研究所
生産技術センター
三菱電機の「ものづくり」全体を支える
すご腕の技術者集団
概要
グループ全体のものづくりを革新
生産技術センターは三菱電機グループのものづくりを様々な方法で革新している。「製品そのものを変える生産技術を開発する」「製造難易度の高い製品・部品の設計・製造技術を確立する」「最適な生産システムを構築し、それらを実現する製造方法・装置を開発する」「IoT/AIを活用して、受注から出荷、保守に至るものづくり全体の仕組みを構築する」、これらは全て同センターの仕事だ。また、要素技術、製造の基礎となる基盤技術についての研究開発も行っている。海外工場での立ち上げや技術支援など、グローバルに活躍できるチャンスも多くある。
生産に関わる様々な課題を解決
生産技術センターは、各製作所が抱えている様々な課題を解決する重要な役割を担っている。例えば製品開発においては、様々な課題を抽出し、製作所のエンジニアと真剣な議論を交わす。事業に関する知識とセンターの技術力とのシナジーによって、より良い解決に導くのだ。事業の成功に貢献する、生産技術センターのエンジニアならではの仕事のおもしろみはここにある。
センターの仕事は多岐にわたるが、共通点は三菱電機グループのものづくりを支える技術者集団であることだ。ものづくり・技術開発のプロフェッショナルを目指す人に適した職場といえよう。
業務内容
商談・受注から調達・製造・物流・販売・据付・保守サービスまで生産全プロセスでの生産性改善などのものづくり力強化の推進
所在地
生産技術センター
〒661-8661
兵庫県尼崎市塚口本町八丁目1番1号
CLOSE-UP TECHNOLOGY
JIT改善活動をベースとした生産革新
JIT改善活動拡大、IT技術の活用
三菱電機グループのJIT※改善活動を国内・海外工場に展開。工場診断を通じた徹底したムダ取り、人財育成による改善風土の醸成を基本として活動。改善活動を効率化するためのITを活用した現場改善ツールの開発にも取り組んでいる。
- ※
- Just In Time
世界中でゼロから工場を立ち上げる
スタートアップ・ビジネスプロセスエンジニアリング
FA・IoT技術により、生産方式、生産管理システム、最適生産体制、物流サプライチェーンなどのものづくりの仕組みを丸ごと設計・構築し、事業環境・生産構造変化に素早く対応できるスマート工場を国内外に立ち上げる。
グローバル拠点間・部門間連携による業務改善
SCM業務改善
グローバル拠点間、営業-設計-生産-保守・アフターサービス部門間の情報共有・連携により、サプライチェーンマネジメント業務を改善。総合リードタイム短縮による変動対応力強化、コスト削減を実現している。
曖昧さを排除して製品の品質を確保
購入品品質の向上
グローバル化するものづくりでは、製造現場だけでなく、購入部品に至るまで品質を確保することが必要不可欠である。そのため、購入デバイスに対する故障分析技術を開発し、迅速な原因究明・対策を行うことで、当社グループの競争力向上に貢献している。
プロセス・設備・生産システムの統合で市場変動対応力を向上
スマートプロセス・モジュール設備の実現
グローバル拠点の生産性改善・品質向上を狙い、市場変動対応力を向上するモジュール設備や改善活動のリモート化を実現するスマートプロセスを主たる視点として、加工プロセス・自動化設備・生産システムを一貫して開発・導入する活動を推進している。
よいものを安く早くの実現
自働化設計・メカトロニクス技術
組立・試験・検査の自動機設計技術や計測制御技術などを生かし、製品の作りやすさを意識した設計から製造プロセス、物・情報の流し方、設備化に至るまで、一貫したものづくりコンセプトに基づいた省力化展開を進め、事業収益向上に貢献している。
生産技術を結集したものづくりの革新
キーパーツ・新工法の開発
設計、試作、量産まで一貫した活動により事業競争力を強化する。キーパーツ内製化の取組もその一環である。レーザー発振器や加工機、各種製品の機能向上と低コスト化を図るため、重要かつ高額な部品の設計、内製化に向けた取組を実施している。
関連リンク:プリント基板穴あけ用レーザ加工機
TOPICS
受賞歴
黄綬褒章、市村産業賞、大河内記念生産賞、R&D100 Awards、 地方発明表彰などの社外表彰を受賞しています。
人財育成
全社で必要とされる技術に加え、将来を見据えた技術に関わる人財を育成しています。またオンライン学習サービスを利用し、新しい技術分野への理解を深めることでグループ全体のものづくりに貢献できるような育成プログラムを推進しています。
チームとして成長できる職場づくり
センターに関わる様々な情報をBI(ビジネスインテリジェンス)ツールを使って見える化し、センターの誰もがポータルサイトからアクセスできる環境を作っています。また、所員同士が自発的かつ積極的に情報共有する場を設けて、チームとして成長できる職場づくりを進めています。