製品情報
計装制御システムの特徴
サービスコンセプト
「MELSEP」シリーズは、40年以上の歴史を誇り、これまでに日本全国の電力会社を始めとする多数のお客様に納入実績があります。その最新シリーズが「MELSEP5」「MELSEP5G」です。
「MELSEP5」は安定したプラント運転のために必要な高い信頼性を確保しながら、ユーザフレンドリーな操作性と既存設備との融合をコンセプトとしております。
またこれまでのシリーズの機能やアプリケーションを引き続き有効活用できる継承機能も備えています。
「MELSEP5G」は「使いやすさ・国際標準・汎用性・顧客満足・世代継承」をコンセプトに掲げています。これまでお使いのアプリケーションを引き継げることに加え、ユニバーサルデザインの採用や汎用シーケンサー「MELSEC iQ-R」との連携など、多様な機能をパッケージ化しました。日本はもとより、世界で通用する発電プラントの統合プラットフォームを実現しています。
規模と用途の幅広さ
「MELSEP5」は大規模火力発電プラントに適しています。発電プラントの特徴や抱える課題に対し、フルカスタマイズで最適なソリューションを提供します。
「MELSEP5G」は中小規模火力、水力発電プラントおよび付帯設備向けであり、それらに必要な監視操作制御機能がパッケージ化されております。「MELSEP5」と比較して導入コストが安価なことも特徴です。
「MELSEP5」と「MELSEP5G」という特徴の違う2つのシステムで、三菱電機はすべての発電プラントに最適な計装制御システムを提供しています。
ユーザビリティとカスタマイズ
人間工学に基づいてデザインや形状、カラーリングなど、操作性・視認性を向上させています。また、ブロック図から制御プログラムへ直接入力が可能な「ブロック図エディタ」機能などのユーザビリティを実現しています。また、日本で圧倒的なシェアを誇る三菱電機の汎用シーケンサー「MELSEC iQ-R」との連携が可能であるほか、エンジニアリングツールも解放しており、お客様のニーズに合わせてカスタマイズしていただけます。
MELSEP5とMELSEP5Gの違い
「MELSEP5」と「MELSEP5G」には以下のような違いがあります。発電プラントの種別やお客さまの事業によって使い分けていただくことで、お客さまの事業・用途・ニーズにあわせた最適な計装制御システムを提供できます。
主なスペック比較
HMI機能
客先要求に合わせカスタマイズ
事業用火力の専用計算機をベースに標準化(システム固定化)
制御装置・性能
コントローラーはMELSEP5、MELSECを適用
(MELSEP5は電力仕様に対応)
海外適用
(非対応)
IEC61131-3、OPC-UA、IEC61850等をサポート
コスト
客先要求に合わせたカスタマイズが可能
標準化(システム固定化)
総評
ハイエンド、カスタマイズ機種(大型火力/事業用火力に適用)
標準化、汎用化されたシステム(PPS/自家発/水力/付帯設備まで幅広く適用)
導入までの流れ
まずは営業担当者がお客さまの課題をお伺いさせていただきます。三菱電機工場内では、実際に「MELSEP」シリーズのデモ機を操作しながら、専門の技術者より各種説明を聞いていただくこともできます。その後、最適な仕様とお見積を提案させていただき、ご納得いただければ契約を行います。契約後は図のように製作を進めます。製作中には、三菱電機の工場内にてお立会試験を実施し実機動作を確認していただきます
納入後は、万全のサービスネットワークで運用をサポートさせていただきます。
ご契約まで
営業
デモ機での実演
制御設備・機器のご確認
お見積もり
ご契約
ご契約後
図面の承認
製作
試験・試運転の立会い(三菱工場内)
現地での試運転
お引き渡し/保守・保全
サービスネットワーク
納入後もご安心して運用していただける、充実したアフターサビス網を構築しています。日本全国19ヶ所に支店を設置し、専門知識・技術を修得したエンジニアを常駐させ、万が一の際にも迅速にトラブルを解決します。