夏、星を見るなら、虫よけスプレーや虫よけシート。それから暗い場所で星を見るから、手元や足元を照らすための、かいちゅう電灯。できれば赤いセロファンでカバーしていくと、目にやさしい光になる。山で星を見る人は、夏でも防寒具を忘れないように。標高1000mを超えると毛布や長そでが手放せない。星座を結んだらどんな形になるか、「星座絵」が載っている本も1冊持っていくと、楽しさが広がる。お気に入りの1冊を持っていこう。 |
★「ほしぞらの探訪」山田卓著(地人書館) ★「双眼鏡で星空ウォッチング」白尾元理著(丸善株式会社) |
星が集まって川のようになっている天の川、一度は見てみたいものだ。だが、日本列島は光にあふれ、今ではなかなか天の川を住宅街で見るのはむずかしい。 「とだてん」のメンバーは、オーストラリアで天の川を見たときの話しをしてくれた。地平線から天の川がどーんと見えて、天の川の星の光で自分の影ができるそうだ。オーストラリアの砂漠地帯は空気が乾いているから、大迫力で本当にキレイに見えるらしい。 実は、「日本のオーストラリア」と言われる星見の聖地が日本にあるという。それは乗鞍山の畳平駐車場。標高約2800Mで、売店で酸素を売っているような、空気がうすい場所。そこで見る星は「見える星すべてが、金星や木星ぐらい明るく光っている」そうだ。 |
「とだてん」のみなさんが、山に行ったときのこと。空ばかり見上げて一生懸命写真を撮っていたが、ふと横を見ると、暗闇に4つ何かが光っている・・・しかも動く!
よく見ると、エサをねらうサルの目だったのだ。サルだけじゃない。たぬきも食べ物を狙ってやってくる。夜道を走っていたら、鹿が飛び出してきたこともあるし、オーストラリアでは羊を車でひきそうになったことも。星を見に行くと、こんなふうに動物に出会うことが多いそうだよ。