和食シリーズ企画第3弾
第3回のテーマは「昆布」
古くは貴重な交易品として大きな役割を果たし、
近年は、「うまみ」の素として海外からも注目されています。
昆布と日本人の関わりは薬用から始まったそうです。確かに昆布は体の調子を整えるミネラルに富み、独特のネバネバは水溶性食物繊維が主体です。だしをひくだけではなく、昆布自体を食べて健康づくりに役立てましょう。
日高昆布はだし昆布としても使いますが、煮上がりが早いので煮物にも向く使い勝手のよい昆布です。また、早煮(はやに)昆布または棹前(さおまえ)昆布の名で売られているものは成熟する前に採った昆布なので薄くてやわらかく、昆布巻きやおでんなどに向きます。
水に浸すと短時間で戻る切り昆布(刻み昆布)は、野菜や大豆などと一緒に煮たり、ご飯に炊き込んだりと、手軽さが魅力。おぼろ昆布、とろろ昆布は昆布を薄く削って作られ、吸い物や麺料理にそのまま使うことができます。
2017.01.11