和食シリーズ企画第3弾

これからの和食を考える。

ユネスコ無形文化遺産に登録された和食文化。 未来へつなぐために、今できること。ユネスコ無形文化遺産に登録された和食文化。 未来へつなぐために、今できること。

3回 昆布伝統のレシピ沢煮椀

昆布のうま味を余すことなく引き出す方法は、60℃で1時間煮出すこと。
高い温度で加熱を続けると粘りなどが出て風味を損ねるので、
温度が高くなり始めたら、時間が手前でも加熱をストップしてください。
理想的な比率は、昆布30gに対して水1リットル。
沢煮椀のように動物性のうま味が加わる料理では、昆布を少し節約してもよいでしょう。

沢煮椀の材料(4人分)

  • 昆布だし(でき上がり約4・1/2カップ)
    • 利尻または羅臼昆布…20g
    • ミネラルウォーター(硬度の低いもの)…5カップ
  • 豚バラ肉…100g
    • 酒…大さじ1
  • エリンギ…1/2本(正味約30g)
  • にんじん…5cm(正味約30g)
  • ごぼう…10cm(正味約30g)
  • 絹さや…5枚
  • 調味料
    • 酒…大さじ1
    • 淡口しょうゆ…小さじ2
    • 塩…小さじ1
  • 塩・粗びき黒こしょう

沢煮椀の作り方

※三菱IHクッキングヒーターを使用した作り方をご紹介しています。

1昆布だしを用意する

乾いた布巾などで昆布の表面をさっとふく。

ミネラルウォーターに浸し、6時間ほどおく。

水ごと鍋に移し、【煮込み1】で30分ほど煮出し、昆布を除く。

2具を用意する

豚肉は5cm長さの細切りにし、酒をふってほぐす。

エリンギとにんじん、ごぼうは5cm長さのマッチ棒状に切る。

絹さやは塩ゆでし、斜め細切りにする。

3煮る

昆布だしを【火力6】でひと煮立ちさせ、豚肉を加えてひと煮し、【火力4】にしてアクを除く。

エリンギとにんじん、ごぼうを加え、10分ほど煮る。

絹さやと調味料を加え、ひと煮する。

4盛る

器に盛り、こしょうをふる。

2017.01.11