三菱ジャー炊飯器
お米に関する講座
五ツ星お米マイスター
佐藤貴之
「ごはんは冷凍するとおいしくない」そう感じている方はいませんか?
炊飯したごはんは時間が経つにつれデンプンが老化して食味が落ちていくものですが、実は冷凍保存することで老化を抑えることができます。また「冷凍ごはんはムラなく解凍できない」と思っている方は、冷凍の仕方を見直した方がいいかもしれません。
ごはんを上手に冷凍&解凍すれば、毎日のごはんはもっともっとおいしくなるはずです。
<熱いまま急速冷凍、凍ったまま一気に解凍>がおいしさの秘訣!
1.ごはんは熱いうちにラップに包む
ごはんは熱いうちにラップに包みましょう。
そうすることで湯気の水分がラップ内に閉じこもり、解凍後にごはんがふっくらみずみずしくなります。
2.ごはんは少量を平たく包む
お茶碗1杯分(約150g)ずつ小分けにして、ラップで平たく包んでください(厚さは約2cm程)。
大きなかたまりにすると、解凍ムラが生じやすいからです。
3.熱いまますぐに冷凍させる
粗熱を取ったら、すぐに冷蔵庫の<冷凍室>へ。ごはんは「冷蔵」してしまうと味が落ちてしまうのでご注意を。
4.凍ったまま一気に解凍(加熱)させる
凍結したごはんをレンジ加熱であたためることで、冷凍前のおいしさに。お茶碗1杯分(約150g)の加熱時間は600Wで3分が目安。解凍後に1~2分蒸らすとさらにふっくら仕上がります。
※自然解凍やレンジの解凍キーだと時間がかかるためデンプンの老化が始まりおいしくなくなってしまいます。
三菱レンジグリルなら
三菱レンジグリルなら赤外線センサーつきなので、仕上がり温度を設定して(70℃がおすすめ)、あたためキーを押すだけ。お茶碗1杯分(約150g)が約2分でOK!時短加熱が好評です。
5.お茶碗に盛って出来上がり!
ラップを外してお茶碗に入れ、ごはんをほぐしながら形をととのえれば完成です。
※冷凍ごはんの保存期間は、水分量が保たれる約1ヵ月が目安です。
新潟薬科大学 農学博士
大坪研一教授からの豆知識
米飯を冷凍保存する際に、急速に冷やし凍結させると、ごはんの糊化デンプンの老化が進みにくく、高い糊化率が維持されます。氷晶も小さく、ごはん内部の水分分布もキープされ、解凍・再加熱した時に炊きたてごはんとほとんど変わらない弾力と粘りのある状態に仕上がります。
三菱冷蔵庫なら
三菱冷蔵庫なら、「あついまま瞬冷凍」機能付きの機種があります。約80℃までのごはんを粗熱を取らずにそのまま急速冷凍OK。急速冷凍ができるので、ごはんをよりおいしい状態で凍結させることができるんです。
※「あついまま瞬冷凍」するときは、熱い食品は冷凍した食品から離して置いてください。冷凍した食品が熱い食品に触れると、溶けることがあります。