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ブリヌィ
(ロシア・バター祭り)冬から春へと季節が変わる頃、ロシアでは「マースレニッツァ」――「バター祭り」と言われる国民的なお祭りが行われます。キリスト教の東方正教会が肉や魚、卵、乳製品などの断食期間に入る前、1週間かけて盛大に飲んで食べて、歌って踊るお祭りです。
そしてこの時期に各家庭や祭りの会場の出店で大量に用意されるのが、春の太陽をイメージするような丸い「ブリヌィ」。小麦粉やそば粉の生地を直径十数cmほどに薄く伸ばしたロシア風のパンケーキです。パンケーキ……と言われますが、どちらかというとクレープのほうがイメージしやすいかもしれません。
バター祭りと言われるだけあって、焼きたてのブリヌィにはバターをたっぷり塗って食べるのがおいしい!そのほかいくらやキャビア、酢漬けのニシンにスメタナ(サワークリーム)、甘党の人なら自家製のジャムをたっぷりつけたり巻いたりして、とりわけこの季節にはブリヌィをお腹いっぱい堪能します。
現代では小麦粉を使うレシピが一般的ですが、昔ながらの作り方ではそば粉を使ったりもしていたようです。実はロシアは世界一のそばの生産大国で、全世界の生産量のおよそ半分がロシア産というくらいに身近な穀物なのだとか。
地域や家庭、時代ごとにさまざまな作り方とともに親しまれているブリヌィ。
マースレニッツァ――バター祭りの頃、その人気は最高潮に達します。
今回は、三菱調理家電で作る
ブリヌィのレシピを
ご紹介します。
材料(直径14~15cmのもの・約15枚分)
(A)
強力粉200g
そば粉50g
砂糖大さじ1
塩小さじ1/2
卵1個
牛乳500ml
無塩バター20g
ドライイースト5g
ヨーグルト(無糖) 大さじ2
サラダ油適量
作り方
①下ごしらえをする
卵は割りほぐす。鍋に牛乳を入れて【火力4】で2分ほど加熱し、人肌くらいに温める。
バターは耐熱容器に入れ、ラップをかけずに【レンジ】【手動】600Wで20秒ほど加熱して溶かす。
②混ぜる
ボウルに(A)を入れて泡立て器でよく混ぜ合わせ、中央をくぼませる。そこへドライイースト、卵、ヨーグルト、牛乳を加えて混ぜ合わせる。
最後にバターを加え混ぜる。
③発酵させる
ボウルにラップをかけて【オーブン】【予熱なし】【発酵】40℃で30分ほど発酵させる。
④焼く
フライパンを【火力4~5】で温め、サラダ油を薄く塗る。生地をお玉で適量流し入れ、お玉の背を使って直径14~15cmの円形に薄く広げる。表面が乾いてきたら裏返して両面を焼く。残りも同様に15枚ほど焼く。
※発酵終了の目安は、表面に気泡が現れて生地が少し膨らみ、混ぜると細かな気泡がたくさん出てくる状態。
※キャビア、イクラ、バター、サワークリームなどを巻いて食べたり、ジャムやフルーツをのせておやつにも。
世界各地の三菱電機をご紹介
ロシア
1997年に三菱電機ヨーロッパの駐在員事務所設置、その後2014年10月に総合販売会社「Mitsubishi Electric(Russia)LLC(三菱電機ロシア)」を設立、営業を開始しました。ロシアおよび周辺国における空調冷熱事業や、資源関連産業や食品加工などのFA(ファクトリー・オートメーション)事業を展開しています。現地での販売・技術サポート・アフターサービス提供等、顧客サービスを一層拡充し、社会インフラ分野への取り組みも強化しています。
2021.02.03