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Factory Automation

MELSEC iQ-Fシリーズ

進化したMELSEC iQ-Fシリーズ

手軽で便利なパラメータ設定

MELSEQ iQ-Fは、これまでプログラム入力を必要とした各機器の設定内容を、表形式で入力することができます。
これにより、内蔵機能はもちろん、増設機器も各パラメータの項目に数値を入力するだけで手軽に設定が可能です。
プログラムの実行トリガもパラメータで設定できます。

[パラメータ設定できる機能]
CPUパラメータ, Ethernetポート, RS-485通信ポート,入力応答時間, 拡張ボード, メモリカード, セキュリティなどの設定
拡張アダプタやインテリジェント機能ユニット設定

手軽で便利なパラメータ設定

用途に応じたメモリエリア

MELSEC iQ-Fシリーズのプログラムメモリ容量は64k/128kステップありますが、用途別にメモリのデータエリアが確保されているため、64k/128kステップすべてをプログラムエリアとして使用することができます。
そのため、コメントやステートメントも領域内での取合いを意識せず、書き込むことが可能となります。

[最大書込み文字数]
コメント:1024文字   ステートメント:5000文字

MELSEC iQ-Fシリーズでは、プログラムやデバイスはフラッシュROMなどの不揮発メモリで保持しており、バッテリは不要です。

用途に応じたメモリエリア

:FX5U/FX5UC Ver. 1.100以降、かつ製造番号17X****(FX5UC-32MT/DS-TSおよびFX5UC-32MT/DSS-TSは製造番号178****) 以降対応,GX Works3のVer.1.047Z 以降対応。
128kステップを選択した場合の動作については、一部制限があります。詳細はマニュアルをご覧ください。

フレキシブルな内部デバイス

ラッチリレーやリンクリレーの新設, タイマやカウンタの拡張など、デバイスが充実しました。
内部メモリはデバイス点数の割付けを変更でき、使用することが可能です。

●特殊デバイスの便利さはそのままに

従来の特殊デバイスはそのままに、上位機種と互換性のある便利なシステムデバイスなど合計12000点まで増加!

新しく増えた上位互換システムデバイス
  • 上位互換システムSM/SD0 ~ 4099
    MELSEC iQ-Rと互換

従来の便利なデバイス
  • 従来のM8000 ~は
      → SM8000 ~に変わります。
  • 従来のD8000 ~は
      → SD8000 ~に変わります。
    (GX Works2で制作したFX3U/FX3UCのプログラムをFX5に流用する場合は自動でデバイスが変換されます)
●ラッチ範囲の設定を自在にカスタマイズ

各デバイス毎にラッチ範囲の設定が可能で、クリア操作時に、ラッチクリア範囲を選ぶことも可能です。

ラッチ範囲の設定を自在にカスタマイズ
●便利なタイマ・カウンタの設定

命令の書き方やデバイス種別でタイマ・カウンタの特性が決まるため、デバイス番号を意識せずにプログラムを作成することができます。

タイマは
  • OUT T0…100msタイマ
  • OUTH T0…10msタイマ
  • OUTHS T0…1msタイマ
  • OUT ST0…積算タイマ

カウンタは
  • OUT C0…16ビットカウンタ
  • OUT LC0…32ビットカウンタ

大幅に増えた専用命令

FX3シリーズから専用命令を大幅に追加
上位互換システム

【FX3】 510種類 【 FX5】 1014種類へ拡大

MELSEC iQ-Rの互換命令や、内蔵機能の専用命令など便利な命令が増えています。
(FX3U,FX3UCのプログラムのみ、読込み変換可能)

直感的でわかりやすい四則演算

直感的でわかりやすい四則演算

四則演算で記号での入力も可能となり、より分かりやすく直感的に記述することが可能です。

さらに高性能となった内蔵高速カウンタ機能

さらに高性能となった内蔵高速カウンタ機能

パラメータ設定により3つのモードの入力・測定が可能です。

  • 通常モード
  • パルス密度測定モード
  • 回転速度測定モード

高速比較テーブルでは32テーブル、多点出力高速比較テーブルでは128テーブルの設定が可能です。またDHCMOV命令により最新値を特殊レジスタに読み出すことも可能です。

強化された内蔵位置決め機能

テーブル運転による簡単な位置決めが可能です。また複数テーブル運転(DRVTBL)命令や、複数軸テーブル運転(DRVMUL)命令などを使って簡易直線補間運転も可能です。

        多段速、割込み位置決め等多彩なテーブル運転設定

強化された内蔵位置決め機能

インバータ通信指令機能

インバータ通信指令機能
*:内蔵RS-485通信の場合

三菱インバータプロトコルを内蔵しており、インバータ通信命令を使いRS-485通信で接続した三菱インバータを制御することができます。

  • IVCK : 運転監視
  • IVDR : 運転制御
  • IVRD : パラメータ読出し
  • IVWR : パラメータ書込み
  • IVBWR : パラメータ一括書込み
  • IVMC : 複数コマンド(2種の設定と2種の読出し)

内蔵Ethernet機能

通信設定はパラメータで、簡単に行えます。
GX Works3からの診断機能, SLMP機能, ソケット通信機能, IPアドレス変更機能などの豊富な機能や、リモートパスワードによる外部からの不正なアクセス防止などに対応できます。

内蔵Ethernet機能

MODBUS機能

パラメータ設定とADPRW(MODBUSマスタの通信命令(データの読出し/書込み))1つで、MODBUS機能が使えます。RS-485通信アダプタを使えば最大1200mまで通信することが可能です。

MODBUS機能

汎用ファンクション/ファンクションブロック機能

基本的な約110種類の汎用ファンクション/ファンクションブロックをご用意しています。
専用命令とともに部品として、ドラッグ&ドロップで使えるため、プログラム制作時間の大幅な削減になります。

汎用ファンクション/ファンクションブロック機能