三菱ジャー炊飯器
活動レポート
稲の成長記録&農家の1日レポート
土づくりから1年をかけて育ててきたお米も、ついに収穫の時期を迎えました。今年のオリジナル米専用水田の稲刈りは、10月2日に実施。しばらく悪天候が続いたものの、収穫当日は快晴で、お米の出来も上々。おいしいお米づくりに情熱をかける、現地栽培チームの1日をレポートします。
豪雨にも負けず、今年もオリジナル米は元気に育ちました!
今年9月に東北・関東地方を襲った豪雨。心配された方も多いと思いますが、オリジナル米専用水田のある登米は被害もなく、例年通りお米は元気に育ちました。周囲を山と木々に守られた登米は、昔から水害に強い土地として知られています。また北上川がもたらす清流と泥炭層により、稲作には好条件が揃った土地。そうした自然の恵みに、木村さんはじめ栽培チームの技術と経験をつぎ込んで育まれたのが、三菱電機オリジナル米なのです。
木村家の一日(稲刈りシーズン)
- 6:30
- 起床
- 7:00
- お米センター(収穫施設)で乾燥や籾すり、選別の作業確認
- 8:00
- 朝食
- 8:30
- チームが田んぼに集合。収穫作業開始
バインダーで稲を刈り、棒がけする
- 10:00
- 朝の休憩
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- 午後の収穫作業
- 15:00
- 午後の休憩
棒がけ作業を完成させる
- 17:00
- 本日の作業終了!
おいしさの秘密は「早刈り」&「天日干し」に!
オリジナル米は、茎の一部が青いうちに刈り取る「早刈り」で収穫します。成熟しきってから刈るのと比べると若干収穫量は減ってしまいますが、食味や香りは断然こちらのほうが上。こだわりのお米だからこその選択なのです。
また、お米を「天日干し」で乾燥させるのも、オリジナル米のこだわり。その分工程や日数はかかりますが、一般に流通する機械乾燥されたお米よりもおいしく仕上がるといわれます。「稲は刈り取っても3~4日は生きているため、茎の養分を吸収させながら自然に乾くのを待つのがいちばん。天日干ししたお米は、来年の夏になっても安定した品質で食べられるのが特長です」と木村さん。おいしいお米づくりのためには、手間を惜しまないのがオリジナル米のポリシーなのです。
バインダーを使った「早刈り」作業
では、いよいよ「早刈り」作業をスタート! まだ青さの残る稲を、まずは機械が動きやすいように周囲だけ手で刈り取り、その後バインダー(天日乾燥用の稲刈り機)で中を刈っていきます。稲穂の絨毯に線を引くようにまっすぐと刈り進む姿は、見ていて気持ちのいいもの。栽培チームのスマートな動きに、あらためてプロの風格を感じました。
刈った稲を棒がけし、天日干しの準備完了!
刈り取った稲は20束前後ずつの山にまとめられ、天日干しの準備に入ります。この地方の天日干しは、打ち込んだ棒杭に稲をかけて干す「棒がけ」が一般的です。
約30本の「棒がけ」づくりは、半日がかりで完了。これから約2週間天日で乾燥させ、脱穀作業に入ります。オリジナルブレンド米の完成まで、もうすぐです!
次回は、脱穀の様子をレポートします。