MF-6900GWS(SLTE)
MF-6900GWSシリーズはグローバル海底ケーブルネットワークに使用されている高密度波長分割多重通信(DWDM)による光ネットワークを構築し、1ファイバーペアあたり100Gbit/s信号を高密度に提供できます。
製品ポートフォリオ
MF-6900GWSシリーズは回線終端装置(LTU)、波長終端装置(WTU)と保守監視制御装置(MC)から構成されています。
回線冗長切替装置(RLTU)とフォトニッククロスコネクト(PXC)もオプションとして利用できます。クライアントインタフェースとしては、SDHではSTM-256、STM-64またはSTM-16をサポートし、その他にSONETのOC-768、OC-192、OC-48、さらには10GbEもサポートします。
12WDM LTUの特長
- Ultra FECを用いた優れたBER性能
- 商用機で実証された信頼性の高い部品群
- 複数の波長間で調整可能なレーザーダイオード
- 自動最適化されるインサービスアップグレード&カード交換による設置と保守
- チャネルレベルでの運用保守に役立つPCベースの監視制御端末
- 局舎レベルでの海底端局運用保守用のWSベースの保守制御装置
WTUの特長
- 分散補償のための統合されたEQUシェルフ
- ラインモニタインタフェースカードをWTUに統合
- 冗長ポンプLD技術を用いた高信頼性の光増幅器
- 操作性の高い遠距離制御光増幅器
- GUIベースでの監視制御端末(CIT)による簡単なオペレーション
- 安全で簡単な増設を実現するユニークなスペクトル分散システム
保守監視制御装置(MC)と監視制御端末(CIT)
海底ケーブルシステム運用の最大の特徴は、コンピュータベースの保守監視制御装置(MC)です。これにより、LTUやWTUなど海底端局装置に対する監視・制御が可能となります。
MCは、システムの状態を表すグラフィックベースのディスプレイを提供し、全ての機器やシステムの状態およびアラームを表示することができ、また波長、レベルおよび伝送障害などの信号パラメータも報知できます。
MCは信頼性の高いワークステーションに基づいており、連続的にシステムの状態を監視できます。
MCを補助する装置として、コンピュータベースの監視制御端末(CIT)があります。CITはMCと同じように監視・制御機能を有しており、さらに機器レベルのパラメータの調整も可能です。
CITは、局内で使用されており、低コストで業界標準のラップトップコンピュータをベースとしています。
MCとCITのいずれも局内LANおよび関連するWAN経由で端局に接続します。
回線冗長切替装置(RLTU)
高可用性を確保するために、海底端局はオプションの回線冗長切替装置(RLTU)を含めることもできます。複数のチャネルにつき通常1冗長であり、ITU-T G.841に準拠し、切替保護を提供します。