グローバル人財インタビュー
半導体を通じた社会貢献を目指す
- 研究開発
- 応用研究
CAREER
世界的ブランドである
三菱電機で働くことが夢でした。
- 2019年
- 母国・フィリピンにて大学を卒業、米国資本のBPO企業にてWebデザイナーとして就職
- 2020年
- 日本の大学の工学部大学院へ入学
- 2022年
- 日本の大学の工学部大学院にて修士号取得
- 2022年
- 三菱電機入社、情報総合研究所 光技術部へ配属
フィリピンで就職後、
日本の大学院へ
私の出身はフィリピンです。母国で大学に進学し、論文発表を兼ねた国際会議に参加した際、ある日本の大学教授と出会いました。大学を卒業後、Webデザイナーとして就職したのですが、その教授とはメールでやり取りを続けており、研究されている分野への興味が日に日に強くなりました。その想いを伝えたところ、教授の研究室、つまり大学院への入学を薦められたのです。即入学を決めて2年間学び、無事に修士号を取得することができました。
憧れだった
三菱電機への入社
産業用ロボットをはじめ、三菱電機の製品は、世界各地で利用されております。そのため、私の母国・フィリピンにおいては「数ある機械メーカーの中でも特に最先端の技術を生み出している企業」というイメージがあります。そんな企業で開発される製品・技術は、社会の生活向上に大きな影響を与えています。三菱電機での研究開発を通じて、国際的な社会の発展に貢献できると考えたことが入社の決め手です。家族もとても喜んでくれました。
時代の最先端技術に
携わる喜び
私の所属は、情報総合研究所の光技術部です。データセンターやAIプラットフォームに活用される通信チャネルの大容量化や演算速度の高速化に対応するフォトニクスの概念、すなわち光を活用した半導体デバイス(ハードウェア・アクセラレーター)の研究開発を担当しています。データ通信の速度を速めることで機械学習の知識をよりいっそう増やし、AIの進化に半導体がついていけるようにしている、というイメージです。
文化の架け橋となることを
目指して
母国で就職した経験はありましたが、日本の特異な職場環境に適応することがかなり難しかったです。たとえば、日本人はフランクな話し方や直接的な言い方を好まず、いわゆる「空気を読む」ことが求められます。だから、相手が何を伝えたいのかわかりづらいときは、自分から積極的に先輩方に聞き、次回に活かすよう心がけています。国際会議への参加など、多様な文化を知っているのが自分の強み。だからこそ、文化の架け橋になれると確信しています。
周囲の人のサポートに
感謝する毎日
日本での生活は快適で、特に交通の便が良いので、毎週末、様々な場所を訪れ、都会や田舎の風景を楽しんでいます。とはいえ、仕事となると、まだまだチャレンジの毎日です。たとえば、資料を作る時。当たり前ですが、日本人の方が読んで自然な日本語というレベルにはまだまだ達していません。ありがたいのは、先輩たちに常にやさしくサポートしていただけること。とにかく相談しやすい雰囲気です。
グループ内で
課題解決できる頼もしさ
三菱電機の魅力は、プロフェッショナルによる共創とイノベーションのプラットフォームがあることだと思います。研究開発中に壁にぶつかったとき、グループ内で各分野の専門家と連携して解決できる体制が整っていることは、たいへん心強いです。また、チームの先輩方には、新卒の私のアイデアを実験する機会を多く与えていただきました。そうした「若手でも挑戦できる環境」にあることは、何よりも一番の魅力だと感じています。
より良い社会の実現に
貢献したい
私の目指す将来像は、半導体の開発で世界へ「inspire、innovate、impact」を与えるリーダーです。現在、次世代のコンピュータやデータ処理デバイスの改良、アイデアの革新、技術の創造に日々取り組んでいます。今まで以上に自然環境へ配慮しながら、社会をより良くするための変化を提供し、インパクトを与えられる存在になりたいです。そのために、技術開発の最先端に立ってチームを引っ張っていき、次世代を鼓舞できるようになりたいと思います。
※記事、所属・役職及び写真は取材当時のものです。