お料理や飲み物、洗濯、洗顔、トイレにお風呂と、毎日当たり前のように使っている「水」。
その水はどうやって私たちの暮らしに届けられているのか、ご存知ですか?
水は無限ではありません。そこで、キーワードとなるのが「循環」です。
日本では、長年にわたる開発や整備、そしてさまざまな技術によって水を循環させ、
何不自由なく豊かに水を使える日常を実現しているのです。
METoA Ginzaで開催中の「Water Journey in Ginza — 水の循環でつながる世界」は、
限りある水資源や水の循環について楽しく学び、体験できるイベント。
三菱電機ならではの“Water Journey”を体感してきました!!
- 開催期間
- 2018年10月3日(水)~2018年12月12日(水)終了しました
「水の循環」を支える三菱電機の技術
日本の年間平均降水量は、世界平均の約1.6倍。そう聞くと、水資源に恵まれた国という印象を受けますが、日本の人口ひとりあたりに換算すると、世界平均の4分の1程度※。実は、水は足りていないのです。
それでも日々不自由なく水を使えているのは、さまざまな整備や技術によって、限りある水資源を循環させているから。水道普及率も97.9%(2016年度厚生労働省調べ)と高い水準にあり、優れた浄化技術により水道の水をそのまま安全においしく飲むこともできます。
三菱電機は、「オゾナイザー」や「マイクロバブル」などの水をキレイにする技術や、水を再利用して節水する取り組みなどを通して、「水の循環」を支えています。自然の恵みである水が暮らしをうるおし、再び自然へ還っていくまでの随所で活躍する三菱電機の技術。ユニークなその発想と仕組みを、「Water Journey in Ginza」でぜひ体験してみてください。
※国土交通省「平成30年版 日本の水資源の現況」より
【1F】
循環する水のイメージを楽しめる
シンボルオブジェやカフェ
METoA1(1F)では、「水の循環」をカタチにした、ちょっと不思議なシンボルオブジェが登場。ショップやカフェでもイベントと連動したコラボメニューやグッズが用意され、イベントを盛り上げます。
水が上へ下へと循環する不思議なオブジェ
水の旅のはじまりを飾るのは、1Fエントランスのシンボルオブジェ「Water Circulation」。幾本もの線を描いて流れ落ちる水を眺めていると、途端に水滴が止まって見えたり、上に上っていったり……と不思議な動きに「?!」となります。これはストロボの点滅による目の錯覚らしいのですが、そう説明されても本当に水が動いているようにしか見えません。編集部員も何度も目を凝らしてみたり、思わず水に手を伸ばてみましたが、水自体は常に上から下に流れ落ちていました。ちなみに水の柱を囲む泡のオブジェクトは、オゾンやマイクロバブルをイメージしています。空から降ってきた雨がまた空に還っていく様を表現した「Water Circulation」は、まさに今回のテーマにぴったりの作品。ぜひ、その目で「水の循環」をお楽しみください。
マナティーや可愛いエコグッズに出会えるショップ
イベントごとに品揃えが変わる1Fのショップ。
今回は、「水の循環」と「生物多様性」を感じられるアイテムがずらりと並んでいました。一番人気は、2FのMEToA VISIONでも大活躍するマナティーのぬいぐるみ。さらに、洗剤を使わないスポンジやブラシ、ふきんなど暮らしに役立つグッズも注目を集めていました。環境にやさしいだけでなく、デザインが可愛らしいのもポイント。ミュージアムショップ感覚で楽しめるコーナーです。
水のめぐりを味わう夕焼け色のイベントコラボスイーツ
毎回楽しみにしている人も多い、METoA Cafe & Kitchenのイベントとコラボレーションした限定スイーツには、「マーブルゼリースパークル」が登場。シュワッとした炭酸水に、エルダーフラワーのクラッシュゼリー、洋梨、葡萄、黄桃の3種のフルーツが浮かんだスイーツドリンクです。甘く煮詰めたワインシロップを注ぐと、ワインの香りが循環し、グラスの中が秋の夕景色に。炭酸水をスパークリングワインに変更すれば、カクテルとして楽しむこともできます。いつもよりちょっと大人のスイーツで、イベントの余韻を楽しんでみませんか。
【2F】
マナティーとふれ合える巨大バーチャルアクアリウム
2Fには、壁一面に広がる巨大なMEToA VISIONと床のプロジェクションによるバーチャルアクアリウムが出現。雄大に泳ぐマナティーたちとの楽しいふれ合いも体験できます。
ジェスチャーでエサをあげ、水もキレイにしよう
目の前に広がる迫力の映像から足元に広がる床、そして音響まで、すべてが幻想的な水の空間に包まれた2F。まるで水中に潜り込んだような錯覚に陥るこのスペースは、鳥羽水族館の監修による「マナティーと光のアクアリウム」。画面に向かってジェスチャーをすれば、エサが出てきてマナティーが食べてくれたり(好物のニンジンをあげるとハートマーク付きで喜んでくれます)、泡のリングをくぐり抜けてくれたり、フロア内のソファに腰掛けるとマナティーが近づいてきたりと、マナティーたちとのインタラクティブなふれ合いも楽しめます。水が汚れてきたら、オゾンの力で水槽をキレイにしてみましょう。実はこの水をキレイにする三菱電機の「オゾナイザー」は、実際に鳥羽水族館のマナティーの水槽でも利用されています。澄んだ水の中でマナティーたちと遊ぶ心地よいひととき。何度でも訪れたくなる、癒しのアクアリウムです。
全4種類!マナティーの特製コースターを配布中
2Fでは、かわいいマナティーのイラストが描かれた特製コースターを配布しています。イラストは全部で4種類あり、裏側にはマナティーたちとふれ合うためのジェスチャーの説明も。まずはこちらを見て、アクアリムの楽しみ方をマスターしましょう。コースターは、マナティーたちと遊んだ記念に!
※数量に限りがありますので、お早めに。
【3F】
展示やゲームで楽しむ、旅する水のストーリー
3Fでは、「水の循環」を支える三菱電機の技術などを、ユニークな展示やゲームでご紹介。“Water Journey”、 旅する水の物語を楽しく体験できます。
手押しポンプでたどるニッポンの水事情
3Fのスタートは、日本の水事情を映像で学ぶイントロダクションから。日本の降水量や使用量、水道普及率など、意外と知られていない事実も多くあることに気付かされます。手前の手押しポンプを押すことで、次々に映像が切り替わる仕掛けになっています。
壮大な水の旅をアニメーションで追体験
暮らしの水はどこから来て、どこにどのように還っていくのか。知っているようで知らない壮大な“Water Journey”を水玉のキャラクターとともに旅するのが、アニメーション展示「ウォーターストーリー」です。繰り返しめぐる「水の循環」には、水をキレイにする技術が欠かせません。たとえば、オゾンの力で水を浄化する三菱電機の「オゾナイザー」もそのひとつ。アニメーションでその重要性を学んだあとは、隣にある「オゾンクリアチャレンジ」でオゾナイザーを疑似体験してみましょう。
泡のチカラで油汚れを狙い撃ち!
洗剤を使わず、泡のチカラで油汚れを取り除くことができる「マイクロバブル」。三菱電機ではマイクロバブルの洗浄技術の実用化に成功し、工場の部品洗浄工程で使われる洗剤を削減するとともに、洗浄水を再利用しています。その仕組みをゲームで体験できるのが、「マイクロバブルシューティング」。泡で汚れを狙い撃ちし、時間内にどれだけ洗浄できるかを競うアトラクションなのですが、編集部員もかなり苦戦しました。大人でもつい「もう1回!」と挑みたくなる面白さです。
ARで体験する銀座周辺の「生きもの調査」
事業活動による生態系への影響を低減し、自然と共生するために「生物多様性保全」に取り組む三菱電機。全国の各事業所では「生きもの調査」を実施し、地域固有種の保全や外来種の管理、生態系を考慮した緑地整備などを行っています。そうした調査の一端をARで体験できるのが、「SEEK“AR” in Ginza」。タブレットをかざすと銀座周辺の街並みが現れ、都会に生息する鳥や昆虫などを探せます。ターゲットは全部で8種類。なかには、意外な生きものたちも? ぜひコンプリートを狙ってみてください。
「水の循環」を知り、体験できる豊かで楽しい学びの場
いつも当たり前に飲んだり使ったりしている「水」。それがどんな仕組みで「循環」しているのかをアニメーションやミニゲームで楽しく学べるだけでなく、光のアクアリウムでは水中でマナティーたちと遊ぶバーチャル体験ができるなど、多彩なかたちで水とふれ合える「Water Journey in Ginza」。命の源である水は、「生物多様性」にもつながっています。銀座に出現した巨大なアクアリウムにワクワクしながら、水の豊かさや大切さに想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
2018.11.08
CLUB MITSUBISHI ELECTRICでは今後も引き続き、
METoA Ginzaの最新情報をご紹介していく予定です。
ぜひお楽しみに!