三菱ジャー炊飯器
活動レポート
稲の成長記録レポート
宮城県登米地区の専用水田で栽培をしている稲。
田植えから、収穫、そして、オリジナルブレンド米として完成するまでをレポートします。
田植えをした苗は成長を続け、8月に入ると茎から穂を出し、ついに可憐な花が咲き始めました。お米の花は、穂の先端から順に開花していきます。外に出る花びらがおしべで、穂の中にめしべが咲くのです。花が咲いているのは朝の2時間あまり。この短い間に受粉し、稲穂の中にお米を実らせるのです。「この開花時期はカメムシ対策が重要」と話す農家の木村さん。実ったばかりのお米はとても柔らかく、カメムシが好んで実の栄養分を吸い取ってしまうので、お米を守るための徹底した対策が必要なのです。
開花時期の穂の部分を"えい"と呼びます。
マメ知識
カメムシ対策1
カメムシの住みかをなくすため、草刈りは茎から穂が出る出穂(しゅっすい)の2週間前に終わらせます。
開花時に草刈りをすると、雑草の中にいたカメムシが稲穂のある水田に移動してしまうためです。
カメムシ対策2
穂が出揃った穂揃期にカメムシが一斉に田んぼに入ってきてしまうため、防虫薬を使ってカメムシを追い払います。
この水田ではすべての稲穂に目がしっかり行き届くよう、薬剤を手作業で散布しています。
カメムシに吸われるとお米が黒くなってしまいます。
草刈りとカメムシ対策を経て、開花の時期が過ぎると、いよいよ稲刈りの準備に入ります!