三菱電機株式会社は、Siemens Energy Global GmbH&Co.KG(シーメンス・エナジー、本社:ドイツ連邦共和国ミュンヘン、CEO:Christian Bruch、以下、Siemens Energy)と直流開閉所および直流遮断器の要件定義に関わる契約を締結しましたのでお知らせします。本契約は、大規模な再生可能エネルギー(以下、再エネ)資源の効率的な運用に向けて、複数の直流送電線が連結する多端子高電圧直流システム(以下、多端子HVDCシステム)の実現を目指すものです。
HVDCシステムは長距離送電や、洋上風力などの大規模な再エネ資源の運用において重要性が高まっています。直流開閉所と直流遮断器技術の活用によって実現可能となる多端子HVDCシステムは、より強固で効率的な電力供給が可能なシステムとして期待されています。
今回のSiemens Energyとの契約締結は、2024年1月に締結した直流開閉所の共同開発契約に基づき、両社で推進中の多端子HVDCシステムの普及促進に向けた最初の取り組み事例となります。本件を通じて、当社とSiemens Energyは直流遮断器技術の普及を加速させ、世界規模で脱炭素化に向けた取り組みに貢献してまいります。
なお、両社は高圧直流送電および直流開閉ソリューションの販売、サービスおよび関係する製品の製造を独立して継続します。
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