スマホの音声アシスタントや身近な家電にも搭載され、私たちのくらしを便利にしてくれるAI(人工知能)。
ビジネスシーンにおいても、AIはすでに日常生活の一部となっています。
でもその一方で、AIによって引き起こされるかもしれないさまざまな社会課題も懸念されています。
METoA Ginzaでは、そんなAI活用がさらに進化した未来を
マンガでインタラクティブに体験できる、「マンガ×AI展」を開催中。
多彩なアーティストとのコラボ作品を通じて、これからのAIとの向き合い方を考えます。
【1F】
イベントの見どころが詰まったエントランスフロア
全面にマンガの描かれたタペストリーが目を引く、1Fのエントランス。同フロアのショップやカフェでは、イベントテーマに合わせてセレクトしたアイテムや期間限定メニューも用意されています。
好奇心を刺激するウェルカムオブジェ
1Fでは、マンガ作品をコラージュした巨大なタペストリーが来場者をお出迎え。その下のモニターに映っているのは、2Fのマンガ体験コーナーのイメージムービーです。眺めているうちに、ついつい続きが気になる仕掛けのウェルカムオブジェ。気分が盛り上がったところで、さっそく上のフロアに進んでみましょう。
AIを学べる本や遊べる玩具が勢揃い
ショップでは、イベントと連動したAIに関する書籍やマンガをはじめ、動きをプログラミングできるロボットや自由に組み立てられるマグネット玩具などをセレクト。アップサイクル食器やオーガニック米石けんなど、環境に配慮したグッズに出会えるのも、ショップの魅力です。
食べごたえたっぷりの韓国風ベジミート料理
METoA Cafe & Kitchenでは、期間限定サステナブルメニューとして、「コリアンベジミートオーバーライス」が登場。大豆ミートを使ったピリッと辛口のひと皿は、味も食感もまるでチキンそのもの。ランチにもディナーにも大満足のボリュームです。
【2F】
マンガの世界に飛び込んで、AIとくらす未来を体感!
巨大なスクリーンに囲まれた2Fの企画展示フロア。ここでは、壁一面に投影されたマンガの世界に入り込み、AI活用が進む未来の社会を体験することができます。マンガの主人公になりきって、3つのストーリーを楽しんでみましょう。
マンガで問いかけるAIの倫理と社会
そもそも、なぜ「マンガ×AI」なのか。その答えは、2Fエントランスで示されます。「Maisart」などのAI技術を開発する三菱電機グループでは、AIの利便性だけでなく、公平性や透明性、安全性にも配慮した「AI倫理ポリシー」を策定。これを自分ごととして捉えるために、「AI SPEC」というプロジェクトを立ち上げています。その際、課題をみんなで考え、共有するために選んだ表現方法の一つが、「マンガ」でした。企画展示では、そんな活動の中から生まれた作品が登場します。
マンガとインタラクティブ映像が融合した新感覚体験
最初に体験するのは、「AI SPEC」が制作した『幻燈モラリティ』。AIのアノテーション(データに情報をラベル付けすること)をテーマとした近未来のお話です。AIの判断が学習データに基づくものである以上、与える情報や価値観にはつねに公平性と社会的合意性が求められます。さて、あなたの信じる価値観は、果たして社会にとって本当に正しいといえるのでしょうか?
自身の判断力が試される、アノテーションに挑戦!
マンガに登場した未来の職業「アノテーター」になって、自分がラベル付けする側の体験も楽しめます。出題された画像を見て、「犬かきつねか」「遊んでいるのか、ケンカしているのか」などを判断し、振り分けていきましょう。設問は全部で10問。なかには「正常行動か不審行動か」の判定がむずかしいものもあるので、よ~く考えて!
私の価値観は多数派?みんなの判断と比べてみよう
すべての出題に回答すると、これまで参加した他の人たちの判断結果が表示されます。どの回答にもバラツキがありますが、どちらが多数派かは一目瞭然。自分とみんなの判断の違いを知ることにより、価値観のズレを認識することができます。もちろん、価値観は人それぞれですが、AIの学習に反映されるのは多数派のアノテーションかもしれません。その先に生まれる社会について、みなさんはどう考えますか?
ここでしか読めないオリジナルマンガを展示!
続いての作品は、先進国と発展途上国との立場の違いから生まれる問題や環境問題、働き方の問題をAI搭載の遠隔操作ロボットを通して浮き彫りにした『この星、空の下で』と、AIへの恋愛ともつかない不思議な感情をテーマにした『アイするということ』。ROBOTのシナリオ制作チーム「モノガタリラボ」が制作した、METoA Ginzaでしか見ることのできないオリジナルコンテンツです。ココロに響く物語を通じて、AI社会で起こりうる問題と向き合ってみましょう。
みんなの声でさらに広がる「マンガ×AI」の世界
2F出口には、マンガを読んだ感想やAI社会について思うことを自由に書き込める、みんなの声コーナーを設置。印象的なシーンや気になったコマにコメントを貼っていきましょう。実はこれ、「AI SPEC」のワークショップでも実施されている試みの一つ。みなさんのお声も、三菱電機のAI開発に反映されるかもしれません。
【3F】
AIやロボットが活躍する未来の世界を疑似体験
3Fでは、「コツコツ ワクワク 世界をよくする」をテーマに、体験型のコンテンツや三菱電機グループのさまざまな取り組みを展示。AIや遠隔操作ロボットで実現する未来の社会を、ひと足先にのぞいてみましょう。
AIの思考プロセスに沿って、事件の謎を解き明かす
AIの課題の一つは、判断の根拠がわからない「ブラックボックス問題」にあります。これを明らかするのが、推理ゲーム「探偵アイの事件簿」。物語の登場人物となって、3つの謎を解いていきましょう。すべてを解き明かしていくうちに、AIが何を考えて答えを出したのかを追体験でき、ナットクの結末を迎えられます。
このコンテンツは、AIの推論過程の見える化によって安全・安心なAI活用を目指す、三菱電機の取り組みから生まれたもの。関連する技術の紹介や開発者の思いも展示されています。
スマホでロボットを遠隔操作し、3つのミッションに挑戦!
高所や水中など、人が作業するのに困難な場所でも活躍してくれるロボット。3Fでは、その活動をスマホで遠隔操作する体験を楽しめます。ここで挑戦するのは、海岸、ゴミ山、山岳地帯を舞台とした3つのミッション。ステージごとに難易度が上がっていき、やり応えも十分です。ミッションクリアを目指しつつ、過酷な現場作業や労働力不足といった社会課題をロボットで解決する、未来の働き方を体験できます。
三菱電機グループのパーパスと最新情報を発信していきます
さまざまな社会課題の解決に向けて、「コツコツ ワクワク 世界をよくする」取り組みに邁進する三菱電機グループ。3Fの「Our Stories」コーナーでは、そんなグループ従業員15万人※のパーパスプロジェクトをご紹介しています。ここで取り上げられるのは、AIの安全活用を目指す研究者の思いやFC今治との地方創生プロジェクトなど、三菱電機グループの最前線を伝える「ひと」と「こと」。今後は、月面着陸と画像撮影に成功したSLIMプロジェクトの模様もお伝えしていく予定です。ぜひご期待ください!
※2023年3月31日時点 連結対象期末人員
「共創ライブ」や「from VOICE」もお楽しみください!
METoA Ginzaでは、展示コンテンツに関連したトークセッションやワークショップを楽しめる「共創ライブ」を開催しています。イベントの模様は、METoA Ginza公式サイト やYouTubeチャンネル でもご覧いただけます。
また、METoA Ginza公式サイト では、日常のちょっとした疑問から社会課題について考える記事コンテンツ「from VOICE 」を設置。気になる旬の話題やサステナブルアクションのヒントが盛りだくさんです。ゲストと共に課題解決のヒントを探る「TALKS with 」も大好評! ぜひ耳を傾けてみてください。
『この物語、あなたはどう読む? マンガ×AI展』
開催期間: 2023年12月6日(水) ~
2024.03.27
CLUB MITSUBISHI ELECTRICでは今後も引き続き、
METoA Ginzaの最新情報をご紹介していく予定です。
ぜひお楽しみに!