ニュースリリース

三菱電機株式会社は、ASEAN向けFA機器の生産体制を強化するため、冨士ベークライト株式会社（所在地：岡山県小田郡、代表者：藤井 良昭、坂本 貴樹）と冨士ベークライト株式会社の子会社Fuji Bakelite Vietnam Co., Ltd.（所在地：ベトナム ハノイ近郊、代表者：石田 誠、以下「冨士ベークライトベトナム」）の持分80％の取得に関する契約を締結しました。これに伴い、新社名を「Mitsubishi Electric FP Automation Vietnam Co., Ltd.（三菱電機FPオートメーションベトナム）」とし2024年6月1日から合弁会社として事業を開始します。

冨士ベークライトベトナムは、2014年から操業を開始し、当社福山製作所（広島県福山市）の製造委託先として小形低圧遮断器の製造を担っており、ベトナムにおける製造・品質管理ノウハウに加え、現地の熟練技術者などの人材を豊富に抱えています。冨士ベークライトベトナムを母体とする新合弁会社では、ASEANにおける低圧遮断器の需要拡大に対応すべく、小形低圧遮断器に加え2025年１月から新たに気中遮断器を製造開始予定です。

当社はこれまで、主に日本国内で製造したFA機器をASEANへ輸出し事業を拡大してきました。ASEANでは、ベトナム、タイ、インドネシア、マレーシアを筆頭に各国が力強い経済成長を続けており、今後もFA機器の需要拡大が見込まれます。今回、ベトナムに新たな合弁会社を設立することで、ASEAN向けの低圧遮断器の生産体制を構築します。将来的には本合弁会社においてFA機器の需要拡大に向けた生産体制を強化し、ASEAN諸国への製品供給力を高めることで、FAシステム事業の更なる拡大を図ります。