INTERVIEW
インタビュー
SCROLL
今だけでなくその先の未来も見据え
顧客価値の高いソリューションを生み出す
今だけでなくその先の未来も見据え
顧客価値の高いソリューションを生み出す
先端技術総合研究所
統合ソリューションプロジェクトグループ
主席技師長 丸山 高弘
三菱電機の先端技術総合研究所は、三菱電機が展開する幅広い事業分野におけるコア技術・最先端技術の研究開発を担う拠点です。今回は、顧客の困りごとや社会課題の解決に貢献する社会インフラの次世代システム実現に向けて、同研究所が有する多彩な技術を統合し、ソリューション開発を推進する丸山高弘さんに、仕事のやりがい、今の働き方を支えるエピソード、そして三菱電機の魅力について聞きました。
三菱電機の技術を駆使し、お客様に提案し、「では試してみましょう」と答えていただけたときの喜びは何にも代えがたいですね。この仕事のやりがいを強く感じるときです。
お客様の困りごとの解決に役に立ちたい
その強い思いで取り組む日々
今の仕事で必要なスキルは、お客様が悩んでいる課題を発掘・抽出する力やお客様にとって価値の高いものを提供するための顧客価値分析力。そして、課題解決に貢献する技術を識別した上でプロジェクトを推進していく力だと考えています。そうした力を生かし、「お客様の困りごとの解消に役立ちたい」という思いで、日々の仕事に取り組んでいます。
誰かの役に立ちたいという思いをたどって少年時代を振り返ってみると、商売をしていた父がお客さんからの依頼に対してどんなときでも親身に向かい合っていた姿を思い出します。「目の前で困っている人に、なんとかして応えたい」と仕事に臨む父の姿勢は、今の私を形作る力の源泉になっていると感じています。
仕事の流儀を支える2人の先輩の“金言”
幼い頃は、ゲームプログラマーになるのが夢で、大学と大学院では情報系学科を専攻しました。ただ就職活動中に、ゲームは作るよりプレイするほうが向いていると気づき、方向転換。より幅広く社会に役立つ事業を展開している三菱電機を選んだのです。決め手は先端技術総合研究所を見学したときに感じた、職場の至る所で会話や議論がありつつも、ゆったりとした自由な雰囲気でした。
研究所で仕事に取り組む中で、大きな影響を受けた先輩社員が2人います。1人はかつての上司。景況の悪い時期に、「会社の未来のためになる研究テーマに取り組みなさい」と言われ、当時は「不景気でも、腰を据えて研究開発を進めなさい」という意味に捉えたのですが、のちに「研究開発のための研究開発ではなく、事業を通じて未来社会に貢献できる研究テーマが何かを自らで考え、探し、取り組みなさい」ということだと理解しました。
もう1人、百戦錬磨の活躍をしていた先輩から「お客様を怒らせるな」とアドバイスされました。こちらも上辺だけの意味ではなく、「お客様が怒るような状況をつくるな」ということ。つまりお客様の困りごとをきちんと知り、先を見てお客様にとって価値あるものを先回りして提案しなさい、というのが先輩の本意だったのだと思います。
この2人の言葉から、お客様のため、社会のために、現在だけでなく将来を見つめて価値あるものを生み出す姿勢を学びました。今の私を支える大きな柱になっています。
私としては、どんなことにも “おもしろがれる人” と一緒に仕事をしたいと考えています。誰かのアイデアに対して「それおもしろそうですね。私も乗ります」と、とにかく興味を持ち、共感し、前のめりで仕事に取り組める人。これから三菱電機に入社し、研究所にきてくれるみなさんにも、ぜひそのような姿勢で自分の力を発揮していただければと期待しています。
社会に求められるソリューションの創出に
これからもまい進していきたい
今後の私自身のテーマは、複数のお客様の困りごとからコアとなる共通課題を見つけ、そのソリューションを提案し、最終的に製品化していくこと。研究所内の多彩な技術を探索し、社内外を問わず多種多様なパートナーとも共創しながら、世に求められるソリューションの開発に臨んでいきたいと考えています。
その際に求められるのは “目利き” の力。この事業はお客様のため、社会のためになるものなのか、実現していくにはこの技術でいいのか。それを想像し判断する力が必要です。目利きの大切さは父もよく口にしていました。商売をする家に生まれて培われたそのスキルが私にとって財産だと思っていますし、それは父も喜んでくれているのではないでしょうか。
現在はもちろん、その先の未来の社会課題を解決する仕事に取り組み、三菱電機を100年後も求められる魅力いっぱいの会社にしたいと思っています。
1日の過ごし方は?
05:00
- 起床
- 朝早く起きて朝食。6:00には家を出ます。早朝は通勤電車がすいているのがありがたいですね。
07:00
- 始業
- 出社したらメールチェックや資料作成からスタート。朝は人が少なく、集中でき、効率も高まるので好きな時間です。
09:00
- 会議
- 毎日、複数の会議をこなします。多いときは1時間の会議が午前3回、午後3回と1日中続くこともあります。
12:00
- お昼休み
- とにかくリフレッシュ。昼食、同期と会話、ニュース記事の読み漁りなどで気分を切り替えます。
13:00
- 午後の仕事開始
- 会議がある日は会議、会議が入っていない午後は資料作成やソリューションのアイデアづくりに使います。
16:00
- 終業
- 翌日の予定を立て、必要な準備を済ませて、帰宅の途につきます。
19:00
- 帰宅
- 家に着いたら子どもたち(8歳男子・6歳女子)と夕食をとります。食後は子どもたちと将棋やゲームをして楽しみ、22:00頃に就寝します。
休日の過ごし方
部活でサッカーを楽しんでいるほか、運動するのが好きで、いつも体を動かすことを心がけています。そのほか、家族と旅行に出かけたり、長男とソフトボールしたり、キャンプに行ったりと、家の外で楽しむ趣味が多いですね。子どもの頃、実家がお店をしていた関係で家族旅行に行けなかったので、その反動で出かける機会が多くなっているのかもしれません。
PROFILE
先端技術総合研究所
統合ソリューションプロジェクトグループ
主席技師長
丸山 高弘
2009年4月入社。ソリューション技術部に配属され、河川等の監視制御プラットフォーム開発に従事。2014年から電力、航空関連等の社会インフラにおける次世代システムの構想・設計に携わる。2020年4月より現職。
2009年4月入社。ソリューション技術部に配属され、河川等の監視制御プラットフォーム開発に従事。2014年から電力、航空関連等の社会インフラにおける次世代システムの構想・設計に携わる。2020年4月より現職。