周囲と団結し、自動車機器ビジネスを成功に導く

兵庫県を拠点に自動車電動化ビジネスの発展に欠かせない自動車機器を生産する「姫路事務所」。世界中のお客様が満足するより良い製品をつくりだすため、最適な部品を調達するのが資材部です。
ひたむきな姿勢で資材部の業務に取組む中川孔助に日々の苦労ややりがいについて語ってもらいました。

中川 孔助の写真

#チーム #製作所 #連携 #新卒採用

自動車機器事業本部
姫路事務所

中川 孔助-Kosuke Nakagawa-

自動車機器資材調達

普段あまり体験できないスポーツをやってみたいと思い、大学時代は射撃部に所属していました!現在はゴルフに夢中!

  • 2020年4月入社
  • 2020年7月~
    2024年3月
    自動車機器事業本部 姫路製作所(現・姫路事務所)に配属。
    自動車などに搭載される発電機「オルタネーター」やハンドル操作をアシストする「EPS」に使用される外注部品の調達業務に従事。
  • 2024年4月~
    現在
    自動車機器事業の分社化に伴い、現在は三菱電機モビリティ株式会社へ出向中。

兵庫県にある「姫路事務所」は、安全で快適なクルマ社会を実現するための自動車機器の製造拠点。自動運転車の発展に貢献する機器の開発・量産も手掛けています。中でも資材部は、自動車機器の開発に必要な材料・部品を的確な条件で調達することが使命です。部品の選定という観点で製品生産の根幹を担う資材部。そのやりがいとは──。

中川「姫路事務所で自動車機器を生産するときに必要な部品を調達するため、私たちは社内外問わず関係する方々を巻き込み、旗振り役を担います。私が所属する部署では、設計者が描いた部品の図面をもとに、その部品の生産を委託する調達先(サプライヤ)を選定し、量産開始後はその部品を調達することが主な業務です。サプライヤを選定するためには、複数のサプライヤから見積り金額・生産能力・品質条件等の各種情報を入手した上で、設計部門や品質管理部門など各関係部署の有識者と協議を重ね、調達方針を決定する必要があります。そのため、社内の技術者やサプライヤの営業担当者と対等に議論できる知識はマスト。責任の大きい仕事だと感じますが、その分、より安価で且つ品質の安定した部品を調達することで、製品生産の一助となることに加え損益の改善にも貢献でき、関係部門から感謝の言葉をもらったときは大変やりがいを感じます」

中川 孔助の写真
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資材部が調達するものは鉄鋼・樹脂等の素材、半導体・電子部品、外注部品等多岐にわたりますが、その業務は当社製品の生産活動や損益に直接影響を与える大きな責任を伴う仕事です。そのため中川は、社内外問わず関係者と密なコミュニケーションを行い、連携することを常に心掛けていると言います。

中川「ある部品の発注先を選定した後、発注する部品の試作から量産開始までのスケジュールをそのサプライヤと計画します。しかし、想定外の事態が発生し計画していた通りに進まないことがよくあります。私も、ある新機種向け部品の量産準備をする際、サプライヤの試作品で何度も不良が発生し、量産開始時期が遅延するリスクが判明する事態に。部品の生産遅延は、後工程である当社製品の生産遅延につながり、最悪の場合お客様への出荷遅延となりご迷惑をおかけすることになります。そのような事態を回避するため、サプライヤの関係者及び社内の設計・製造・品管部門の関係者と不良の原因究明・再検証・日程再調整等の協議を連日実施。なんとか納期に間に合わせたときは資材部としての使命を果たせた実感がわき、業務の面白さを感じました」

生産に携わる人たちとの調整力が問われる毎日。今後は社内外から信頼される仕事をするため、ものづくりに関する知識を理解習得する必要があると続けます。

中川「今後は『社内の関係部門やサプライヤの方から信頼されるバイヤー』を目指し、さまざまな機種や電動化ビジネスなどの事業に貢献していきたいです。そのためにまずは、現在担当している発注部品のスペシャリストとなり、関係者の方々に信頼される仕事をする必要があります。サプライヤに対しては、より良い製品作りをするための希望条件をご理解いただき協力体制を引き出す。社内関係者には、当社製品に最適なサプライヤの提案を行う。そして、サプライヤ・当社がWin-Winの関係になるよう、両者の課題を明確化し解決策を見出していく必要があります。そのために、各サプライヤの工場に何度も足を運び、経営者の方針、保有技術や生産能力、品質管理体制等を十分に理解することが大切です。それがバイヤーとしての付加価値を上げることにつながると思います。」

より良い製品作りをするためバイヤーの業務は必要不可欠。もの作りの知識に加え、立場の異なる人々を巻き込み協力関係を構築するコミュニケーション能力も求められる。決して楽な業務でないが、目標を達成した時の喜びは何物にも代えがたい。今後は海外調達や電動化ビジネスの業務にも挑戦していきたい、と言います。中川の今後の成長に注目です。

わたしたちの​三菱電機オノマトペ

業務の中で壁にぶつかり思い悩む場面は多々ありますが、周りと協力し解決できたときは成長とやりがいを感じます。

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記事、所属・役職及び写真は取材当時のものです。