電波なども出していないために、世界で一番大きな望遠鏡を使っても、直接ブラックホールを見ることはできないのです。
なぜブラックホールが、光を出さないかは、この星のでき方に理由があるようです。このブラックホールは、太陽の30倍以上の重さの星が大爆発をおこしたときにできる星なのです。この爆発は、超新星爆発とよんでいますが、これでできた星は、光も、光の仲間もすべてすいこんでしまうのです。
このようにしてできたのがブラックホールです。白鳥座の連星X-1(エックスワン)のうちのひとつは、ブラックホールの有力な候補だと考えられています。
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